昨日のNHKマイルカップGⅠ の武豊の1番人気、実におかしかった。そもそも登録馬を一見した時、この馬ペールギュントの1番人気を予知できるとは到底考え付かない。ここらに、急遽出走急遽優勝のシナリオを描かれたラインクラフトの為の、人跡 痕跡が滲む。
臨時JRA(極秘・裏)勝ち馬選定会議席上では、フクナガユウイチ がフクチにつながり、ライン=線 で、福知山線を番組上にきちんと残しておくことへの激論が戦わされたに違いない。思い起こせば秋の中越地震で天皇陛下の東京競馬場御来駕がお上御一心の御決意で中止となるという、不可抗力で国民的スポーツとしての大衆的認知への階段の一つをやむなく外され、このときの用意された一番人気勝ち馬ゼンノロブロイ(おまけに2着には両陛下の御成婚記念日4月10日生まれのダンスインザムードも用意しておきながら)をその後のジャパンカップ 有馬記念の日にも陛下ご一家に皇居内の御居室にて御観覧頂くと言う好機のきっかけを失い、菊花賞では枠順発表即ち勝ち馬確定後にデルタブルースという、新潟を想起させる代理勝ち馬を新たに捻り出し、春の天皇賞を前に起きた福知山線の事故で天皇賞を大波乱に帰せしむるに至り、最も正統な勝ち馬 ダービー馬 の保持に腐心してきた競馬会。恐らくは、ナリタブライアン以来の3冠に近い偉業を予定されていたアグネスタキオンを、大阪池田小の児童殺傷事件で慶事を控えめとする方針で止む無くダービー前に故障に追いやらされた演出側は、今回こそはと、調和バランス社会のこの業界で、栄誉の偏り、極集中という例外的な出来事の達成 その2冠目を前に、競馬会はこの馬に託した歴史化される戦跡、ドラマ、そのクライマックスを頑なに守ろうとしているように見える。
ディープインパクト この馬が・・・であることはファンページで公開したとおり。もしやいつ何時の当然の事態でこの馬の宿命を劇的に示さねばならなくなるか分からない。何しろこの馬はある日本に決定的な影響を依然保つあるものを暗示しているからだ。この馬が、絶対的ヒーローで終わることは決してなく、その行く末最期の運命もまた決している。
天皇賞 NHKマイル を終え、ヒーローを待望する競馬大衆。また1.0倍で始まる前売り、そして競馬ファン以外にもテレビや映像で、これが競馬だ! と見せ付けたい競馬会。
そもそもGⅠレースにおいて、1番人気はそのレースが発走するまでの顔 主役の筈だ。言ってみれば営業の看板である。果たして、初めからペールギュントをその主役の座に据えようと、営業努力を払ってきた競馬会とは思われない。故に武騎乗ではなかったのか。この問答無用のジョッキーが勝つときはもっと初めからつくりが違うと思う。また、昨年はこのレースの勝ち馬をダービー馬にしたように、このGⅠレース自体を性格の曖昧な、都合よいレースにしておきたい思惑が透けて見える。
余談だが、私はここで今年のGⅠはこれまで全て 武幸四郎の隣が発射することを申し上げた。今回も幸四郎は姿を現したが、甚だ疑問だったのは、皐月賞のときと同じ、兄豊の勝ち馬の隣、しかも同じエイシンヴァイデンという馬の隣(皐月賞では14番の隣15番に幸四郎がこの馬に乗っていた)、また高松宮記念と同じ1枠1番で隣の(このときは1枠1番の隣が大外の8枠18番の豊であった)豊なり大外インプレッションを教えるものかどうか、疑念濃厚だったからである。だから、まだ幸四郎の隣が失われたわけではない。次も、である。その内幸四郎の両隣で決することも考えられようし、そうこう悩むうち幸四郎自身が発射する。今回は、前日指摘したように、NHKと同じ武兄弟の兄弟枠は既に発射済みだった。武の1番人気が発射するオッズでもなかったといえる。飽くまで、これという主役を欠いた競馬会の臨時主役俳優であり、レースの余光は ヒロインに託される予定だったのである。豊が来るときはもっと馬を柔にして、豊の技量を褒め称える材料とする。そして1着に持ってくることは必ずしもジョッキーの卓越した技量を必要とはしない。それより熾烈な2着争いや、道中の全体に目端を利かせられる、リーダーの方が重要だ。馬群の中の真のリーディングジョッキー。私は今のジョッキーを見わたし、柴田善臣がその任に就いて差配し、辣腕を揮っていると見ている。彼がGⅠを滅多に勝たない、いや南井克巳のように、栄光を一時に浴びせかけられる日々を予約担保されている、のがその証だ。勝たなくとも出走を繰り返すとは、レース展開全体の作りに欠くことが出来ない存在であるからだ。また、今後もGⅠに常連級で配置してよい腕前かどうか、若手ジョッキー将来のリーダー役かいなか査定助言報告するインサイドワーカーとしての現場最優先の業務を帯びていると観る。1着でゴールし、ゴール前の盛り上がりや、上手な着外への馬の収め方は後ろでやってくれという常連1着ジョッキーとは異質な腕の冴え、渋みは堪えられない。彼の長年の功労が大レースで報われるのは何処でまた何時だろうか。
