リモートワークと出勤が一日おきの生活になって激減したもの、それは歩行数です。
家の中でもそれなりにチョコマカ歩いてはいるけれど、通勤の往復だけで5000歩近くある日と比べるとカウントがグッと減ってしまいました。
なので休みの今日は自転車ではなく徒歩で、散歩を兼ねて買い物に行ってきました。
沈丁花や木蓮の花は終わってしまったけれど、また違う花が咲き始めていて人の動きやモノやお金は止まっても季節は刻々と移ろいでいることがよくわかりました。
花から花へ飛び回る大きな黒揚羽と小さなシジミ蝶を見てふと、昔家から遠く離れた大阪の端っこの方にあった「花と蝶」という喫茶店を思い出しました。
元はお風呂屋さんだったというかなり広い店内は純喫茶なのにナイトクラブのようにゴージャスな内装で、ビロードのソファーとお風呂屋さん時代の名残の浴槽の縁が残った不思議な空間でありました。
地元の人は略して「花蝶」と言い、当時まだ小娘だった私達も生意気に「花蝶行こう！」などと言っておりました。
そんなことを思い出してしまった花の小道。
調べてみると「花と蝶」は、ずいぶん前に閉店してしまっていたのでありました。