北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

グリーンシード21研究会

2008年12月06日 | まちづくり
 グリーンシード21の研究会&忘年会が札幌で行われました。
 定期講演の前にメンバーの活動報告が行われるのですが、別の会議が延長してしまったので遅刻をしてしまい聞くことができなかったのですが、喜茂別の菅原町長は、留寿都村との合併の話をしてくれたと思います。また、特別参加の倶知安町のシーニックバイウェイの活動を行っているNPO法人WAOの古谷理事長は、羊蹄山麓のエキノコックス駆除活動のお話をしてくれたと思います。聞けなくて残念でありました。



 今回の講演は、北海道農政事務所の網澤さんが「我が国における食糧問題の現状と課題」と題してお話してくれました。
現在の日本の食料自給率が約40%、北海道だけでみると200%と唯一100%を越えている地域です。この日本の食料自給率を50%にまず引き上げようと様々な取組みをしているとのことです。
耕作放棄されている未利用の農地を有効に活用する。農林水産業と商業や工業者と連携して新商品開発や販路の拡大を進める。小麦粉に対して米粉の利用を推進する。といった政策を進めているとのことです。
 メンバーからは、土地を活用するにも農業者(担い手)不足をどうするのか、他省庁と同じことを行っているのではないか、といった質問が出されましたが、明快な回答はなかなか難しいようです。
 しかし、食料自給率のUPは、どうしても実現しなくてはならない課題であります。