
スタンダードと言われている曲はミュージカルのために作られたものがほとんだが、その曲が使われた作品となると観たこともなければタイトルさえ忘れている。ではジャズファンがよく知っているミュージカルは何だろう?拙稿を毎週ご覧いただいている500人の方にアンケートを取ったと仮定しよう。間違いなくトップは「マイ・フェア・レディ」だ。ジャズレコード屈指のベストセラーを作ったシェリー・マンの影響は大きい。
1956年から6年に及ぶロングラン公演になったミュージカルは「Get Me To The Church On Time」に「On The Street Where You Live」、「I've Grown Accustomed To Her Face」、「I Could Have Danced All Night」等、曲名を見るだけで音が流れるものばかりだ。よくもまぁ、一つのミュージカルにこんなにも素晴らしい曲ばかり散りばめたものだと感心する。劇と一体化しているのは勿論だが、アドリブの素材になるほど一曲ごとに練られている。作詞作曲はアラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウだ。おそらく脚本のイメージ通りに次から次へと詞が浮かび、五線譜の上で指が踊っていたのだろう。
この名コンビで一番カバーが多い曲と言えば「Almost Like Being In Love」だ。まず聴こえてくるのは柔らかい音色のビル・パーキンス、ブレイキーに煽られるジョニー・グリフィン、美人ピアニストをバックに気持ちよく吹くズート・シムズ、羽根飾りの帽子に惹かれるチェット・ベイカー、「恋をしたみたい」という邦題がしっくりくるロマンティックなレッド・ガーランド、そして豪快奔放なロリンズ。バックはMJQだ。ロリンズに刺激されたのか、ミルト・ジャクソンもジョン・ルイスもいつになく熱いフレーズが飛び出す。これもミュージカルの曲だが、「Brigadoon 」というタイトルをご存知の方は少ない。
「マイ・フェア・レディ」の知名度が高いのはオードリー・ヘプバーン主演の映画が1965年のアカデミー賞を総なめしたことによる。ところが肝心の主演女優賞はジュリー・アンドリュースで、賞を逃したヘプバーンが周囲に八つ当たりした逸話も残っている。翌年のアカデミー作品賞はアンドリュースが主演した「サウンド・オブ・ミュージック」で、「My Favorite Things」はコルトレーンの愛奏曲となる。アドリブの素材はミュージカルのなかにあるようだ。
1956年から6年に及ぶロングラン公演になったミュージカルは「Get Me To The Church On Time」に「On The Street Where You Live」、「I've Grown Accustomed To Her Face」、「I Could Have Danced All Night」等、曲名を見るだけで音が流れるものばかりだ。よくもまぁ、一つのミュージカルにこんなにも素晴らしい曲ばかり散りばめたものだと感心する。劇と一体化しているのは勿論だが、アドリブの素材になるほど一曲ごとに練られている。作詞作曲はアラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウだ。おそらく脚本のイメージ通りに次から次へと詞が浮かび、五線譜の上で指が踊っていたのだろう。
この名コンビで一番カバーが多い曲と言えば「Almost Like Being In Love」だ。まず聴こえてくるのは柔らかい音色のビル・パーキンス、ブレイキーに煽られるジョニー・グリフィン、美人ピアニストをバックに気持ちよく吹くズート・シムズ、羽根飾りの帽子に惹かれるチェット・ベイカー、「恋をしたみたい」という邦題がしっくりくるロマンティックなレッド・ガーランド、そして豪快奔放なロリンズ。バックはMJQだ。ロリンズに刺激されたのか、ミルト・ジャクソンもジョン・ルイスもいつになく熱いフレーズが飛び出す。これもミュージカルの曲だが、「Brigadoon 」というタイトルをご存知の方は少ない。
「マイ・フェア・レディ」の知名度が高いのはオードリー・ヘプバーン主演の映画が1965年のアカデミー賞を総なめしたことによる。ところが肝心の主演女優賞はジュリー・アンドリュースで、賞を逃したヘプバーンが周囲に八つ当たりした逸話も残っている。翌年のアカデミー作品賞はアンドリュースが主演した「サウンド・オブ・ミュージック」で、「My Favorite Things」はコルトレーンの愛奏曲となる。アドリブの素材はミュージカルのなかにあるようだ。
