北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

羊蹄山 山開き

2011年06月11日 | 楽しみ
 羊蹄山登山者安全祈願祭、遭難者慰霊祭 そして 羊蹄山ひらふ登山コース開き・半月湖開き が行われました。

 安全祈願祭の前に慰霊碑の除幕式が行われました。





 羊蹄と共に
   羊蹄と共に
   眠る御霊よ安らかに
   羊蹄と共に
   生きる我らに明日への力を
   願いをこめて


 羊蹄山で亡くなられた19人の方々のご冥福をお祈りすると共に登山者の安全が祈願され、山開きの式典が行われました。



 昨年応急補強工事が行なわれた避難小屋の新築計画が進んでおり、今年、設計が行われ、来年工事が行なわれる予定だそうです。
大きさが少し小さくなるようですが、登山者の安全を守る小屋ですので、頑丈なものを作ってもらいたいものです。

 神事の後、羊蹄太鼓の演奏や名物の「金剛力鍋」が振舞われました。







 今年は2年振りに登りたいな。

羊蹄山麓塾 「日本百年の再生戦略」

2011年06月09日 | まちづくり
 第24回羊蹄山麓塾が開塾されました。約8ヶ月振りとなります。北広島、大沼など道内各地の塾からも塾生が駆けつけてきています。

 月尾嘉男塾長による「日本百年の再生戦略」講演です。



 日本がどんどん世界の先陣から脱落してきている。人口が減り、経済が減速してきている。技術開発を怠ったツケがきている。
今、多様な社会が求められており、集中から分散。経済力イコール幸福度が高いわけではなく、多様な生活ができる社会が求められてきている。

 今回の原発事故もそうなのでしょう。一箇所で作った電気を皆で使っている。そこでの事故が電源不足となって現れている。工場の集約化もそこがトラブルと経済、流通が麻痺してしまう。効率を求めた結果がダメージを大きくしている。電気も発電を多様なものを分散することでリスクを低減することができるのだろう。
東京一極。札幌一極の時代は終わり、本当に地方が見直される時代になってきたのだろう。

 そんなことを考えさせられた講演会でした。

三島さん家の芝桜

2011年06月08日 | 景色
 旭ヶ丘公園の側の三島さん宅の芝桜が満開です。

 町の名所と言ってもよく。町内や町外から多くの方が花見に来ています。新聞でも毎年記事になっています。







 平日でしたのでゆっくり見させていただきました。役場を退職された弟の三島さんも一緒に育てており、話を聞くことができました。
雑草なんか気にしていないといっていました。数年前、視察に行った芝桜で有名な滝ノ上では、町をあげて管理を行っている話を聞いていたので、本当に楽しんで育てているんだなと関心してしまいました。
お庭を自由に開放してくれているのに、「自販機はないのか?」「トイレを貸して」といった我が儘な見学者もいるようです。

 町営スキー場の旭ヶ丘公園の芝桜も見ごろになってきています。
数年前までは千歳空港に看板が掛けられていた芝桜でしたが、雑草にやられて芝桜まつりも中止になった公園の芝桜ですが、大分見頃になって来ています。
町の予算を使うことに反対の声があり、一部しか復活できませんでしたが、綺麗な芝桜になって来ています。


H23年 第2回定例議会 ①

2011年06月06日 | まちづくり
 平成23年第2回定例議会が開会しました。

 議長が新しくなり新体制の議会。理事者側も課体制から部体制に組織改革が行われ、お互いに新しい中での最初の定例会です。
町長のサポート役の説明員も新課長や移動があった課長などそれぞれ気分も一新といったところなのでしょうか。



町長からの行政報告
 平成22年度の一般会計と特別会計が5月31日に出納閉鎖になりましたので、各会計の決算見込みが報告されました。特に金額が目立つものでは、

・一般会計 +3億3081万円(翌年度繰越財源を引いた金額) 
・国民健康保険事業特別会計 -1億6945万円

となっており、一般会計は黒字、国保会計は2年連続の赤字決算です。
国保の赤字金額は、23年度の予算を繰り上げて穴埋めしています(繰上充用金)。

報告事項
 報告事項が5件ありました。
平成22年度の冬に組まれた補正予算の内、冬のため執行できなくて次年度に繰り越して行われる事業費(繰越明許費)。
・一般会計 1億2958万円(12件)
 福祉施設の建設費助成金6000万円(国の補助金)、ニセコヒラフスキー場の「ひらふ坂」の電線無柱化に伴う設計業務や小中学校や町の図書室・絵本館の図書システム導入事業や南9条団地の屋根裏断熱改修事業などが予定されています。
 公共下水道事業特別会計や水道事業会計も「ひらふ坂」に関する事業費が繰り越されました。

