80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

「猫を償うに猫をもってせよ」、何の事か判る?

2008年07月31日 | 本の情報
もうお読みになった方は当然ご存じなのですが、
これは小谷野敦(こやのあつし)著の随筆集、単行本の題名なのです。

随分、奇想天外な名前をつけたものですね。

本人が「あとがき」で出典を明らかにしています。
その前に誰かに当てて欲しいと思っていたらしいのですが、
当てる人が居なかったと書いています。

出典の説明を読むと、当てる人がいる筈もないと悟りました。
即ち、
このありもしない諺を作ったのは、落語作家でもあった、
田河水泡の「のらくろ漫画全集」に出てくるエピソードです。


マンガの「のらくろ」が子供たちと野球をしていて、
その球が大家さんの猫に当たって死んでしまう。

カンカンに怒った大家さんに対して途方に暮れている子供達に、
「のらくろ」は「猫を償うに猫をもってせよ」と言う
諺を知っているかと聞くのですが、子供達は知らないという。

そこで「のらくろ」は別の猫を探して来て
大家さんにあげて解決するという、まさに落語的なお話です。


この題名を小谷野氏は自分のウェブログの題名にもしています。

処で肝心の「猫を償うに猫をもってせよ」の内容ですが、
雑学的なとりとめのない随筆集で、かなり痛快といえましょう。



神戸六甲の鉄砲水は過去にも起こっていた

2008年07月30日 | 時事問題
この度の神戸都賀川の災害で
亡くなられた4名のお子様に謹んで哀悼の意を捧げます。

実はこの様な災害が過去に起こっているのです。

私は20才迄神戸の灘区に住んでいました。

もう70年ほど昔の事ですから、記憶が定かではありません。
多分昭和9年の室戸台風の時ではなかったかと思うのですが・・・

朝から猛烈な豪雨、当時は勿論台風でも登校です。

お昼頃だったのですが、六甲山塊から海に流れる川が、
皆氾濫したのでした。普段はチョロチョロとしかない水の量が、
怒り狂ったように大きな土砂流、鉄砲水になって襲いかかったのです。

自分達の小学校の窓から見える向こうの女学校の校舎が、
アッと言う間に押し潰され、大勢の女生徒が亡くなりました。

当時この流れを「山津波」と呼んでおりました。

この六甲近辺は山から海への傾斜がきつく、
普段は水量が少ないので川幅は狭く、
上流では多くの支流が流れ込むようになっており、
水源の近くで局地的に豪雨が降ると、必ずや鉄砲水になるのが常です。


災害迄には至りませんでしたが、山から海に向かう道路が一斉に、
急流の川のようになって、滝の様に水が流れる事は屡ありました。

半世紀以上もこの六甲近辺に住んで居られる方なら、
皆ご存じの事と思うのですが・・・。

滅多に起こる事ではないのですが、(今後も起こる可能性はあります)
緊急警報対策はどうしても必要と思われます。

水源地帯の降水量を記録して、もし危険水量になることがあれば、
直ちに下流の警報装置がアナウンスして、川から離れる様に指示する。
これ位の設備はやる気になればすぐ出来る筈でしょう。

決して2度と同じ事故を起こしてはならないのです。

テロ爆発の続発で思う事

2008年07月29日 | 時事問題
最近、中近東からアジアにかけてのテロ爆発は凄まじいですナ。 

アフガン、パキスタン、イラクからレバノン、トルコ、
インド、更に中国まで・・。

宗教戦争、民族闘争。 その歴代に及ぶ憎悪の深さは
とても日本人の計り知れない根の深さがあります。


それに対して、日本国内で発生していないのが嬉しい。
有難いと思わなければいけません。
(日本では通り魔の方が怖いけど・・・)
だが絶対に安全だと言う保障は何処にもありません。 
日本で何時テロが起こっても不思議ではないのです。

