覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

1992年のマーメイド

2015年06月16日 11時36分24秒 | Weblog
 
 今週には直接関わりの薄い、先週の終わった仕掛けなら、お話しても好い。
 
 
 土曜東京、次の2つのレースの配置が際立った。
 
  土曜東京 6R
 
   5枠 9番 ランベルティ 
   5枠10番 サルガッソ              和田正道厩舎 
 
   6枠11番 ニシノリコルディ     井上敏樹
   6枠12番 ワンパクチョウサン    蛯名正義  和田正道厩舎 
 
 
  土曜東京 9R
 
   6枠 9番 トライアゲイン      蛯名正義  和田正道厩舎
   6枠10番 ウェルブレッド      井上敏樹 
 
   7枠11番 マイケルチョウサン          和田正道厩舎
   7枠12番 ルー
   
 
 共に、同じ日、同じレースで、和田正道厩舎の2頭出し。そして、6枠の井上・蛯名同居が、一日に2つ。原則として、このような一日に2つ以上の同一騎手の同居枠を見つければ、先ずどちらかが馬券に絡む、と見るのが普通である。そして、この2つの6枠共に、不発、馬券にならず。6R 枠連 2-3 8R 枠連 3-5 で、上記の要素はスルーされた。
 
 何故か。
 
 
 翌日、和田正道厩舎は東京で5枠に1頭、阪神で6枠に1頭。結局、土日で7頭出走、内3頭が6枠配置で、総て馬券から外れた。
 
 これらを見渡し、日曜阪神メイン マーメイドステークス 同じ 6枠の蛯名 どう見たら良いのだろう? 単純に、これと決め付けるのは早計、根拠が弱い。
 
 が、ここで、昔、マーメイドで仰天したレース!がわたくしには思い当たり、調べ、確信した。遡る、
 
 
   1992年3月29日 第41回 スプリングステークス
 
   1着 1枠 1番 ミホノブルボン     小島貞博  戸山為夫厩舎
   2着 4枠 5番 マーメイドタバン    大塚    和田正道厩舎
 
 
 ここで、このマーメイドの週和田正道厩舎が繋がった。これ以降、皐月賞、ダービー、京都新聞杯を経て、菊花賞で三冠ならずの2着に敗れ去るまで、GⅠ3勝を含め連戦連勝。スーパーホースとして、世を熱狂させた、ミホノブルボン このクラシックの大本命が勝ちながら、2着がぎょっとする 13番人気 マーメイドタバン 馬連 54780円 と云う高配当をつけた、思い出のレースである。
 
 
 マーメイドの週、前日土曜、和田正道2頭出しの2つのレースで、共通の 6枠の蛯名枠、揃って不発。しかも原則破りの同一騎手同居の2つの6枠とも不発。
 
 翌日、マーメイドステークス当日にも、和田正道厩舎は阪神でただ1頭、6枠で出走不発。
 
 
 これで十分なお膳立てが整った、と読み取れる。そして、6枠12番 マリアライト 蛯名 1番人気 出馬表の別の要素からも、特に土曜の情報メールのタイトル通りの、あのイベントの仕掛けも6枠発射示唆。年間メインサイン・アイテムも、2つメインがある日、〇枠または6枠 この発射を示し、
 
 
  和田正道 マーメイドタバン   → 今年のマーメイド 絶好のサイン!
 
 
 こう使われることがひしひしと感じられた。
 
 無論、この6枠の蛯名マーメイド正道のサポートを得て、発射ならば、相手は ミホノブルボン これと同じ1枠。何度も申し上げているように、過去14年で13回の連動レースも 1枠 または 〇枠 発射を示し、様々の角度から、枠の 1-6 これが大本線での大勝負となる。
 
 
   第20回 マーメイドステークス   
 
   1着 1枠 2番 シャトーブランシュ         8番人気
   2着 6枠12番 マリアライト        蛯名  1番人気 
 
 
     枠連 1200円     馬連 3650円  
   
 
 
 調べると、次の歴史に出くわす。
 
 
   1789年6月14日 ケンタッキー州の牧師エライジャ・グレイヴ
              史上初めて、バーボンウイスキーを醸造
 
 
 唖然たる事実である。
 
 
    MIHONO BOURBON   ミホノブルボン 
 
    BOURBON WHISKY   バーボン・ウイスキー
 
 
 実に、仏革命に遡る1月前、アメリカの田舎ケンタッキーでは、坊さんがバーボン造りに成功、酔い痴れていたとは。永平寺や興福寺も見習うべきだ。吟醸「色即是空海」など、飲ってみたい。
 
 これはさて、JRA演出側が、バーボン初醸造の日、このバーボンから浮かぶミホノブルボンのレースの2着 マーメイドタバン から、今年6月14日のマーメイドステークスを案出、企画していたとは、何たる周到さか。終わっても、大概のファン、馬券を買った99%以上の方々は夢にも及ばないままなのだ。
 これが競馬の真実である。
 
 
 そこで、ブルボンのスプリングS2着 マーメイドタバン の和田正道厩舎を駆使し、前日土曜、当日と、6枠及びそこに配置された蛯名を暗示・強調して見せ、相手はブルボンの優勝枠、1枠の発射勝利。
 
 
 彼の地、ケンタッキーでは、37年ぶりの三冠馬 アメリカンファラオ の出現で、冷えたバーボンでミントジュレップをぐいぐい、強いがな!(つおいがな)と煽りつつ感嘆しきりの折柄だった。
 
 ちなみに、このバーボンの語源だが、アメリカ独立戦争の折、仏のブルボン朝がアメリカ側に味方したことによる命名で、問答無用、ミホブーこと、ミホノブルボンの大行進だった、マーメイドステークスであったことが明らかとなる。
 
 
 
 今週、向こうが新たなアイテムで示してきたあの映像、あるいは夢の枠順。
 
 そして、ロイヤルアスコット中継も見入るが、宝塚記念ゴールドシップに横山で、ワンアンドオンリーはミルコ・デムーロでの参戦の模様である。また弟サトノアラジン2着で、姉ラキシス、ファン投票第3位。3位でも1位のゴールドシップの半分に満たない票数。が、さて、本番はどうなるか。
 
 
 このところ、宝塚記念。わたくしと同じあの馬だと思われる方からのメールをしばしば頂く。また、長期御登録も多くのお問い合わせ、頂戴し、ご案内申し上げている。御手続き順でお受け致します。
 
 
 御登録
 
    sir_delacroix@yahoo.co.jp    まで
 
 『詳細希望』または『登録希望』の件名明記にて空メールを下さい。
 
 
 皆様、比較的小さなレースだと、何も無い、などと悲観、諦観されるが、必ず何か有るのである。三宮で、去年の9月の火事を忘れていたのでは、話にならない。野次馬として、記憶にとどめる物見高さ。これを人馬一体、馬人一如(うまひといちにょ)の心構えと心得られるべきである。
 
 
 レッツゴードンキ この根拠も、ドン・キホーテの愛馬、ロシナンテ 百姓馬と云うか、領地内の痩せ衰えた駄馬だが、ドン・キホーテの目からは、勇敢にして怯まず、主と生死を共にしようとする、星のように輝く名馬と映るのである。駄馬どころか評判のルージュバックを寄せ付けず、桜花賞馬に輝いた。
 
 
 今週、あるいは来週の宝塚の可能性も高いが、向こうが示してきたのはある1頭の馬であり、それが告げるある宝塚ゆかりのキーワードであると捉えている。
 
 
 
 

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