北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

北海道新幹線 札幌延伸

2009年12月12日 | まちづくり
 倶知安町議会の総務常任委員会に北海道第四区選出の鉢呂衆議院議員が参考人として招致され、北海道新幹線の札幌延伸についての情報提供があるとのことで、傍聴してきました。



 いち町議会の委員会に、国会議員の代議士先生が参考人として出席を依頼されるなんてことは、前代未聞のことと思います。
委員会に所属している議員の他、多数の議員や町からは町長・副町長、担当課長をはじめ、町内の新幹線札幌延伸期成会の皆さんや関心のある町民の方が多数傍聴に来られていました。
TVカメラも入って、平成20年のニセコヒラフスキー場周辺の景観条例制定時以来の関心の高さを感じました。比べるのも気が引けますが、当然のことです。
 自民党政権の昨年末には、政府・与党WGでは、今年の年末には北海道新幹線の札幌-長万部間の許可に向けた合意が形成されていました。ところが、8月に民主党の新政権が誕生し、前政権の合意が撤回され新幹線の新規着工が白紙にされ、事業仕分けにおいては、新幹線の調査費が含まれている事業も長万部周辺の調査費を削除したものが何とかOKが出たようです。
 北海道選出の民主党議員団も前原国交相に新幹線着工を求める地域の声を伝えてくれていますが、「コンクリートから人へ」舵を切ろうとしている国の方針もあり、先が見えない不透明な状況の中、鉢呂代議士の話を聞くことになったようです。
 民主党整備新幹線を推進する議員の会の副代表である鉢呂代議士は、新幹線の札幌延伸の重要性や必要性を説明してくれましたが、財源問題が最大のネックになっているとのことでした。また、15日に前原国交相が新幹線についての方針を発表する予定なので注目していてほしいとのことでした。
 その後、委員の質疑や委外議員や傍聴に来ている町民の方々から多数の質疑が出されました。
北海道新幹線は、函館まで来ますが札幌まで繋がっていないと投資効果は半減以下でしょう。札幌まで行ける事で津軽海峡を渡る意味があります。
新幹線を作ることが目的ではなく、人々が使う道具であることを理解して、判断してもらいたいものです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。