酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

いい歳こいてガンプラにハマる奴の気が知れない

2013-06-05 22:00:45 | のほほん日記系
タンクのお漏らしが治った。
結局、前回ハンダ付けした後にPOR15タンクシーラーで内部コーティング。
約1週間乾燥した後、組み上げてガソリン入れても今のところ漏れてこない。

タンクシーラーは1液性エポキシ塗料(というより樹脂接着剤^^;)なので、失敗すると極めて悪い状況に置かれることになる。
よって、私には珍しく慎重な行動。

まずは、シーラー注ぎ口にコボレ防止の養生。
100均ガムテープだが、マスキングテープよりいいだろうと浅はかな考え。
プロの塗装屋がガムテープを使わないのには理由があることを、その時は知る由もなかった。


これでもか、と完全に包んでしまう。
いくら付着しても大丈夫・・・なはずだった。

しかし、シーラーを流し込んでタンクをぐるぐるひっくり返している時・・・
『わーっ下から漏れてきたぁ』
ガソリンコックの穴も同じようにガムテープでふさいでいたのだが、エポキシの溶剤(おそらくアセトン系)が難なくガムテープの粘着剤を溶かし、ガムテープそのものを分解していったのだ。
シーラーが漏れるのはかまわないが、タンクの外装を銀色に塗り替えていくのは困る。
あわてて、ビニール袋を剥ぎまくり、ガムテを追加して食い止める。
【だから、ガムテじゃダメなんだって
結局、漏れ漏れで床が汚れるのを避けるため道路上でタンクぐるぐる。
全体にいきわたったら穴のガムテをはがし、シーラーの缶に排出。
出てこなくなったのを見計らって、急いでパーツクリーナとティッシュでタンク拭き拭き。
手袋を3回も代えただろうか、それでも手で触った部分にシーラーの銀色が付くので最後はタンクを置いた状態で拭き取りの仕上げをしなければならなかった。


月曜日、仕事の講師をしたおかげで早帰り。
こんなチャンスはめったにないので、実家にタンクの様子を見に行く。

現在、小屋の床には銀色のシーラーが転々と固まっている。
気づかず肘に付いた銀色はどんなに擦っても3日間は取れなかった。
大騒ぎだったが、肝心のタンクのコーティングはバッチリ。

〔こんな感じ:資料映像〕
穴から覗いても、完全にサビは覆われており、溶接部の溝も完全にシーラーで埋まっていた。
『これで完全にサビからは開放されるな』

タンクの穴がふさがれば、組み立ててとりあえず乗ってみる。
キーON! セルON!
〔ちっ・・・・〕
『あり?バッテリー不足? そりゃセルボタンPUSH!』
〔ちっ・・・・〕
セルが壊れた
しかし、あっちを治せばこっちが壊れ・・・
仕方ないのでキックで1発起動。

実家から漁港経由、農道SS(スペシャルステージ)だ。
途中、後部カウルに羽が付いたピンクメタリックのヘッドライトが異様に高い位置の400ccバイクを発見。
20年前にたくさん生息していた、爆音なのに〔妙にゆっくり〕走ってる暴走バイク。
絶滅危惧種Ⅱのアンチャンが振り返ったその瞬間『ひゅん』と追い抜いた。
急に追ってくるのをミラーで確認したが、楽勝でさっさと逃げ切り。
小屋にバイクを置き、ふと思い立ってセルボタンを押してみると。
〔キュル、ぶぃぃ~ん〕
なんのこっちゃ、走った振動で治っちまった。

バイク復旧の危機を乗り越え、一安心。
今日は、平日の夜というのにこんなことしてる。

完全にオトナのプラモデルだな、こりゃ。