「Almost Like Being In Love」は、1947年に作られた曲ですが、70年経った今でも取り上げられる曲です。今週はこの曲のお気に入りをインストでお寄せください。ヴォーカルは機を改めて話題にします。
管理人 Almost Like Being In Love Best 3
Sonny Rollins / With The Modern Jazz Quartet (Prestige)
John Lewis - Bill Perkins / Grand Encounter (Pacific Jazz)
Red Garland / Red Garland's Piano(Prestige)
他にもレスター・ヤングをはじめチャーリー・パーカー、アート・ブレイキー&JM、チェット・ベイカー、リー・コニッツ、ユタ・ヒップ、バーバラ・キャロル、レイ・ブラウン等々、多くの名演があります。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Almost Like Being In Love
https://www.youtube.com/watch?v=cfayt0TELDs
河田健さんのソフトな音色が曲調にピッタリです。安次嶺悟さんは黒岩静枝さんの関西ツアーのピアニストです。センス抜群。
明るくて舞い上がっている状態の曲なので、それを連想させるようなインストがいいなと思います。デュークさんも挙げられたロリンズかビル・パーキンスのどちらかで、
John Lewis - Bill Perkins / Grand Encounter (Pacific Jazz)
Sonny Rollins / With The Modern Jazz Quartet (Prestige)
Hank Jones / Quartet & Quintet (Savoy)
ビル・パーキンスのプレイとともに、ジョン・ルイスのピアノの素晴らしさに気がついた1曲です。ロリンズのこれは、代表の一枚といっていいもの。ハンク・ジョーンズのものは、テンポが早く、ドナルド・バードの溌剌としたプレイが忘れられません。
歌詞のイメージならビル・パーキンスですね。「Grand Encounter」は、「Love Me Or Leave Me」で絶妙なタイミングで入るパーキンスを聴け!とBAR81に薦めた1枚です。どちらも歌心は申し分ありません。
ロリンズはアドリブの面白さに尽きます。
ハンク・ジョーンズもありましたね。ドナルド・バードがいい味を出しております。「Groovin High」のリフを入れる遊び心もあり余裕です。
九州は梅雨入りしました。
お題ですが、一番はズート&ヒップで、気分で決めました!
Jutta Hipp With Zoot Sims (BN)
このレコードもA面の”すみれ”ばっかり聴いてたような・・でもこれも良いですね。
John Lewis / Grand Encounter (Pacific Jazz)
これが1番でも良いかもしれません、パーキンスはズートと同系統なんでしょうが、少し頼りなさげなのもそこが胆かもしれないですね。
それと、ジミ~に出てくる、ジム・ホールって何て好いんだろうなんて、最近思います。
Art Blakey's Jazz Messengers - Selections From Lerner And Loewe's... (Vik )
順当ならロリンズでしょうが、最近拙ブログで取り上げた、人気のない時代のJMを入れました。
グリフィンはロリンズに負けてませんし、ビル・ハードマンがヤケに張り切っています。
私はミュージカル演劇に関して全く知識がありませんが、ほとんどのジャズのCD/LPの解説で、「この曲は19**年の○○というミュージカルの…」という文を目にします。古きアメリカではそれほど身近でポピュラーな存在だったのでしょうね。
Sonny Rollins / With The Modern Jazz Quartet (Prestige)
ロリンズ with MJQ、遅ればせながらこのアルバムは最近入手しました。「ジャズの巨人」という言葉は頻繁に使われますが、ソニー・ロリンズにこそ最もシックリくる気がします。最初期の録音でこの貫禄!
