研修2日目。なんとか居眠りせずに全部聞けた。夕方の新幹線で帰福。
今回の出張もまぁこの先何かプラスになることもあるだろう。そう前向きに考えるしかないわな。
帰りの道中でエラリー・クイーンの「オランダ靴の謎」を読み終えた。前にも書いたが、エラリー・クイーンは手がかりを全て提供した時点で区切ってあるので、そこで自分なりに推理を楽しむことができる。今回もたっぷり2週間ぐらい考えた。そして結果はというと、このところエラリー・クイーンに3連勝だったが今回は完全に負けてしまった。犯人もトリックもワシの推理とは全く違った。だが真相に無理がないので「なるほど、そういう手もあったか。もっとよく考えればわかるようになってたんだな」と潔く敗北を認めることができた。このフェアプレーがエラリー・クイーンの最大の魅力だ。だからまた次の作品に挑戦してみたくなるんだな。
本格推理は読者に謎解きを楽しませて、「よく考えればわかる」というものにしなければならないとワシは思う。時には作者が勝ち、時には読者が勝つ。そういうものであってこそ推理小説なのではないだろうか。
「幕の内」
唯一の 美味は帰りの 幕の内
蔵
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