
1972年にカール・ジェファーソンが設立した「Concord Jazz」をはじめ、キーノートのプロデューサー時代、中間派の名盤を数多く制作したハリー・リムが晩年に興した「Famous Door」、プレスティッジの路線を継続した「Muse」、ドン・シュリッテンの「Xanadu」、1970年代のブルーノートと称されたデンマークの「SteepleChase」、シリアスなジャズを追求したイタリアの「Black Saint」等々、70年代は各国で多くのジャズ専門レーベルが誕生した。
各レーベルともオーナーの好みが色濃く反映されている。72年にジェリー・マクドナルドが作った「Choice」もその一つで、ローランド・ハナ以外は全て白人ジャズメンの作品だ。86年に活動を停止しているのでカタログは30数枚だが、リー・コニッツやサル・モスカ、レニー・ホプキンスのトリスターノ派、前衛的なジミー・ジェフリー、地味なジミー・ロウルズ、才媛ジョアン・ブラッキーン、ライト・ハウス・オールスターズで活躍したベニー・アロノフ、今ではコレクターズ・アイテムになったアイリーン・クラール等、知的なミュージシャンを録音しているのが特徴だ。
このレーベルの一番の功績といえばアル・ヘイグとジミー・レイニーの再開セッションだろう。50年代にスタン・ゲッツのバンドで活躍した二人は、ジャズシーンから遠ざかっていたが、70年代にカムバックした。それを知ったマクドナルドが逸早く録音に取り掛かったのが「Strings Attached」だ。75年の作品だがゲッツ時代と変わらぬコラボレーションをみせる。「Freedom Jazz Dance」や「Dolphin Dance」という新スタンダードの選曲は意外に思えるが、これがどうしてなかなかのものだ。ともに空白とされる時代も練習を怠ることもなく、シーンの動向を見ていたことがうかがえる。
冒頭で挙げたレーベルは当時売り出し中の若者ではなく、名前を忘れかけた往年のプレイヤーの録音が多い。そしてスタイルも70年代を席巻したフュージョンではなく伝統に根ざしたオーソドックスなものだ。売上第一主義のメジャーでは不可能なアルバムを作るのがこうしたジャズ専門のマイナーレーベルの強みだろう。ジャズに一家言あるオーナーの手作りレコードはジャズ愛が詰まっている。
各レーベルともオーナーの好みが色濃く反映されている。72年にジェリー・マクドナルドが作った「Choice」もその一つで、ローランド・ハナ以外は全て白人ジャズメンの作品だ。86年に活動を停止しているのでカタログは30数枚だが、リー・コニッツやサル・モスカ、レニー・ホプキンスのトリスターノ派、前衛的なジミー・ジェフリー、地味なジミー・ロウルズ、才媛ジョアン・ブラッキーン、ライト・ハウス・オールスターズで活躍したベニー・アロノフ、今ではコレクターズ・アイテムになったアイリーン・クラール等、知的なミュージシャンを録音しているのが特徴だ。
このレーベルの一番の功績といえばアル・ヘイグとジミー・レイニーの再開セッションだろう。50年代にスタン・ゲッツのバンドで活躍した二人は、ジャズシーンから遠ざかっていたが、70年代にカムバックした。それを知ったマクドナルドが逸早く録音に取り掛かったのが「Strings Attached」だ。75年の作品だがゲッツ時代と変わらぬコラボレーションをみせる。「Freedom Jazz Dance」や「Dolphin Dance」という新スタンダードの選曲は意外に思えるが、これがどうしてなかなかのものだ。ともに空白とされる時代も練習を怠ることもなく、シーンの動向を見ていたことがうかがえる。
冒頭で挙げたレーベルは当時売り出し中の若者ではなく、名前を忘れかけた往年のプレイヤーの録音が多い。そしてスタイルも70年代を席巻したフュージョンではなく伝統に根ざしたオーソドックスなものだ。売上第一主義のメジャーでは不可能なアルバムを作るのがこうしたジャズ専門のマイナーレーベルの強みだろう。ジャズに一家言あるオーナーの手作りレコードはジャズ愛が詰まっている。
「ドルフィン・ダンス」は、ハービー・ハンコックのアルバム「Maiden Voyage」のラストを飾る曲です。ハンコックの作品ではアルバムタイトル曲と並び、多くのカヴァーがあります。今週はこの曲のお気に入りをお寄せください。
管理人 Dolphin Dance Best 3
Herbie Hancock / Maiden Voyage (Blue Note)
