覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

下町の太陽

2013年08月19日 20時15分36秒 | Weblog
 自分だけ知っていれば良い。それがやがて自分の肥やしになるのだから ・・・ と思う事柄は多い。
 特に終わった後から気付いたことには、本当に唸らされるのである。
 
 出馬表が出るのが金曜午前、それから時間を費やし、出馬表などを読み込むが、とてもあらゆることが読み切れる訳がない。いつも発走時刻まで、残された時間との戦いであり、発想力と連想の勝負なのである。必ずあるレース結果は、意図的な、知的存在(演出者)の作為だからだ。お前ら、ここだけは勝手にやっていいよ、と演出者側がジョッキーらに告げ、好き放題にさせるレースなど、ただの一つも無い!
 
 終わってからも、黙っていることの方が多いが、気分が好いのと、また三人目の犠牲者が出たことを知るに及び、お気の毒に存じ、お話しする。
 
 奇妙な勝ち馬であり、また出馬表を見た時点では、一体何か?と首を傾げ、余り深入りせぬようしていた日曜のある新馬戦、所謂メイクデビューである。
 
 
    日曜小倉6R
 
     3枠 4番 パラディドル       7番人気
     3枠 5番 マイネバラシア     3番人気      2着 
 
     4枠 6番 ヒデノシスター      12番人気 
     4枠 7番 ウメ            11番人気   1着
 
 
       枠連 5570円  馬連 14710円   馬単 38400円
 
 
 大きな馬券だった。終わって直ぐは、訳も解からなかった。
 
 この勝ち馬 ウメ これは、春、桜よりも先に咲く花の名だと思われるだろうが、実はある海洋生物である。
 
 しかし、矢張り自分の発想が間違ってはいなかったが、連想が及ばなかった、発想の冒険が足りなかったからこれを逃してしまったことは、今、はっきり解かる。
 
 
 何しろ、わたくしが、あの事故で真っ先に思い浮かべたのは、あの会場に居合わせた商売人の代表、その著名人だったからである。夏祭りや縁日ならその登場は当然だが、花火会場にも現れるのではなかろうか。そう想像した。
 
 
     3枠 4番 パラディドル       
     3枠 5番 マイネバラシア      柴田大知(しばた だいち)
 
     4枠 6番 ヒデノシスター       
     4枠 7番 ウメ             佐久間寛志ひろし)   田所秀孝厩舎 
 
 
 あのような惨事になったのだから、このファミリーを思い浮かべたものであろう。そして造型し、発射させた。
 
 ここの シスター = 妹 だろう。花の名がついていた。そうなれば、このシスターと同居した、ひろし これは夫。だからこそ、この妹と亭主の同居した枠の、田所さん。これがあの方の御本名なのである。
 
 そこまで読めば、言わずもがな。3枠のジョッキーは、地名の略称であり、勝ち馬ウメ これは、裏の工場の ・・・
 
 
 この同じ日曜、新潟4R 障害 これは
 
     1着 5枠 8番 トーセンタイガー    山本康志騎手  菅原泰夫厩舎  5番人気  単 930円 
     2着 6枠 9番 プレミアムパス      武市康男厩舎 
 
 この、タイガーの勝ったレース。1着も2着もトレーナーは、やすお だった。そうなると、山本騎手とは、あのコンポーザーのことである。
 
 このレースまでやって見せた以上、あの現場で商売をしていた方々への思い遣りを込めた、開催日としたかったのだろう。
 
 
 第48作まで作られ、またこの日の北九州記念が同じ回数、第48回であり、御本人も、8月4日 に亡くなられている。
 
 
 本名は  田所康雄  たどころ やすお さん とおっしゃる。
 
 
 そう云えば、九州へわたる船着場かなにかで、「〇〇兄いじゃなかね!」と同業者の兄さんから声を掛けられ、こう答えている。向こうは九州での商売を切り上げ本州へ、逆にこの方はこれから九州周りである。
 
 
   俺とお前はお風呂のオナラ   前と後(うしろ)へ鳴き別れだい  
 
 
 実際の職業は無許可の露天商である。
 
 これと同じテーマで実施されたGⅠがあり、これが 1996年朝日杯 優勝馬 マイネルマックス 2着 オープニングテーマ である。
 
 勝利騎手は、佐藤哲三 2着ジョッキーは、太宰義人 である。この年の夏に ・・・ 何故なら、このレースタイトルこそ、裏の ・・・
 
 二人とも、懐かしい、御近所の ・・・ 
 
 
 やはり、あれが縁日のような賑わいの最中の惨事だったからである。
 
 この 勝ち馬ウメ の大きなレースをJRAは演出した。  わたくしの想像力が足りなかった。
 
 

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