とうとう受験本番に突入したね…。
これからしばらく大変な日が続くけど…全国の受験生諸君…頑張ってね…。
それぞれに良い結果が出ますように…。
受験といえば縁起担ぎ…キット○ット…とか…うカー○…とか…最近は食品メーカーも受験にちなんだものを売り出しているけど…自分等の頃はだいたいオカンたちが手作りで豚カツなんかを揚げてくれた。
試験日…覚えている時は…だけどね…。
忘れてると最悪…。
試験前にめいっぱい茗荷を食わされたことがある…。
知ってる…?
茗荷は食べるとひどく物忘れすると言われているんだよ…。
だから試験前には…普通は食べさせない…はず…なんだけど…なぁ。
試験の結果が最悪だったのは…そのせい…じゃないことは…ちゃんと分かってますって…アハハ。
まあ…オカンのやることが何処かおかしいのは毎度のことで…いちいち気にしてたらきりがない…。
運動会の弁当が箱一面焼きそばで…おまけに箸がない…って話を前にしたけど…遠足でもやられたからね…箸なし弁当…。
受験生のお母さん…お父さん…弁当だけは忘れ物ないように頼むよ!
自分の時代の弁当はオカンの手作り…全部茶色いおかず…の弁当だったけれど…弟の時代になると冷凍食品が出てきて…少しだけ見た目が良くなった…。
今と違ってレンジがないから…焼いたり揚げたりはしなきゃいけなかったけど…。
見場が良くなったと言っても…オカンの腕に期待してはいけない…。
冷凍食品の会社が期待しているような出来具合に仕上がると思ったら大間違いなのだから…。
ある朝…弟の皿に妙な物体が乗っていた…。
それは揚げ物のようではあるが…何を揚げたのかさっぱり分からない…。
ひと口大の小さな物体だった。
弟が学校へ出かけてしまってから…はっと気がついた…。
「オカン…失敗こいたやろ…。 」
そう言うと…イヒヒ…とオカンは笑った。
「難しいんだわ…あれ揚げるの…。 なかなか上手くいかんで…。 」
そうだろなぁ…火加減…考えとらんもんな…。
弟の皿のあの物体は…実は蟹クリームコロッケ…。
新しい味を弟に食べさせてやろうという親心は分かるのだが…。
全然…中身が入っとらんのだ!
揚げを失敗して大爆発…哀れ中身は油に散乱…形をとどめていない…。
残った皮だけが弁当のおかず…何だか分からんはずだ…。
「それでも…あいつは気付かんもんで…そういう食べもんだと思っとったで…。
よくしたもんだわ…ははは…。 」
ははは…って…弟よ…それくらい気付け…。
蟹クリームなしの皮コロッケ…まあ…そこそこ味はしみとるから…おかずにはなるだろうが…。
オカンのわけの分からん料理の反動か…自分はなんとか自力で料理を覚え…上の弟はめちゃめちゃ料理のうまい嫁さんを貰った…。
分からん料理の被害者…下の弟…。
上と同じく…自力で料理を覚え…その上に料理のうまい奥さんを貰い…今では家族の中で一番…料理にうるさい…。
これからしばらく大変な日が続くけど…全国の受験生諸君…頑張ってね…。
それぞれに良い結果が出ますように…。

受験といえば縁起担ぎ…キット○ット…とか…うカー○…とか…最近は食品メーカーも受験にちなんだものを売り出しているけど…自分等の頃はだいたいオカンたちが手作りで豚カツなんかを揚げてくれた。

試験日…覚えている時は…だけどね…。
忘れてると最悪…。
試験前にめいっぱい茗荷を食わされたことがある…。

知ってる…?

茗荷は食べるとひどく物忘れすると言われているんだよ…。
だから試験前には…普通は食べさせない…はず…なんだけど…なぁ。

試験の結果が最悪だったのは…そのせい…じゃないことは…ちゃんと分かってますって…アハハ。

まあ…オカンのやることが何処かおかしいのは毎度のことで…いちいち気にしてたらきりがない…。
運動会の弁当が箱一面焼きそばで…おまけに箸がない…って話を前にしたけど…遠足でもやられたからね…箸なし弁当…。

受験生のお母さん…お父さん…弁当だけは忘れ物ないように頼むよ!

自分の時代の弁当はオカンの手作り…全部茶色いおかず…の弁当だったけれど…弟の時代になると冷凍食品が出てきて…少しだけ見た目が良くなった…。
今と違ってレンジがないから…焼いたり揚げたりはしなきゃいけなかったけど…。

見場が良くなったと言っても…オカンの腕に期待してはいけない…。
冷凍食品の会社が期待しているような出来具合に仕上がると思ったら大間違いなのだから…。

ある朝…弟の皿に妙な物体が乗っていた…。
それは揚げ物のようではあるが…何を揚げたのかさっぱり分からない…。
ひと口大の小さな物体だった。

弟が学校へ出かけてしまってから…はっと気がついた…。
「オカン…失敗こいたやろ…。 」
そう言うと…イヒヒ…とオカンは笑った。

「難しいんだわ…あれ揚げるの…。 なかなか上手くいかんで…。 」
そうだろなぁ…火加減…考えとらんもんな…。

弟の皿のあの物体は…実は蟹クリームコロッケ…。
新しい味を弟に食べさせてやろうという親心は分かるのだが…。
全然…中身が入っとらんのだ!

揚げを失敗して大爆発…哀れ中身は油に散乱…形をとどめていない…。

残った皮だけが弁当のおかず…何だか分からんはずだ…。
「それでも…あいつは気付かんもんで…そういう食べもんだと思っとったで…。
よくしたもんだわ…ははは…。 」

ははは…って…弟よ…それくらい気付け…。
蟹クリームなしの皮コロッケ…まあ…そこそこ味はしみとるから…おかずにはなるだろうが…。

オカンのわけの分からん料理の反動か…自分はなんとか自力で料理を覚え…上の弟はめちゃめちゃ料理のうまい嫁さんを貰った…。

分からん料理の被害者…下の弟…。
上と同じく…自力で料理を覚え…その上に料理のうまい奥さんを貰い…今では家族の中で一番…料理にうるさい…。
