ＧⅠ３連勝、成し遂げられず

 

　第６７回　朝日杯フューチュリティステークス　２番人気・１番人気の決着と云う、誰でも買える馬券。この決着では仕方が無い。

 

　あの１月号ページ。わたくしはサインだと見たが、サインと云うよりも露骨、そのままだった。６７ページ　

 

　　　２枠　４番　サンビスタ　　　　　デムーロ　　　角居厩舎　　優勝　

　　　８枠１５番　リオンディーズ　　　デムーロ　　　角居厩舎　　優勝

 

　まんま、同じジョッキー、同じ厩舎の優勝。サインと云うより露骨告知。

 

 

　わたくしは、圧倒的人気　６枠１１番　エアスピネル　武豊　この勝利は無く、２着であるとかなり早くから判断。その相手、凌ぐ１頭を探った。結果、この　１．５倍　１番人気　の相手。最もつまらない結果となった。わたくしも　１５番１１番　この押さえを考えたが、買わなかった。これでは素人馬券だ。

 

 

　そして、昨年の　第６６回　朝日杯ＦＳ　このある再現が画策されていることは察知したが、これが

 

 

　　去年　　１着　１枠　２番　ダノンプラチナ　　

　　　　　　２着　３枠　６番　アルマワイオリ　　

 

　これに対し、今年は１６頭立てでの逆番　

 

　　今年　　１着　８枠１５番　リオンディーズ　　大外から　２番目　

　　　　　　２着　６枠１１番　エアスピネル　　　大外から　６番目　

 

 

　これで決まった訳だ。もし　

 

　　　　　３枠　６番　ユウチェンジ　　　１０番人気　　４着　

 

　これが３着に残ってくれれば　３連複　７４８０円　これを納め取り、矛を収めてと云う処だったが、４着。３着は　７枠１３番　シャドウアプローチ　１１番人気　と云う結末だった。

 

 

　秋ＧⅠサイン馬はそのまま、８枠優勝で炸裂。そして、秋ＧⅠシステムは　ジェンティルドンナ・システムそのままの　枠連　６－８　だった。

 

 

　何故、今回、エリザベス女王杯をこれほどちらつかせるのか！　今年の　マリアライト　のレースと同じ　枠連　６－８　だったからだ。

 

 

　が、今回は飽くまで、有馬での爆発前、一般ファン向けの　１・２番人気穏当レース。最大の眼目は、圧倒的人気　武豊　のＪＲＡ全平地ＧⅠ完全制覇。これが惜しくも成し遂げられないことをファンに見せつけ、が、低配当で来週に気を持たせることだったのだろう。

 

　エアスピネル　これは勝たない。２着だよ。『優駿』１月号巻末編集後記。ここには、１０年前の有馬記念　ディープインパクト　が　ハーツクライ　に敗れ、圧倒的１番人気の武豊が２着に終わるレースを紹介していた。露骨に、勝たず、恐らくは２着に終わることの宣明だったのだ。

 

　ただ、考えられる中、武２着決着の中で、最もつまらない結末。つまらないと云うのは、この　１１番１５番　を大本線でどかんと買える材料が取り揃えられていたなら、この大本線に張り込むことも、それは可能だろう。が、今回はそのようなレースではなかった。

 

　ミルコへの傾斜も際立った今年だったが、最後の大一番が大人しく終わることはあるまい。

 

　残るは還暦を迎える来週　第６０回　有馬記念　この秋、今日が最も固い単勝だと見ていた一般ファンは数多だったろう。が、この信頼は覆された。その上での来週、年度最後のグランプリ。

 

　

 

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