話せばわかる蚊？

実家で夜、布団を敷いていると、目の前をプゥ～ンと小さな羽虫が儚く飛行して行きました。
子供の頃、蚊を見るとすかさずその行方を目で追って、狙いを定めてバチンッと両手で仕留め、見て見て～、と得意気に見せていました。
大人になった今は、子供とはいえ、なんと無慈悲なことであったかと深く反省しております。

そんな大人な私は、飛んでゆく蚊に向かって「血は吸ってもいいけど、寝てる時に耳元でプゥ～ンだけは勘弁してね」と言いました。
夜中、母の声で目覚めることはありましたが、蚊の羽音で目覚めることはありませんでした。

朝、両手首に蚊に刺された跡が左右対象にブヨンと大きく腫れていました。
ヤブ蚊だったのか！
しかし不思議なことに、いつもならかなり長引く痒みも腫れも、短時間のうちにすっかりひいていました。
こんなことを書くと、また頭のオカシイおばはんと言われそうですが、言葉が通じたのだと思っております。