
ここ数週間ワールドカップに沸いたが、日本は残念な結果に終わった。ジーコ采配、選手の役割、チームとしての統一感等、多くの敗因が考えられるが、チームや選手の力量の差が明確に表れてしまうのが国際試合の常だ。気魄を窺わせるプレーも見せてくれたサムライニッポンに4年後に向けた熱いエールを送りたい。
カップといえばウォルター・デイヴィス Jr. の「デイヴィス・カップ」を素直に想いだす。マックス・ローチとのセッションが僅かにレコーディングされているだけで、殆ど無名のピアニストのブルーノート・デビュー盤だ。タイトルは自己の名前をテニスの国際試合にかけたイージーなネーミングで、小生の常套手段と同レベルの発想は好感が持てる。(笑)
59年当時のブルーノート・スターだったドナルド・バードとジャッキー・マクリーンをフロントに配した典型的なハード・バップで、ジャズ喫茶全盛期の人気盤の一枚だった。55年にカフェ・ボヘミアのジョージ・ウォーリントン盤で、バードとマクリーンが共演している。溌剌とした演奏は名盤として記憶されるが、少々荒削りでアンサンブルの乱れもあった。ところが、4年後のこの盤ではソロリレーも実にスムーズでフレーズもよどみがない。全曲デイヴィス Jr. のオリジナルで、どの曲もハード・バップの壺を得た仕上がりで文句なしに楽しめる。タッド・ダメロンのようにピアニストより作曲者としての才能に恵まれているようだ。
大きいことが良いわけではないが、サッカーの試合では時にヘディングで大きな選手が有利の場合もある。カップと聞いて「私は A カップ」とお嘆きの貴女、大きければ良いわけでありません。と、仰る方もおります。小生ですか? F カップとか G カップとか・・・イエローキャブの野田社長が羨ましくもなる。
カップといえばウォルター・デイヴィス Jr. の「デイヴィス・カップ」を素直に想いだす。マックス・ローチとのセッションが僅かにレコーディングされているだけで、殆ど無名のピアニストのブルーノート・デビュー盤だ。タイトルは自己の名前をテニスの国際試合にかけたイージーなネーミングで、小生の常套手段と同レベルの発想は好感が持てる。(笑)
59年当時のブルーノート・スターだったドナルド・バードとジャッキー・マクリーンをフロントに配した典型的なハード・バップで、ジャズ喫茶全盛期の人気盤の一枚だった。55年にカフェ・ボヘミアのジョージ・ウォーリントン盤で、バードとマクリーンが共演している。溌剌とした演奏は名盤として記憶されるが、少々荒削りでアンサンブルの乱れもあった。ところが、4年後のこの盤ではソロリレーも実にスムーズでフレーズもよどみがない。全曲デイヴィス Jr. のオリジナルで、どの曲もハード・バップの壺を得た仕上がりで文句なしに楽しめる。タッド・ダメロンのようにピアニストより作曲者としての才能に恵まれているようだ。
大きいことが良いわけではないが、サッカーの試合では時にヘディングで大きな選手が有利の場合もある。カップと聞いて「私は A カップ」とお嘆きの貴女、大きければ良いわけでありません。と、仰る方もおります。小生ですか? F カップとか G カップとか・・・イエローキャブの野田社長が羨ましくもなる。
雨が降ったり止んだりの日曜日、自宅で
のんびりとしています。
Walter Davis Jr いいですね!
「デヴィス・カップ」は一頃、車のCDチェンジャーに
長い間入れっぱなしでした。
あと、80年代初頭の「Live Au Dreher」も
なかなかよいですよ!