こればかりは自己防衛の方法がありません。 
場所によって、周囲に注意を配る位が関の山です。


外出時、盛り場などで不幸にも爆発に巻き込まれたら、
もう致し方ありません。 運が悪いと諦めるしか・・・。

この世に「生」を受けた以上、「死」とは隣合わせなのです。
日頃から、身辺整理に気を配って置くべきですなア。



日本人のセッカチ性

2008年07月28日 | 時事問題
日本の電(列)車・バスは時刻表通り、
定刻に発着する事が世界に誇示出来るものの一つでありました。

私共の行動基準も、全て乗物が定刻に正確に、
発着する事を大前提として行われていたと思います。

それがどうですか? 最近の乱れようは!!
電車バスの延着はもう日常茶飯事です。情けないと思いませんか。


乗物を待っている人は定刻に来ないと、
皆一様に腕時計を見たりして、
次第にソワソワと落ち着きの無い態度になってきます。

急ぐ用事なんかなさそうなお年寄りまで、
遅いですね~、どうしたんでしょうかね~などと言い出す始末。

日本人のセッカチな民族性が遺憾なく発揮される場面です。

どうも鉄道、電鉄会社は安全主義を最優先にして、
正確性は放棄と迄は言わなくとも、二の次にしてしまいました。


勿論安全を無視してとは言いませんが、
折角の日本人のセッカチ性分の美徳?に応じられる様に

出来るだけ正確に運用して下さいよ・・と願うのは、
私ばかりではありますまい。

改善策としてバスの時刻表は、もう少し
余裕を見て組んだらと思います。(イライラしなくて済む様に)

 (「バスが完全に止まってから立ってください」と
   盛んにアナウンスしていますから、
   時間が掛かるのは当然と思うのです。)

セッカチはよい性質だと思っているのですから・・・。
この美徳が無くならないようにしましょう 

鰻の受難日、土用丑が2回も

2008年07月27日 | 食の情報
何と8月7日の立秋迄に土用丑の日が2回あるんです、今年は・・・。
1回はもう過ぎましたが、土用二の丑は8月5日です。

関西より関東の人の方が鰻をよく食べますな。
有名店の前は行列が出来ています。

処で、中国産はさっぱり売れないらしい。 
産地は青息吐息で、廃業倒産の業者もあるらしい。

そりゃそうでしょう、
儲けの為には、人体によくない餌を平気で与える様な、
公衆衛生観念の薄い業者がいますものね。

「身から出た錆」と言う諺がぴたり当て嵌まります。

日本の業者でも油断出来ません。
在庫場所を転々と変えて、産地を偽装する輩がいます。


養殖のやり方でも、出荷を急ぐ為に
めちゃくちゃに餌を食わせて、ブヨブヨに太らせているのがあるらしい。

良い品質のものは、少しづつ餌を与えて、
天然のものと同じように期間をかけて育てるのですね。


然し、店に並んでいる商品を見ても、素人には区別が付きません。

やはり、有名店で値の良いものを選ぶしか方法が無い様ですナ。

猛暑、猛暑で、もうしょうがない

2008年07月26日 | お天気情報
酷暑が続きますね。

昨日関西では処により38度を記録。
神奈川の小田原でも36度になりました。

茹だる様な暑さ、灼熱の日光。 

かって商社勤務時代、ジャカルタに駐在していた時の、
やりきれない暑さを思い出しました。


然し、同地は湿気が少ないですから、日陰に入りますと、 
日本と違い、爽やかで気持ちが良かったです。

さて、此処数年来の7月下旬の最高気温を比較しますと、
 (毎年毎日の気温をすべて記録しておりますので・・)

平成17年
  21~24日 30度以下。 
  25~31日 平均32度位(全て30度を超す)。
平成18年
  21~25日 30度以下。
  26~31日 30度を出たり入ったり。
平成19年
  21~23日 30度以下。
  24~29日 30度を超す。 30日は23度と低い。


平成20年
  今年は何と7月12日以来、毎日最高気温は全て30度を割らず。
  如何に暑い月であるか、お分かりでしょう。


外出時はしっかりと水分、塩分を補充して、
熱中症にならない様に気を付けましょう。

シニアの不眠(3)

2008年07月26日 | 健康管理
日経夕刊の紹介が続きます。

齢をとると、どうしても早寝早起きになりますね。
これは多くの人に共通する現象だそうであります。

体温のリズムが55才を過ぎる頃から前傾して、
夜早めに下がり始め、朝早くから上昇する為であるらしい。


自分は晩酌をやっているから、夜の体温低下が阻止されていると、
思ったりしますが?・・。(どうもこれは、我田引水ですナ・・)

それでも昨夜は20時半に就寝し、夜中の0時半に途中覚醒、
トイレに行ってから暫くパソコンの前に座って、
コトコトとキーを打ったりして又1時半に寝付きました。

朝は4時に目覚め、5時迄寝床の中でウトウトして、
5時過ぎにに起床。 睡眠時間は計6時間半余り。


自分のこの齢なら、まあこれでよいのでは・・と考えています。

ブログは前夜か夜中に原稿を作り、
朝起きてから少し推敲して記載するのが日課です。


シニアの不眠(2)

