北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

第4回定例会

2008年12月08日 | まちづくり
 平成20年第4回定例会が開会されました。
18日までの11日間の会期です。
先議案件(早く決めたい議案)が2件あり、協同組合法に関する陳情については、経済建設常任委員会に付託となり、「倶知安町ふるさと応援寄附条例」の制定については、総務常任委員会に付託となりました。
 倶知安町ふるさと応援寄附条例は、今年地方税法の改正により「ふるさと納税」制度が創設され、ふるさとの町に寄附した場合、5千円を除いた残りの金額分を町民税を払ったと同じことになるという、ふるさとに寄附として応援しやすくなった制度をさらに目的を持った寄附にしてもらおうというものです。
今回提案されたのが、
①北海道新幹線倶知安駅及び駅周辺整備に関する事業
②環境・景観保全に関する事業
③国際観光リゾート地創出に関する事業
④「スキーの町」振興に関する事業
⑤使途の指定のない寄附(これは町長が使い道を考える)
の5通りのどれかを選んで寄附してもらおうと言うものです。
個人的には、何か、あまり夢のない事業でこれに使ってとなりづらい案だと思います。もと、夢のあることや文化に関することの提案がほしいと思うのですが・・・。
 付託になった大きな理由は、寄附をする人が自分で指定できる事業を追加してほしいということです。町に住んでいない人だけではなく、町民も自分の町を応援できる。こんなことに私の税金を使ってほしい。といった目的納税の道を作りたいといったことだと思います。自分の税金の使われ方が分る新しい試みです。大きな金額が動けば、税制の根幹を揺るがすかもしれません。まあ、町の予算を左右するほどの大口の寄附はないと思うので大丈夫でしょうけれど。
そんなことで、委員会の中で審議されて議論されることになりました。