中野笑理子のブログ

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ショックな出来事

2019年08月29日 | 日記
会社からの帰り道、いつものごとく母の入院する病院へ向かう途中の電車の乗り換えの時にリュックのファスナーがちょっと開いていて、今思うと多分その時だったと思うのです。
でもその時はまさか何かを落としているとは思わず、ファスナーを閉めながら乗り換えの電車に慌ただしく乗り込んだのでした。

家に帰ってリュックの中を改めてみると、小銭入れがナイ。
落ち着いて中身を全部出して見ましたが、やっぱりナイ。
乗り換えた駅に電話をしてみましたが、落とし物の届けもナイ。

小銭入れなので金額的にはたいした額は入っていませんでしたが、取れたカーディガンのボタンを入れていました。
銀製のちょっと凝ったボタンでした。
あちゃーと思うと同時に、落としたことに全く気づかなかったことや初めて財布を落とした、ということにショックがじわじわと湧いてきました。

親切な駅員さんは「もしかしたらこの後に誰かが届けて来るかもしれませんからね、明日10時以降に落とし物センターにもう一度確認してみて下さい」と言ってくれたけれど、ショックのあまり何故だかもう出てこない気さえしてきました。

何年も使ってかなり草臥れた感のある小銭入れでしたが、色も手のひらサイズの大きさもデザインも、とても気に入っていたのです。
そして同じものはもう売っていない。
何年か前にスペアを買っておこうと見に行ったのですが、そのブランド自体が撤退してしまって販売していなかったのです。

物を失くした時は身代わりになってくれたと思いなさい、と聞いたことがあります。
身代わりになってくれたのだと思って諦めるしかありませんが、しばらくはしょんぼりしてしまいそうです。
ショボン……。


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