ケニー・クラークds、少し前に亡くなった
ミッシェル・カミーロbとのトリオ。
同じ「ウォルター」で「ジュニア」の
Walter Beshop Jr よりも、ずっと好きですな。
ビショップの「スピーク・ロウ」はその昔、
「噛めばかむほど味の出るスルメ盤」と言われて、
買って10回くらい噛んだものの味が出ず、
そのままレコード棚で眠っています。
(2~3年に1回、取り出して味を確認しますが、
結果は同じですね)
ということで、只今のBGM・・・
「Byrd in Paris」
Bobby Jasper(ts), Walter Davis Jr(p),
Doug watkins(b), Art Taylor(ds)がサイドで
\'58年パリのオリンピアでのライブ盤。
こちらは良い天気でして朝から遠出しておりました。大雪山の頂上付近にはまだ雪がありましたね。そちらは梅雨の時期なのでしょうが、こちらは清々しい風が流れております。先週の続きであります。(笑)
さて、「スピーク・ロウ」・・・ジャズタイム、「Byrd in Paris」・・・Brunswick この2枚、原盤お持ちなのでしょうか?バードは米再発の Signature でも珍しい一枚です。25年前、新宿の八月社で Signature 盤、5万円の値札を見ました。「もうちっと安くならないの?」「キズのないオリジナルですから・・・」「オリジナルはフランス盤でしょう?(やや、北海道弁)」「???」・・・もうちっと「勉強」しろよ!(笑)
「スピーク・ロウ」は20年ほど前の、
ミューズから復刻されたLP、
「バード・イン・パリ」は、友人から借りた
CDを**したものです。
\'88 Polydor France と書いてあります。
ジャケ写は、バードが「フィガロ」を読んでいるもの。
>バードは米再発の Signature でも珍しい一枚です。25年前、新宿の八月社で Signature 盤、5万円の値札を見ました。
八月社!懐かしいですな、あの新宿2丁目の
2階に上がっていく中古店。
20年近く前、ここで「Al Haig Today!」と
「Ray Bryant Plays」の原盤(と称するもの)を、
やはり5~6万で、それこそ清水の舞台から
飛び降りる心境でGETしました。
あそこは、ほんと高い!!
で、両盤ともその後1~2年で復刻CDが出て、
本当にはらわたの煮えくり返る思いをしたものです。
殆ど誰も持っていない垂涎盤を自分だけが所有してる
という馬鹿馬鹿しい自己満足を感じていられた1~2年の
期間を5~6万で買った、と納得して諦めてますが(笑)。
「Al Haig Today!」ですが、盤の中央部分には、
Mint Records とは書かれているのですが、
下のほうに小さく、
A Division of Del Moral Records Inc と
記載されてるんですけど、これって??
未開封新品のジョー・スタッフォードとアニー・ロス、昨夜も聴きました。特にジョー・スタッフォードが素晴らしいですね!増々、オリジナルが聴いてみたくなりました。困った物ですね!(笑!)
状態にもよりますが、ブライアントのシグネィチャー盤は5万が妥当なところ、ヘイグのミント盤は高いと思います。SJ 誌で「幻の名盤読本」なるものを出版したせいで、異常に原盤が高くなりました。それまではミント盤は数千円で売られておりました。
この本お持ちであれば巻頭のカラーページ見てください。スタン・ケントンとジューン・クリスティのキャピトル盤「duet」がレインボー・ラベルで紹介されております。どこにもこのラベルがオリジナルとは書いていないので問題はないのでしょうが、ご存知のようにブルーグリーンがオリジナルです。
ヤフーで、このラベルをオリジナルと称して出品していた人がいます。この本を見たのでしょうかね?意地悪くオリジナルはブルーグリーンでは、と質問しましたら、直ぐに出品取り消しておりました。(笑)
A Division of Del Moral Records Inc と記載されているのは、ミントがマイナーレーベルのため発売経路が違っていると聞いております。所有していませんが、記憶に間違いがなければ、ライトグリーン・ラベルで Deep Groove でしたらオリジナルですのでご安心を。
さて、ブライアントのシグネィチャー盤ですが、STEREO HIGH FIDELITY の文字が上にあるものと、下にあるものがあります。オリジナルはどっち?
