覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

大レース後 一息ついて

2005年05月09日 21時28分55秒 | Weblog
 昨日のNHKマイルカップGⅠ の武豊の1番人気、実におかしかった。そもそも登録馬を一見した時、この馬ペールギュントの1番人気を予知できるとは到底考え付かない。ここらに、急遽出走急遽優勝のシナリオを描かれたラインクラフトの為の、人跡 痕跡が滲む。
 臨時JRA(極秘・裏)勝ち馬選定会議席上では、フクナガユウイチ がフクチにつながり、ライン=線 で、福知山線を番組上にきちんと残しておくことへの激論が戦わされたに違いない。思い起こせば秋の中越地震で天皇陛下の東京競馬場御来駕がお上御一心の御決意で中止となるという、不可抗力で国民的スポーツとしての大衆的認知への階段の一つをやむなく外され、このときの用意された一番人気勝ち馬ゼンノロブロイ(おまけに2着には両陛下の御成婚記念日4月10日生まれのダンスインザムードも用意しておきながら)をその後のジャパンカップ 有馬記念の日にも陛下ご一家に皇居内の御居室にて御観覧頂くと言う好機のきっかけを失い、菊花賞では枠順発表即ち勝ち馬確定後にデルタブルースという、新潟を想起させる代理勝ち馬を新たに捻り出し、春の天皇賞を前に起きた福知山線の事故で天皇賞を大波乱に帰せしむるに至り、最も正統な勝ち馬 ダービー馬 の保持に腐心してきた競馬会。恐らくは、ナリタブライアン以来の3冠に近い偉業を予定されていたアグネスタキオンを、大阪池田小の児童殺傷事件で慶事を控えめとする方針で止む無くダービー前に故障に追いやらされた演出側は、今回こそはと、調和バランス社会のこの業界で、栄誉の偏り、極集中という例外的な出来事の達成 その2冠目を前に、競馬会はこの馬に託した歴史化される戦跡、ドラマ、そのクライマックスを頑なに守ろうとしているように見える。
 ディープインパクト この馬が・・・であることはファンページで公開したとおり。もしやいつ何時の当然の事態でこの馬の宿命を劇的に示さねばならなくなるか分からない。何しろこの馬はある日本に決定的な影響を依然保つあるものを暗示しているからだ。この馬が、絶対的ヒーローで終わることは決してなく、その行く末最期の運命もまた決している。
 天皇賞 NHKマイル を終え、ヒーローを待望する競馬大衆。また1.0倍で始まる前売り、そして競馬ファン以外にもテレビや映像で、これが競馬だ! と見せ付けたい競馬会。



 そもそもGⅠレースにおいて、1番人気はそのレースが発走するまでの顔 主役の筈だ。言ってみれば営業の看板である。果たして、初めからペールギュントをその主役の座に据えようと、営業努力を払ってきた競馬会とは思われない。故に武騎乗ではなかったのか。この問答無用のジョッキーが勝つときはもっと初めからつくりが違うと思う。また、昨年はこのレースの勝ち馬をダービー馬にしたように、このGⅠレース自体を性格の曖昧な、都合よいレースにしておきたい思惑が透けて見える。



 余談だが、私はここで今年のGⅠはこれまで全て 武幸四郎の隣が発射することを申し上げた。今回も幸四郎は姿を現したが、甚だ疑問だったのは、皐月賞のときと同じ、兄豊の勝ち馬の隣、しかも同じエイシンヴァイデンという馬の隣(皐月賞では14番の隣15番に幸四郎がこの馬に乗っていた)、また高松宮記念と同じ1枠1番で隣の(このときは1枠1番の隣が大外の8枠18番の豊であった)豊なり大外インプレッションを教えるものかどうか、疑念濃厚だったからである。だから、まだ幸四郎の隣が失われたわけではない。次も、である。その内幸四郎の両隣で決することも考えられようし、そうこう悩むうち幸四郎自身が発射する。今回は、前日指摘したように、NHKと同じ武兄弟の兄弟枠は既に発射済みだった。武の1番人気が発射するオッズでもなかったといえる。飽くまで、これという主役を欠いた競馬会の臨時主役俳優であり、レースの余光は ヒロインに託される予定だったのである。豊が来るときはもっと馬を柔にして、豊の技量を褒め称える材料とする。そして1着に持ってくることは必ずしもジョッキーの卓越した技量を必要とはしない。それより熾烈な2着争いや、道中の全体に目端を利かせられる、リーダーの方が重要だ。馬群の中の真のリーディングジョッキー。私は今のジョッキーを見わたし、柴田善臣がその任に就いて差配し、辣腕を揮っていると見ている。彼がGⅠを滅多に勝たない、いや南井克巳のように、栄光を一時に浴びせかけられる日々を予約担保されている、のがその証だ。勝たなくとも出走を繰り返すとは、レース展開全体の作りに欠くことが出来ない存在であるからだ。また、今後もGⅠに常連級で配置してよい腕前かどうか、若手ジョッキー将来のリーダー役かいなか査定助言報告するインサイドワーカーとしての現場最優先の業務を帯びていると観る。1着でゴールし、ゴール前の盛り上がりや、上手な着外への馬の収め方は後ろでやってくれという常連1着ジョッキーとは異質な腕の冴え、渋みは堪えられない。彼の長年の功労が大レースで報われるのは何処でまた何時だろうか。
 巧いジョッキーは、際どいことを平然とやってのけられる、その点で、豊 また福永祐一がこの歳で一流の域に達していることを私も認める。昨日は、やや平板な勝ちではあったが。

