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娘と交代で綴る わたしの暮らし日記

[講座紹介] 長谷川恵先生のスローフードなイタリアン

1059-10-07 | e’room 講座一覧

◇長谷川恵先生のスローフードなイタリアン◇

 長谷川恵先生のイタリア料理教室が、装いも新たに新スタート。イタリア直輸入のお料理の手法の数々を伝授いただく内容はそのままに、日本在来の食材やその生産者にスポットをあてていくシリーズ「スローフードなイタリアン」が始まりました。
 本講座では、長谷川先生がこだわりの食材を自らセレクトし、それをイタリア風スローフードとしてアレンジしてみます。
 第1回は、愛媛県大洲市河辺町・石岡氏の作るこだわりの原木栽培干し椎茸を使用したリゾットを紹介いただきます。

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■ごあいさつ - 講師のことば

 ~スローフードの考え方をイタリア料理に託して~

 「F1」という言葉を知っていますか。あのカーレースのことではありません。「種」のことです。「作りやすくて、ばらつきが無く、均一な物を確実に作る」ことができる「種」です。つまり、工業化によって作られた「種」で、それが故に収穫された物も、均一な味となります。
 こんな話もあります。ドレッシングを売るために野菜に味がついていては ダメということで、品種改良がなされているということ。こうした野菜が出回ると、在来の野菜が失われるばかりでなく、その他にも様々な問題が現れてきます。
 スローフードという1989年にイタリアで発足した運動は、現在NPO法人として 各国に支部も作られています。ここでは、食の取り巻く環境をお皿の中だけでなく、お皿の外の世界~作り手・産地・流通・・・といった事からも考え、見直し、社会に貢献するといった活動を行なっています。
 以前からイタリア料理に魅了され、その理由を知りたいと思っていた私は、 この運動を知り、このスローフードの考えこそがイタリア料理の美味しさの 源ではないかと感じて、現地に行くことを決めました。
 2002年と2005年の2回、レストラン研修や料理学校で学びました。売られている商品を目にし、風土を感じたりすることで、食環境の大切さの一面に触れることが出来たように思います。
「スローフードなイタリアン」では、今や貴重となっている在来の野菜や 食材を取り入れ、イタリア料理を通してスローフードを、一人でも多くの 人と味わえたらなあと思います。

■詳細

MENU例
・カジキマグロの前菜
・干ししいたけのリゾット
・ズコット風セミジェラート

[日程] 不定期で開催
[参加費] 2500円程度(その他、ワイン等ドリンク代実費)
[申込] 申込・キャンセル期限は1週間前まで
[募集人数] 3名以上で開催

■講師プロフィール

長谷川恵
若い頃に体調を崩した経験から、料理に興味を持つ。懐石料理、南仏料理などを学んだ後、「イタリアスローフード協会」の考え方に賛同し、現地イタリアにて約4ヶ月のレストラン修行を敢行。その後も定期的にイタリアに赴き、料理学校にて学びを重ねている。 『お料理のみならず丸ごとイタリアをお届けしたい!』 という熱い思いでイタリア料理に取り組んでいる。