花の色は

今もアイドルといって良いのかどうかわからないけれど、某男性アイドルがテレビに出ているのを見た。
彼は今はもう30歳を過ぎているのだが、見た瞬間○○に似ているナと思い、もう一度見直して本人だと気づくほど雰囲気が変わっていた。
特にファンというのではないけれど、10代でデビューした彼は男前というよりも綺麗で儚げで、男性アイドルもここに極まれり、とまで思ったのだったが、この変貌は。
今も綺麗な顔をしているし、カッコいいいのだけれど、色々あったのねと、しみじみ感慨深く思うほど変わっているように見えた。
それは一言で言うと、輝きがなくなったということかもしれない。
キラキラしたものが、なくなってしまっていた。
男女問わずアイドルという商売もツラいよね、と思う。
人間の顔というのは美醜に関わらず、ある年齢を越えると何かしらその人の生きざまが表れるような気がする。
それはアイドルに限らず政治家でも一般人でも、そう思うのです。

ソウイウオマエハドナイヤネン。

はい、年相応に変貌しております。
まぁまぁそれはおいといて。

一度輝きを失っても、年をとってまた輝き出す人もいるし、こればかりは誰にもわからないけれど、再び輝いて欲しいなぁ、と思ったのでありました。

泉屋のクッキー

水木しげる先生の「よく食べ、よく寝て、よく生きる」(文春文庫)を読んでいると、まぁ美味しそうなものが次から次へと沢山でてきます。
例によっておやすみ文庫なので、寝る前の至福の読書なのですが、お腹が空いて眠気が吹っ飛んで困ります。
あんぱん、バナナから始まって、すき焼き、ロールキャベツ、冷麺、ウナギ、牛ヒレステーキと、ますます眠れなくなってしまうので、もう閉じて寝よう、と何度も思うのですが、次は何が？ と気になってとうとう最後まで読んでしまいました。
中でも気になったのが、「泉屋のクッキー」。
娘の悦子さんが子どもの頃、水木先生は「日本一うまいクッキー」と言っていたそうで、巻頭にも泉屋のクッキーでお茶をしている水木三兄弟の写真が載っておりまして、これはもう何としても手に入れて食べたいと思い、とうとう買ってしまいました。
しかし買ってはや10日が経ってしまいましたが、まだ食べていません。
やっぱりね、休みの日の心静かな昼下がりなんかに、ゆったり心豊かに食べたいじゃないですか。
にらみ鯛ならぬにらみクッキー。
今週末には食べることが出来るでしょうか。

初夏の日差し

山や海へ行かなくても、家から外へ出るだけで、なんて気持ちが良いのかしら。
風はそよそよ、花はユラユラ、鳥が歌い、日差しは明るく柔らかい。
動いてちょっと汗ばんでも、そよ風が吹いて涼しい木陰。
夕方スーパーへ行くと、母の日のカーネーションは花束も鉢植えも、かなり売れ残っておりました。
そういう私も花は買わず、夏物の服と和菓子をプレゼント。
帰る頃には、和菓子を食べたことも忘れている母でありましたが。
花の方が良かったかしらん。
でも気に入らなければ捨てられてしまうので、消えものの方が良いと思ったのです。
そんな母の日でありました。

１ヶ月ほど前は桜のトンネルだった並木道。
夏へと続く道のようであります。

ほぉ～！

朝はまだ降っていた雨も上がり、午後からは日が差してきたので、新開地音楽祭へ行って来ました。

湊川公園のメインステージの他に新開地商店街アーケードの中や地下街にも全部で大小10箇所ものステージがあり、プロから公募のアマチュアバンドまでロックあり、ジャズあり、ブルース、ソウル、ファンク、ポップスと何でもアリの、新開地の町全体がありとあらゆる音に溢れている！

そして公園内にはフリーマーケットや屋台がぐるりと出店しており、お年寄りからチビッ子まで、老若男女で賑わっておりました。
カップルや家族連れ、わんこ連れやバンドのファンの女の子達にゲイカップルと、それはもう大盛況の盛り上がりでしたが、その中にいた、かなりなお年の髪の毛をエメラルドグリーンに染めたおばあちゃまが１人でビール片手にビートに合わせて気持ち良さげに身体を揺らしているのがカッコ良かった。
煙草もプカプカされており、やっぱり神戸のおばあちゃまはハイカラやわ、私もあんなおばあちゃんになりたい！
と思ったのでした。

そしてビックリしたのが出演していたバンドの中に、なんと病院の先生がいたこと。
午前中、病院へ行った時に「院長先生は今日はお休みで」とのことで、まさかこのためでしたか。ほぅほぅ。
ナイショにと仰っていましたが、弱味をひとつ握ったわ。
力強いツーバスが、なかなか良かったですわよ。
そんなほっと一息ついた土曜の午後でありました。

湊川公園と言えば楠公さん。
これは大楠公殉節600年祭があった昭和10年に建てられた楠木正成の銅像であります。
区役所新庁舎建設で移転予定だそうですが、楠公さんのいない湊川公園なんていや～ん！

へッ

ようやく週末。
この１週間は長かった。労働時間が。
１週間は7日間で、1日は24時間なのは変わらない。

コノオバハン、ナニヲユウテンネン。
アタマオカシイントチャウカ。

おかしくなりかけているかもしれない。
今日も今日とて実家へ行き、ご飯を食べさせ薬も飲ませ、さぁ血圧を計ろうと血圧計を出すと、コンセントに繋ぐアダプターが入っていない。
昨日まで確かにあり、ちゃんとケースに一緒に入れて帰ったのに。
アダプターを探していると、訊いてもないのに「私はそんな所(血圧計のケース)開けたこともないし、何もしていないからわからない」
母は何故か、血圧を計られるのがイヤらしい。
前々から毎日なんでこんなことをされるのか、と文句を言っておりました。
でもね、内科の先生から毎日計って記録する血圧手帳を渡されて、受診の度に持参するように言われているので仕方ないのよ。
私もしたくてしている訳じゃなし。

もう何も言う気にならず、淡々とやるべきことをやって帰って来ました。
まだまだ修行は続きそうです。
毎日何かに試されているような気がする。
試したかったら、いくらでもお試し下され。
介護ブログは今日で終わりです。
書くだけでも、思い出して疲れることが良くわかりました。