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一緒に競馬をやりませんか

2005年05月09日 18時04分42秒 | Weblog
 ことに、私などより人生経験が長く、何らかの分野の専門家として活躍された経歴があり、時の治世者や時流の追いつかぬ判断風潮で既に職を定年ほかで退かれた方で、馬券的な興味をもたれた方が、有り余る知的経験と判断でこの分野で是非とも協力をいただけるのであれば大変ありがたく、歓迎したい。特に競馬のことを知らない方の方が好い。誤った馬券観に拘らず、競馬という現象を客観視出来る素養が大きいからだ。段級に拘らずご近所の碁友と上達を競うくらいなら、そのお暇を競馬に割いて、投資の対象として協力頂きたい。私も日本将棋連盟の5段である。また所謂中国製の積み木を積むゲームはしたことがないどころかルールすら知らない。段や級に拘らず、ゲームには強いと思われる方、是非 内緒仕様 でもよいのでメッセージを下さい。新しいトランプのゲームを1つ覚え習熟する覚悟があれば、全くの素人でも私が指導する。
 この分野では素材は同じで、その解釈で、独りよがりに陥らないかどうか、その客観性と論理実証性がポイントだ。私もこの点で誤ることがある。一言で言って、経験 と賢さ のある協力者があり、よってたかって検討に検討を重ね合えれば、馬券術が磨かれることは疑いない。私は私と競馬観がほぼ一致し、見解を磨き合えるパートナーが欲しい。
コメント (1)
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フクチ ライン

2005年05月09日 17時31分59秒 | Weblog
 NHKマイルカップのJRAが出してきたポスター、私は一見ゼンノ の大迫忍さんのものと思い、ゼンノが東京ほか左回りのコースで4枠8番で発射したレースを調べたお話を此処でした。その後、ある競馬ブログを開いている方からであろう、写真の勝負服はゼンノではない旨の指摘を頂いた。私も某ウインズでしげしげ眺め確かに袖の縦線ゼンノでもまた永井さんの勝負服でないことも確かめた。結果、私の読んだ通りであった。

 土曜日のあるレースでゼンノの馬が4枠8番に入る。その日のレース枠順から、武豊の位置を調べ、これは発射するのではと読み、見事1着。またこの馬自身の履歴から、この馬がサイン馬である可能性が高く、この馬の着順に拠らず、この馬の出走したレースの1、2着ゼッケンがその週のメインで現われるという、控えめなサイン馬 であり、これがサイン馬として使われる根拠も、この馬が前年の年度代表馬の系列であり、サラブレッドの繁殖シーズンからすると異例の8月生まれ、中居と同じ8月18日生まれであるから、と見解を述べさせていただいた。
 結果 この馬と一緒に連対した12番が土曜メインで出なかったとき、私は日曜のメインで、ラインクラフトをかなり強く意識した。実に日曜のメイン、京都 東京とも12番が1着であった。

 以上の、流れから、私のポスター読みは客観的で、向こうの示唆を汲み取っていたものと思う。ゼンノでは無く、ゼンノの示唆 だったことは疑いない。今週の枠順で 4枠8番のゼンノを探しなさい その馬が先ず発射し単勝250円を低配当ではあるが、安心して獲って貰うこと、またそのレースの相手12番ゼッケンには気を付けて下さいよ という向こう様のメッセージだったのである。競馬新聞を全紙買いあさり、調教を全てチェックするのもよい。が、本質的な勝ち馬検討ではないのだと思う。

 福永祐一 ラインクラフト = フクチ 線 = 福知山線

 この事故の痕跡を馬券的に反映し、しかと競馬史にとどめること、地下鉄サリン事件の際、ワンダーパヒューム(謎の香り)を発射させたことと軌を一にし、世相を反映して見せること、これが今回の急遽桜花賞馬参戦の経緯であり、恐らくは予め決められていた勝ち馬をこれに変更するに吝かではなかったものと見える。

 私達にはビッグタイムがある。そしてまたいくたりかのサイン馬が。また待ってるぜ。

 私もいくつかのサイン読み競馬記事を読むことがある。思うに、多くのサイン読みがサインと称していながらその解釈の点で余りに恣意的に過ぎると思う。RDの言葉の都合のよい読み替え、推論ではなく妄想に近い思いつき、などなど多くの競馬ファンが予想と称し結局は自分の好みを述べ立てているに過ぎないことは真に残念である。サイン読みと言い、これは客観視、論理説得性と誰が見ても同じ示唆 という基本が保持されていなければ、一般の競馬新聞の即ち競馬演出者サイドにおもねる外野席の掛け声に近いものとなってしまう。


 競馬は演出 そしてその結果が大衆に向けて暗示的に示されていること この基本に立ち、学者的な精密さを守り、幾人かの実力ある者が挙って検討一致協力すれば、馬券で相当の勝ちを収めることが出来る。私の基本的立場なのである。

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ガハハ!

2005年05月09日 09時49分26秒 | Weblog
 NHKマイルカップ 前年ダービーとの親近性をここに記したが、昨日の2着馬と昨年ダービー馬は同じ勝負服で、また馬名も同じハートを持っていた筈だ。わしのオランダ人の知り合いがこないだのワールドカップの前に クライハート とか日本語のジョークを言っておったのう。
 競馬のサイン 示唆が成り立つとは、ズバリ レースそのものが演出されており、本質的に競走ではないということだ。競走という体裁をとっているだけである。NHKの週に人気を薄くしてファイト何とかの単勝万馬券を出すのも、向こうの慈愛である。
 ビッグタイムの何たるか知った方、ゆめ他言すべからず。向こうがやらなくなるのが一番嫌だ。演出されている以上、予め示唆された結果を読み取れれば、勝ち放題だ。再び、ガハハ!

 デイープインパクトはダービーで大外 8枠18番に入るのではないだろうか。

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