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バイエルン・ミュンヘンとマルク・ファン・ボメルを応援しています

Arjen bedankt

2017-10-19 01:24:54 | オランダ代表

というわけで、先日、W杯予選最終戦、スウェーデン戦に勝利した後、オランダ代表からの引退を表明したロッベンであります。

ブラジルW杯の準決勝、アルゼンチンに敗れた時大泣きしていた息子ちゃんも大きくなりました。
今回は涙はなく、笑顔で登場です。
家族を呼んでいたということは、そのつもりだったんでしょうね…。パパの最後のオランイェの試合だから見に来てね、という。

 

「♪Arjen Robben♪Arjen Robben♪」 (←?よく聞こえなかったけど…)
感動した!お客さんもわかってたんでしょうね…

オランダはこれで2016EUROに続いて2018W杯も逃してしまいました。
アタシゃいつまで2014W杯の想い出で食いつないで行かねばならんのか…。

それでも、ロッベン個人だけ見れば、最後と決めていた代表戦に2ゴールでチームを勝利に導き、自ら有終の美を飾ったことは素晴らしいことだと思います。しかもキャプテン。
本人がさばさばしてたので、爽やかな気持ちで送ることができますよ。

 

03年にA代表デビューしてから14年。
アドフォカートでデビューしてアドフォカートで引退。何か不思議な宿命を感じる…
というより、選手のみならず監督の新陳代謝が進まないオランダ代表の問題を改めて感じて、ちょっとトホホな気持ちになります…。
じゃなくて。
14年間変わらず唯一無二の不可欠な選手として君臨し続け、代表キャリアを全うできたことは、本当に凄い素晴らしいことだと思います。
自分から引退宣言出来る選手もそうそういないですしね…。いつの間にかフェイドアウトする選手が大半でしょう。

私がロッベンという選手を初めて知ったのは04EUROでした。
詳しいシチュエーションは忘れてしまいましたが、(たぶん)現在とは逆の左サイドを疾風の如く駆け抜けるそのスピードに「すげー!」と衝撃を受けたのを覚えてます。
当時ドイツはグループリーグで1勝もできず大会から敗退することになるのですが、同組だったオランダはにっくきライバルでした。ドイツ戦でゴールを決めたファンニステルローイにイラッとしました。(西ドイツ時代からのオランダとの因縁は、ニワカの自分にはあまり関係ありません)
ワタシにはドイツしかカーンしかいない、と思っていたのに、その後、ファンボメルに心奪われオランダ代表も応援するようになり、そこにロッベンも加わって、この日を迎えることになろうとは、13年前は想像だにしませんでしたよ。

96試合、37ゴール。(あと4試合で100キャプだった…惜しい)
思い出に残るシーンはいろいろありましょうが、ワタシがにわかに思い出すのは、14年W杯スペイン戦で、セルヒオ・ラモスを高速ドリブルでぶっちぎってから決めたゴールです。
ゴールそのものもロッベンらしくて素敵でしたし、何よりも。
4年前の決勝戦からずっと背負っていた重い重いものをようやく下ろすことが出来た、報われた、という意味で、感動的なゴールでした。


何度でも貼る!

Bedankt, Arjen !
14年間ありがとう!お疲れさま!