2008年07月25日 | 健康管理
昨日のブログの続きです。

「高齢者の睡眠を改善する生活習慣」
 残り5項目を紹介します。

 ○日中は出来るだけ人と会う
   家での引き籠りを避ける為なのでしょう。
   又、人と会うのは睡眠覚醒リズムを24時間周期に
   同調させる重要な因子だそうです。
   自分は週2回は出勤しているので頻繁に人とは会います。

 ○日中は沢山歩いて活動的に過ごす 
   会社へ出たり、買物に行ったりで、一日中自宅に居るのは
   月10日以内でしょうか。まずまず動いている方でしょう。

 ○夕方以降に居眠りしない 
   これは経験がありません。居眠りしたいとも思いません。

 ○眠る為にお酒を飲まない  
   毎晩、晩酌は欠かせませんが、眠る為ではありません。
   専ら疲れの癒し、ストレス、プレッシャーの排除と思っています。

 ○1日1回は腹の底から笑う 。
  これは傑作! 
   笑いは免疫力強化に効果ありとは知っていましたが、
   睡眠にも良いとはね。 腹筋が刺激を受けるからでしょうか。

   然しユーモア小説を読んでもニタニタ笑う位で、
   ゲラゲラ笑うのは寄席にでも行かないとね。

全般的に考えますと、自分はもう少し外出を増やして、
身体を動かした方が良さそう。

シニアの不眠(1)

2008年07月24日 | 健康管理
22日の日経新聞夕刊に、
「睡眠と健康」シリーズで「シニアの不眠」
載っていましたので、読まれた方が多いと思いますが、
そうでない方の為に簡単に紹介し、私見を加えます。

2,3回に分けて書いてみます。
加齢すると必然的に睡眠の質、リズムが低下します。
これは加齢そのものの原因に因るとばかり思っていたのですが、
どうもそうではないらしい。
むしろ生活環境やライフスタイルの変化から来るらしい。 

つまり日中の活動量が減って運動不足になったり、
日光を浴びなくなったり、人と接触しなくなったり、
するのがその理由だというのです。

「高齢者の睡眠を改善する生活習慣」と言う
項目が出ていましたので下記しますと、

 ○昼食後から3時迄に30分以内の昼寝 
   毎日が日曜日の人なら十分時間があるでしょうが、
   少しでも仕事を抱えているとこうは行きません。
   都合が付く時だけの事になります。
 
 ○夕方に軽い運動、体操、散歩 
   時間が空いていてば、なるべく実行したい。
   夜になってからでもよいです。

 ○寝床で悩み事をしない 
   これは難しい。人間だれでも悩みやストレスを持っていますもの。
   出来るだけ振り払うようにして、他の事を考えることですナ。

○眠くなってから寝床に入る
   いつも寝床の中で新聞を読んだり、読書したりですが、
   これはよくないのですな。 寝室は書斎兼用ですから、
   その部屋で読まざるを得ないですが、ベッドに入ったら、
   すぐ寝るようにするのがベターと言う訳です。

 ○午前中にしっかりと日光を浴びる 
   午前中に外出しなさい、庭に出なさいと言う事になりますが、
   これも仕事を持っていると自由になりません。

後は、又明日に続きます。

要するに少しでもできるものから実践する心構えが大切で、
自分もぜひ心掛けたいと思っています。
 

就寝前に水を飲もう

2008年07月23日 | 健康管理
もう随分と前から就寝前に薬を一種類、
(ザンタック錠=胃酸の分泌を抑える薬)
飲んでいます。

寝る前に水の入ったポットをベッド脇に持参して飲む訳ですが、
最近、図らずもこれが非常に良い事であると知りました。


老齢者は夜中に熱中症になる事が多いと言う事実を知ったのです。

確かに暑い夜、クーラーを止めて寝ていますと、
夜中に目覚めたときに、
よく汗をじっとりと掻いて居る事がありますね。

これで脱水症状になって、
体力の弱い高齢者は熱中症になるらしい。

そこで夜寝る前にしっかりと水を飲めと
言われるようになったのでしょう。

夜中によくトイレに行ったりして体の水分が減ると、
起床直後の体重が減っていて、嬉しかったのですが、

身体の必要な水分まで減らして体重を軽くしても、
何のプラスにもなりません。
食後にすぐリバウンドするのが目に見えています。

発想を変えて、就寝前に今までに増して、
しっかりと水をポットからコップ一杯飲む事としました。


汗もよく掻きますし、トイレに行く回数も増えるようですが、
良い事は積極的にやるべしです。