Bill Evans / I Will Say Goodbye (Fantasy)
Al Haig - Jimmy Raney / Strings Attached (Choice)
ハンコックは何度も録音しております。他にもアーマッド・ジャマルをはじめアル・ヘイグ、ジョルジュ・アルヴァニタ、ブライアン・ブロンバーグ等、多くの名演があります。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Freddie Hubbard - Dolphin dance (Ancona Jazz '85)
https://www.youtube.com/watch?v=ES6DAI6QRl4
1965年の「Maiden Voyage」録音から丸20年、フレディの頭を過ぎるものは・・・
最近のスタンダードなので、演奏している人はたくさんいるようです。多分、新しいものにいいものがあるとは思いますが、次の3枚で。
①Herbie Hancock / Maiden Voyage (Blue Note)
②Bill Evans / I Will Say Goodbye (Fantasy)
③Toots Thielemans / Toots Thielemans & Kenny Werner (Verve)
ハンコックのものは、ピアノ・トリオ(1981年)でやったものも悪くないですが、なんといっても初演ですね。ハンコックとともに、ハバードがよくて、今聴いても痺れます。②も定評のあるところだと思います。③は、ハーモニカとピアノによるものですが、この曲のムードにあった演奏だと思います。
ドルフィン・ダンスは新スタンダードということで若手のプレイヤーに人気がある曲ですね。ライブでもよく演奏される曲です。
ハンコックの1981年のトリオも素晴らしい内容ですが、やはり処女録音に限ります。
そしてピアノ物ではエバンスが群を抜いておりますね。エバンスが弾くとエバンスの曲になる不思議さです。
シールマンスがありましたか。残念ながらこれは聴いておりません。ケニー・ワーナーとデュオですかね。曲調からいうとハーモニカはピッタリでしょう。
東京湾にシャチが来て話題になってますが、お題曲のイルカも時節柄何ともタイムリー!
「On Green Dolphin Street」でしたら楽しく悩めたのですが・・・「Dolphin Dance」手持ちはdukeさんの推薦3枚だけ。
そして聴き込んで無い作品、且つ馬鹿耳故・・・この曲は今一乗れずです!
①対象作品無し。
②Herbie Hancock / Maiden Voyage (Blue Note)
*本家本元の雰囲気を感じます
③Al Haig - Jimmy Raney / Strings Attached (Choice)
*前年録音の「Invitation 」は名盤、しかしこの盤が名盤の声が聞こえ無いのは弱小レーベルとリズム陣の力不足か?
選外:Bill Evans / I Will Say Goodbye (Fantasy)
*すいません!へそ曲り故。
北の海に住んでいるはずのシャチが東京湾に姿を現したとは驚きです。大地震の予兆という声も聞かれますので怖いですね。
「On Green Dolphin Street」は、2009年4月26日にホーン・ベストを企画しました。機をみてピアノ・ベストと思っております。
トップは対象作品無し、とは決定的名演がないということですね。新スタンダードですのでこれから名演が生まれるかもしれませんが、現時点では本家が一番でしょう。処女航海は、AB面続けて聴きたくなるストーリー性があるアルバムでした。最近はこのようなアルバム単位の作品が減りました。
「Strings Attached」はインパクトはありませんが、じっくり聴くと味わいがあります。リズム陣はこんなものでしょう。ガンとこないのは残念。(笑)
Dolphin Dance Best 3
Herbie Hancock / Maiden Voyage (Blue Note)
Bill Evans / I Will Say Goodbye (Fantasy)
Al Haig - Jimmy Raney / Strings Attached (Choice)
多くの投票はいただけませんでしたが、本家が一番でした。航路に間違いなしというところでしょうか。
他にはトゥーツ・シールマンスも挙がりました。ハーモニカに似合うメロディです。
今宵はお気に入りのドルフィン・ダンスをお楽しみください。