万月の夜

あるラーメン屋さんから電話がかかってきてパソコンのメンテナンスを頼まれたので行って来た。まずいラーメン屋ならなんかやる気ないなと思ってたが、今度載せようかなと思ってたラーメン屋だったのでホッとした。しかも大将がすごい面白い人でえらい会話が弾んだ。
　

大将：	「あんた、すごい車乗りよるねー。なんかＩＴ企業の社長って感じやね」
ワシ：	「いえいえ、あれは中古で安いんです」
大将：	「あんたたちの商売は儲かるやろ？」
ワシ：	「そう思う人が多いんで同業者がどんどん増えますけどつぶれるのも多いですよ」
大将：	「ふーん。わたしらみたいなパソコンのことわからんもんは多いけん儲かりそうなもんやけどね」
ワシ：	「大将はラーメン屋始めて長いんですか？」
大将：	「長いねぇ。でもこの商売きついばい。朝8時から夜10時まで働いとるけね。年取ったら体がもてんよ」
ワシ：	「私、大将のラーメン2回くらい食べに来たんですよ」
大将：	「あらそうね、ありがとうございます」
ワシ：	「大将のラーメンおいしいですよね。私はみんなが行列する○○とかは気持ち悪くて食べれんです」
大将：	「あー、○○やろ？あそこはね、◇◇◇◇をこんなに入れるとよ。それとか△△はね、□□をこういうふうにして作るけん、後味がものすご悪いと。ものすご体によくないと」
ワシ：	「えー！そんなして作ってるんですか？うぇ～気持ち悪！」
大将：	「ただね、テレビに出たりとか、宣伝がうまいけんみんなそれにだまされるとよ」

　
さすがおいしいお店の大将はわかってある。それにしても仕事に来たのにえらい楽しい時間になった。大将にも気に入られて「もうあんたんとこにしか頼まんけん、またよろしくお願いします」て言われた。その言葉は何ものにも代えがたい・・・。
　
午後は「マツノデザイン店舗建築」のセガールしゃちょーとせっせとプレゼン資料作り。そして帰宅してからはデスクワーク。
　
夜は「ヘアーショップ ムーヴ」の社長とワカガシーラ坂本さんとＭ崎さんと「万月」に飲みに行った。4人してワイワイ話しながらビールやら焼酎やらかなり飲んだ。社長とＭ崎さんとはゆっくり話したことがなかったからすごい楽しかった。8時前から飲み始めて閉店の12時までいた。後半は社長が酔っ払った勢いか、料理をどんどん頼み始めた。メニューをじーっと見て「これどんなやろう？食べてみたいね」と指差すのを見ると一皿3,000円とか書いてあるし！既にワシらは超腹いっぱい状態なので坂本さんが「社長、それもっと腹減ってる時に食べましょう」と社長を説得してた。そうでなくても次から次に料理出てきて死ぬほど食ったし、焼酎は新しくキープしたやつがその場であいてしまった。そしてまた新しいのをキープした。ちなみにその焼酎には「move 神宮」と書いてある。ワシも飲んでいいわけやね。その横に坂本さんが「イェ～」とか書いてた。よくわからんけど。
美容業界の話をいろいろ聞いた。「株式会社インプレッシヴ」の深部を探ることができた。フッフッフ。でもワシも結構しゃべったな。Ｍ崎さんは天草の出身らしい。天草いいとこやね。でも話してるとやはりナマリが出ててかわいかった。おしゃれの最前線を行く職場で天草なまりというのもちょっと面白いかもしれない。
　　
標準　　：けー（→）　たい（→）　でん（↑）　わ（→）
Ｍ崎さん：けー（→）　たい（↑）　でん（→）　わ（↑）
　
わかるかな？このイントネーション。
　

「千鳥足」
　
街頭か
月の明かりか
千鳥足
　
蔵