他には手持ちは Red Garland / Red Garland's Piano(Prestige) だけでした。いつも粋なガーランズ・ピアノ。
「Almost Like Being In Love」ってタイトル、「Like Someone In Love」と混同してしまいますが。
相模の国も入梅です。しばらく鬱陶しい日が続きますが、山好きは机上で夏山の検討計画で憂さを晴らします。
特別賞
*Le Dernier Message De lester Young(Jazz In Paris)
・レスター・ヤングの晩年録音盤、それも亡くなる1週ほど前のパリでの録音。そんな事を考え聴くと晩年のプレスの白眉盤かと・・・
②Teddy Wilson/Two Trio(Verve)
・片面がベニー・カターとのPfトリオ、もう片面がお題曲の演奏の通常Pfトリオの盤。優雅なテデイ節を堪能できます。
②Red Garland / Red Garland's Piano(Prestige)
・こいつも優雅なガーランド節が、珠玉の様な音符と左手のブロックコード! 何時聴いても素敵です。
ズートのヒップ姐さんとの盤、B・カーターのStoryville盤、スウィングしないピアノ弾きJ・ルイスの Grand Encounter 、どれも良いのですが・・・
そちらは梅雨ですか。梅雨のない北海道ですが、このところ日ハムの成績のように湿っております。総じてパが勝ちますので、負けると置いて行かれる感が強いです。
トップにズート&ヒップがきましたね。美女がバックだと気分もノルのでしょう。ミディアムで一段とドライブしております。バラードの「すみれ」は、ヒップを見つめながら吹いたのでしょうか。情感たっぷりです。でも、レナード・フェーザーの手が付いているんだよね(笑)
パーキンスもズートと同じようにレスター系ですが、パーキンスの方が柔らかいですし、甘いですね。このレコードは組み合わせの妙にありますが、ジム・ホールは頭同様、音が光っております。
そして、ブレイキー。JMの暗黒時代と言われておりますが、グリフィンもビル・ハードマンもいい線いっています。前後のメンバーと比較すると物足りなさはありますが、ハードバップ一直線はスカッとします。
アメリカはミュージカルが人気ですので、ここからヒット曲が生まれました。作詞家と作曲家は当たれば有名になりますが、外すと次の仕事がないだけに必死だったのでしょう。それだけにスタンダードとして残っている曲は素晴らしいものばかりです。
ロリンズは文句なしの名演ですね。男っぽいソロといえば間違いなくロリンズです。
そして、ガーランド。カクテルピアノと揶揄されることもありますが、あのコロコロ感はスウィングそのものです。
「In Love」の付く曲は沢山ありますので、混同することがありますね。
こちらはここ数日寒いせいか、梅雨どころか6月に入ったことも忘れておりました。でも、札幌ドームのチケットは8月の試合まで発売になっております(笑)
レスターのパリ録音がトップにきましたか。軽快なルネ何とかさんのピアノとケニー・クラークをバックに気持ちよく吹いておりますね。ヴァーヴ盤は音があまり良くなかったですが、Jazz In ParisのCDはBarclay盤に近い音なのでしょう。
テディ・ウィルソンがありましたか。これは聴いておりません。ベニー・カーターとのトリオというのも珍しいですね。探してみましょう。
ガーランドは私も挙げましたが、好きな1枚です。手抜きのジャケットから零れ落ちる一音一音に感涙です。
ベニー・カーターは、Summer Serenade ですね。よさこいが始まりましたので、この祭りが終わると夏に近づきます。
Almost Like Being In Love Best 3
John Lewis - Bill Perkins / Grand Encounter (Pacific Jazz)
Sonny Rollins / With The Modern Jazz Quartet (Prestige)
Red Garland / Red Garland's Piano(Prestige)
ワンツーは入れ替わっても不思議ありません。全く違うテナーですが、この表現力の違いがジャズの魅力です。
他にもハンク・ジョーンズをはじめユタ・ヒップ、アート・ブレイキー、レスター・ヤング、テディ・ウィルソン等々が挙がりました。それぞれ個性際立つ名演ばかりです。今宵はお気に入りの「恋をしたみたい」をお楽しみください。