漁業の6次産業化第1号、坪内氏の講演を聴いてきました。
先ずはプロフィールから。。。
『 坪内知佳氏
㈱GHIBLI 代表取締役 商標(萩大島船団丸)
福井県出身。山口県萩市にある人口840人程度の小島
に単身渡り、60名あまりの漁師を束ね、漁業の流通革命を起こそうとしている若きリーダーです。そのバイタリティあふれる行動と、気性の荒い漁師達との格闘はマスコミの題材として多々話題に上がっていますが、矛盾する漁業の仕組みを変えたい、萩の海を守りたい、わが子に日本の良さを残したいと純粋な想いでいっぱいで、まるで漁業界のジャンヌダルクの様です。
通常は農業の話題が主体の農楽マッチ勉強会ですが、理事長と同郷であり、漁業の6次産業化第1号でもある、坪内氏に遠方からお越し頂きます。とても、元気を頂けるお話になりますので、多数のご参加をお待ちしてます。』
養豚と漁業では畑違いですけど、同じ6次産業者としては聞かないわけにはいかんでしょ(>_<)
ま~しかし、バイタリティーに富んだ女性で、 「誰かがやってくれるのを、待っていられない」 ですって(^^)
どんな難しいシステムかと思いきや、仕組自体は簡単なんです。
漁師さんって、自分が家で食べる分は 「締める」 ということをきちんとやるんですけど、浜に上げる分(つまり、普通に流通にのる魚)は何にもしないんですって。
しかも、水揚げ後、4~8時間は常温にさらされているのがあたりまえ。鮮度が落ちるもの当たり前ですね・・・
でもね、それでも他地域に比べれば、萩の魚は評判が良かったらしいんです。
だったらね、きちんと 「締める」
ということをやって、処理も早くする。
「鮮魚BOX」というやり方を始めたそうです。
その魚を受け取った、東京のミシュランシェフは大喜びなわけですね!!!
ただし、問題が・・・
そもそも、一次産業者が昔からやってきた習慣を180度変えるのは大変だし、漁師さんの仕事はめっちゃ増える。。。お得意先に別のお得意先の鮮魚BOXを送ってしまうなどなど、漁師と坪内さんの喧嘩は絶えません(T_T)
坪内さん、漁師さんを連れて一路東京へ。
実際に、萩大島船団丸の魚を扱っている飲食店に出向き、漁師さんにその料理を見てもらってました。やっぱり、感動しますよね(^○^)
一次産業者の一番の問題は、気づきの機会が少ない、いや、全くないということでしょうか。
「命がけで捕ってきた魚というプライド」があるんなら、その食材がどのように扱われているのか知るべきでしょう。消費者の目の前に現れたとき、どんな反応をしてるのかという事を気にするか気にしないかでは、毎日の行動が変わってくるんですよね。
「本当の味」 を知った人というのは、またその味を求めるものなんです。その時に初めて、「世間から必要とされる」 存在になったといことを感じれるんです。
「50年後も存続するために、今何をするか」 は、たとえ 「ニッチであっても、人がいやがること」 をやり続ける根性でしょう。
「身一つ、声一つで世の中に足跡」 を残し、 「萩が変われば山口が変わる。山口が変われば日本が変わる。日本が変われば世界が変わる。」
「目の前にいる人を思いやり」ながら、自分から行動を起こしましょう!
「走ってるから、歩いてるから」失敗があるんです!「何もしてないと、なにも起こりません」よ!!!
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