中野笑理子のブログ

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生血

2013年07月20日 | 日記
勤務先の周辺は猫が多い。 
飼い猫、野良猫、外猫など。
飼い猫とは飼い主のいる猫で、終始家の中で飼われている猫。会社周辺に限定していうと散歩時の犬のようにリードに繋がれている猫をさす。リード付きで犬のように散歩している猫もいる。
野良猫とは飼い主を持たない猫、元飼い猫で外猫になって野良猫化した猫もいる。
外猫とは飼い主はいるけれど、リードに繋がれてはいず自由に家と外を出入りすることができる猫。
野良猫から飼い猫になって、外猫になって野良猫に戻る猫もいる。
そして今、会社で仕事をしていると朝からミャ~ミャ~と仔猫の鳴き声がひっきりなしに聞こえる。
ナォ~という恋猫の声や、フーッ、ギャーッという威嚇の声など。
とにかく猫が多い。昔は野良犬や外犬もいたが、犬に関していうと今は散歩する飼い犬しか見ない。
自動車に轢かれている猫もよく見る。生まれて3、4ヶ月頃の仔猫が一番多い。外に出るのが楽しくってしょうがないといった頃である。なので通じているかどうかはわからないけれど、猫を見るとまず「車には気を付けてね」「道路に出たらあかんよ」と言っている。
仕事を終え会社を出た途端、物凄い声を聞いた。
ゥナァァァァ~!白黒の猫が黒猫を威嚇しているのであった。
黒猫も負けずに唸っているが、声量・形相ともに白黒のほうが恐ろしさが勝っている。
人間が近くに来たので黒猫は人間と白黒の両方に焦っているが、白黒の方は人間の私なんか歯牙にもかけず黒猫への威嚇一本である。黒猫危うし!
と、コンクリートの上、草の上、土の上に点々と血が落ちているではないか。
真っ黒で気づかなかったけれど、よく見ると黒猫の左腕から血が出ているのであった。
これ以上怪我すると黒猫が危ないのではと心配になった私は、とっさに二匹の間に割って入った。白黒に飛びかかってこられそうでちょっと怖かったが。
黒猫は離れていって木陰でしきりに左腕を舐めていた。白黒は物凄い形相で私を睨んでいたが、私も勇気を出して睨み返した。
実は家で飼っている黒猫は、この近くで拾って連れて帰った猫である。今日怪我をしていた猫は、きっと家の猫の親戚ではないだろうか。今は黒猫の怪我が治ることを祈るのみである。

二匹の間に割って入る時のBGM♪けんかをやめて 竹内まりや♪