こちらは晴天でして、最高気温が29度、夏近しです。
アングルのせいでしょうか、確かにディビスは怖い顔をしていますね。怖い顔といえば、アート・ファーマーの「モダン・アート」、目が合うと、ついつい視線を外します。(笑)更に怖いのはアーチー・シェップの「マジック・オブ・ジュジュ」、内容も怖いですよ。
プレイボーイは一日遅れで私も買いました。マイルスの逸話は楽しめましたが、グラビアがなぁ・・・naru さんがご指摘の通り少なくなっておりますし、ニコニコ笑っているだけで表情がありませんね。F カップ、G カップと大きくても均整のとれた美しい身体なのですが、ポーズもアングルも代わり映えしないものですし、刺激がありません。モンローの例の写真をプレイボーイは超えられそうもないですね。ちなみに季刊「アナログ」に重ねて買いました。(爆)
>記憶に間違いがなければ、ライトグリーン・ラベルで Deep Groove でしたらオリジナルですのでご安心を。
う、これは間違いなさそー(ホッ-_-;;
>さて、ブライアントのシグネィチャー盤ですが、STEREO HIGH FIDELITY の文字が上にあるものと、下にあるものがあります。オリジナルはどっち?
う~~ん、この件なんですが・・・。
僕が買った盤には、右下のほうに小さくHi-Fi
と書いてあるだけ。
その上に、「Heliodor」と記載されています。
これ、なんだろ??
裏ジャケには、
Recorded By Hanover-Signature Record Corporation, New York
と書かれてあります。
ジャケ写のブライアントの顔の向きや視線の
方向が、ジャズ批評なんかに載っているジャケの
ものとは微妙に違うような感じ・・・。
もしかして、バチもんか?(大汗;;;
これって良いですね。
duku様の仰るように、ウォルター・デイヴィス Jr.は、作曲者としての才能があると思います。親しみやすいメロディー・ラインが良いですね。
水準の高い、ハード・バップといったところでしょうか。
では、では、
ジャズ批評では多分、下に HIGH FIDELITY の文字が入っている国内再発のジャケを使っているものと思われます。もう一種は上に STEREO HIGH FIDELITY が入っているものです。前者が1st カヴァー、後者が 2nd カヴァーと言われております。どちらも見たことがありますが、何れもブラック・ラベルにカラー3本の米印、いわゆる「米カラー・ブラック」と呼ばれているものが、オリジナル・ラベルです。当然 Deep Groove です。 25-25 さんがお持ちのジャケは見たことがありません。
ジャケ違い、即バチもんではなく、ラベルが同じであればオリジナルと判別しているようです。シグネィチャーの 2nd プレスというのは聞いたことがありませんので、ラベルが同じであればオリジナルと考えていいと思われます。
アバウトなアメリカの事、ジャケ違いはそう珍しい事ではなく、私が所有しておりますパシフィック・ジャズのマリガン、それも10吋でも裏ジャケのデザインが違っているものもあります。
音楽を聴くという観点からしますと、オリジナル、再発、CD でも同じなのでしょうが、やはりオリジナルには輝きがあります。深い音を味わうためにはオリジナルに優るものはありません。そう考えると 25-25 さんが投資した5~6万は安いものかもしれませんよ。私の場合は財布に5万入っておりませんので買えませんが・・・(笑)
デイヴィス Jr.はマックス・ローチがニューヨークに連れてきたそうです。ローチはブラウンを初め、ドーハム、リトル、ロリンズ等、フロントには恵まれていたのですが、バンドカラーを出すピアニストはいなかったようです。メロディー・メーカーとしてのデイヴィス Jr.に注目したのでしょうね。
ブレイキーのバンドにシルバーやティモンズがいて成功したように、やはりメロディー・メーカー不在はドラマー・リーダー・グループとして長続きしないようです。