巧いジョッキーは、際どいことを平然とやってのけられる、その点で、豊 また福永祐一がこの歳で一流の域に達していることを私も認める。昨日は、やや平板な勝ちではあったが。
臨時JRA(極秘・裏)勝ち馬選定会議席上では、フクナガユウイチ がフクチにつながり、ライン=線 で、福知山線を番組上にきちんと残しておくことへの激論が戦わされたに違いない。思い起こせば秋の中越地震で天皇陛下の東京競馬場御来駕がお上御一心の御決意で中止となるという、不可抗力で国民的スポーツとしての大衆的認知への階段の一つをやむなく外され、このときの用意された一番人気勝ち馬ゼンノロブロイ(おまけに2着には両陛下の御成婚記念日4月10日生まれのダンスインザムードも用意しておきながら)をその後のジャパンカップ 有馬記念の日にも陛下ご一家に皇居内の御居室にて御観覧頂くと言う好機のきっかけを失い、菊花賞では枠順発表即ち勝ち馬確定後にデルタブルースという、新潟を想起させる代理勝ち馬を新たに捻り出し、春の天皇賞を前に起きた福知山線の事故で天皇賞を大波乱に帰せしむるに至り、最も正統な勝ち馬 ダービー馬 の保持に腐心してきた競馬会。恐らくは、ナリタブライアン以来の3冠に近い偉業を予定されていたアグネスタキオンを、大阪池田小の児童殺傷事件で慶事を控えめとする方針で止む無くダービー前に故障に追いやらされた演出側は、今回こそはと、調和バランス社会のこの業界で、栄誉の偏り、極集中という例外的な出来事の達成 その2冠目を前に、競馬会はこの馬に託した歴史化される戦跡、ドラマ、そのクライマックスを頑なに守ろうとしているように見える。
ディープインパクト この馬が・・・であることはファンページで公開したとおり。もしやいつ何時の当然の事態でこの馬の宿命を劇的に示さねばならなくなるか分からない。何しろこの馬はある日本に決定的な影響を依然保つあるものを暗示しているからだ。この馬が、絶対的ヒーローで終わることは決してなく、その行く末最期の運命もまた決している。
天皇賞 NHKマイル を終え、ヒーローを待望する競馬大衆。また1.0倍で始まる前売り、そして競馬ファン以外にもテレビや映像で、これが競馬だ! と見せ付けたい競馬会。
そもそもGⅠレースにおいて、1番人気はそのレースが発走するまでの顔 主役の筈だ。言ってみれば営業の看板である。果たして、初めからペールギュントをその主役の座に据えようと、営業努力を払ってきた競馬会とは思われない。故に武騎乗ではなかったのか。この問答無用のジョッキーが勝つときはもっと初めからつくりが違うと思う。また、昨年はこのレースの勝ち馬をダービー馬にしたように、このGⅠレース自体を性格の曖昧な、都合よいレースにしておきたい思惑が透けて見える。
余談だが、私はここで今年のGⅠはこれまで全て 武幸四郎の隣が発射することを申し上げた。今回も幸四郎は姿を現したが、甚だ疑問だったのは、皐月賞のときと同じ、兄豊の勝ち馬の隣、しかも同じエイシンヴァイデンという馬の隣(皐月賞では14番の隣15番に幸四郎がこの馬に乗っていた)、また高松宮記念と同じ1枠1番で隣の(このときは1枠1番の隣が大外の8枠18番の豊であった)豊なり大外インプレッションを教えるものかどうか、疑念濃厚だったからである。だから、まだ幸四郎の隣が失われたわけではない。次も、である。その内幸四郎の両隣で決することも考えられようし、そうこう悩むうち幸四郎自身が発射する。今回は、前日指摘したように、NHKと同じ武兄弟の兄弟枠は既に発射済みだった。武の1番人気が発射するオッズでもなかったといえる。飽くまで、これという主役を欠いた競馬会の臨時主役俳優であり、レースの余光は ヒロインに託される予定だったのである。豊が来るときはもっと馬を柔にして、豊の技量を褒め称える材料とする。そして1着に持ってくることは必ずしもジョッキーの卓越した技量を必要とはしない。それより熾烈な2着争いや、道中の全体に目端を利かせられる、リーダーの方が重要だ。馬群の中の真のリーディングジョッキー。私は今のジョッキーを見わたし、柴田善臣がその任に就いて差配し、辣腕を揮っていると見ている。彼がGⅠを滅多に勝たない、いや南井克巳のように、栄光を一時に浴びせかけられる日々を予約担保されている、のがその証だ。勝たなくとも出走を繰り返すとは、レース展開全体の作りに欠くことが出来ない存在であるからだ。また、今後もGⅠに常連級で配置してよい腕前かどうか、若手ジョッキー将来のリーダー役かいなか査定助言報告するインサイドワーカーとしての現場最優先の業務を帯びていると観る。1着でゴールし、ゴール前の盛り上がりや、上手な着外への馬の収め方は後ろでやってくれという常連1着ジョッキーとは異質な腕の冴え、渋みは堪えられない。彼の長年の功労が大レースで報われるのは何処でまた何時だろうか。
巧いジョッキーは、際どいことを平然とやってのけられる、その点で、豊 また福永祐一がこの歳で一流の域に達していることを私も認める。昨日は、やや平板な勝ちではあったが。