・町の事業などに関する情報公開の請求は0件。

・倶知安町土地開発公社の決算と予算については、事業を行っていないので法人税と利息のみの動きしかありません(5万4253円)。
今年度も計画している事業はないので、5万円程度の動きとなります。総務常任委員会で公社存続の意義を問いましたが、新幹線がらみの再開発などもしもに備えて存続させているとのことですが、無意味な感じがします。

以上で初日の本会議が終了しました。
再開は13日からで各議員による一般質問が行われます。質問の締切りは8日の正午までとなっています。4人の新議員さんの登場や原発事故関連で活発な質問が行われる予感がします。


グリーンシード21(H23)6月総会

2011年06月04日 | まちづくり
 4月の統一地方選挙後のグリーンシード21の平成23年度の総会が札幌で開催されました。
選挙後とあって、前期から引続き継続の方、今回復活当選された方、惜しくも当選に届かなかった方、新規当選の方など36名の出席がありました。



 総会ですので昨年の事業や決算報告、そして今年度の事業計画の予算案が承認されました。また、役員の任期が1年ですので、毎年、改選なのですが、昨年大幅な役員改選があったので、体調の悪い方を除いて皆さんが留任となりました。
引続き南幌町の石川代表を筆頭に活動が始まります。

 何時もですと講師の方を招いての勉強会が行われるのですが、今回はこの選挙を通して会員の皆さんの活動報告会が行われました。
それぞれの選挙の戦い方は非常にためになります。組織に頼らず家族や知人のみの選挙活動を行った方が多くいらっしゃいます。選挙費用851円の方もおります。従来型の選挙ではなく、政策や思いを訴えて当選を果たしています。
また、家族だけで選挙期間の5日間だけ、街頭演説や個人演説会のみの方もいらっしゃいました。
従来型で戦った私としては、この4年間、皆さんの話をきちんと学習していなかったと大いに反省をし、次(?)に繋げていかなければとしみじみと感じました。

 また、今回は30代の新人の方が多く会に入会してくれました。わが町からも1名入会してくれましたし、羊蹄山麓から他に3名ほど入会されました。
ユニークな方もおり、スローライフを求めて昨年の秋に移住した方も議員になられて当選をしています。

 また新たな気持ちで大いに勉強させていただきたいと思います。

2011 真夏のくっちゃん雪ダルマ

2011年06月03日 | まちづくり
 くっちゃん21雪ダルマの会 主催の「真夏のくっちゃん雪ダルマ」
2011年開催の日程が決まりました。
昨年に引き続き、札幌市の北海道庁赤レンガ庁舎前広場で7月3日(日)に行われます。
また、地元倶知安町でも8月6日(土)の「くっちゃんじゃが祭り」のお祭り広場に雪ダルマが登場します。



 2回目となる札幌での開催。さらにバージョンアップしてくっちゃん・ニセコを盛り上げるよう準備をしていますよ。


昨年の様子




泊原発

2011年06月02日 | 思い
 後志地方議員連絡協議会の研修に参加し、北海道電力泊原子力発電所を視察してきた。後志管内選出の北海道議会議員3名と市町村議員27名が参加したそうだ。


    構内は写真撮影禁止のため、パンフレットの写真

 セキュリティが厳しく、いたる所でチェックを受ける。構内では、携帯電話やデジカメなどの携帯が禁止され、金属類も持ち込み禁止であった。

 まず、北海道電力の幹部の方より原子力発電の概要(仕組みや基本的なこと)のレクチャーを受け、その後、構内を視察した。



 中央操作室など見学者ルートで3号機の内部を見学し、使用済み燃料プールも見せてもらった。職員の方々は淡々と仕事をしているようであった。
標高31m地点には、今回追加導入した「移動発電機車(3200kw)」も待機していた。また、水中ポンプやホースを積んだ車も待機していた。しかし、今回の福島に対応する急ごしらえのようでリース車であった。
現在、構内に車庫や倉庫を建設中で、常設の機器の導入が予定されているようである。
想定外の対応に向けた対策が進められているようである。

 わが町は、泊原子力発電所から24kmほどの地点。今まで、町民に対する説明や防災訓練等もない。ほとんど無関心であったと言ってよい。現在10km圏外の町村で北海道や北海道電力に対して要望書を出しているが、住民のためにきちんとした防災対策を考えなければならない。
 人間のやることで絶対や完全なんてない。
子どもたちのためにも、きちんとしなければいけないと思う。