もうお読みになった方は当然ご存じなのですが、
これは小谷野敦(こやのあつし)著の随筆集、単行本の題名なのです。
随分、奇想天外な名前をつけたものですね。
本人が「あとがき」で出典を明らかにしています。
その前に誰かに当てて欲しいと思っていたらしいのですが、
当てる人が居なかったと書いています。
出典の説明を読むと、当てる人がいる筈もないと悟りました。
即ち、
このありもしない諺を作ったのは、落語作家でもあった、
田河水泡の「のらくろ漫画全集」に出てくるエピソードです。
マンガの「のらくろ」が子供たちと野球をしていて、
その球が大家さんの猫に当たって死んでしまう。
カンカンに怒った大家さんに対して途方に暮れている子供達に、
「のらくろ」は「猫を償うに猫をもってせよ」と言う
諺を知っているかと聞くのですが、子供達は知らないという。
そこで「のらくろ」は別の猫を探して来て
大家さんにあげて解決するという、まさに落語的なお話です。
この題名を小谷野氏は自分のウェブログの題名にもしています。
処で肝心の「猫を償うに猫をもってせよ」の内容ですが、
雑学的なとりとめのない随筆集で、かなり痛快といえましょう。
これは小谷野敦(こやのあつし)著の随筆集、単行本の題名なのです。
随分、奇想天外な名前をつけたものですね。
本人が「あとがき」で出典を明らかにしています。
その前に誰かに当てて欲しいと思っていたらしいのですが、
当てる人が居なかったと書いています。
出典の説明を読むと、当てる人がいる筈もないと悟りました。
即ち、
このありもしない諺を作ったのは、落語作家でもあった、
田河水泡の「のらくろ漫画全集」に出てくるエピソードです。
マンガの「のらくろ」が子供たちと野球をしていて、
その球が大家さんの猫に当たって死んでしまう。
カンカンに怒った大家さんに対して途方に暮れている子供達に、
「のらくろ」は「猫を償うに猫をもってせよ」と言う
諺を知っているかと聞くのですが、子供達は知らないという。
そこで「のらくろ」は別の猫を探して来て
大家さんにあげて解決するという、まさに落語的なお話です。
この題名を小谷野氏は自分のウェブログの題名にもしています。
処で肝心の「猫を償うに猫をもってせよ」の内容ですが、
雑学的なとりとめのない随筆集で、かなり痛快といえましょう。