80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

暗雲漂う黄海周辺

2010年11月30日 | 時事問題
北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)への砲撃。
(北朝鮮と言うのは俗称で、朝鮮民主主義人民共和国と言うのが正しい国名。
 何と長たらしい名前ですナ。)

一方、この延坪島の南西部の海上で米韓合同の大軍事演習。

お互いに挑発するなと警告の応酬。
(北朝鮮は韓国が先に発砲したと言っているらしい・・・よく言うよ、ホントに)


陸上の国境は南北の両国家が決めたのですが、海上は米国が決めたらしい。
陸上の延長線上になると、北朝鮮の国土となるのが問題です。

中国は間で仲裁しようと6カ国協議の再開を提案。
北朝鮮はアメリカを引きづり出したいので、提案賛成となりましょう。
大体、中国は北朝鮮寄りですからナ。

アメリカは北が態度を変えるのを確認したいと言う。
韓国は今の状態ではとても協議する気になっていない。

処で日本はどうか・・・。 
お得意の日和見?では無かった、様子の静観だそうです。


日本海では無くて、黄海なので少し気が楽なのかも・・。
グズグズした態度で、後悔しない様にして欲しいですナ。



九州場所(今場所)を顧みて

2010年11月29日 | スポーツ情報
波乱万丈?の九州場所が終りました。

まあ、白鵬の連勝崩れは残念だったけど、
その他は一応何時もの場所と同じ感じでしたね。

白鵬は再び連勝に向けて、スタートしたのかナ。

その他では、豊ノ島の大躍進。十両で優勝して、
その勢いを持続して幕内優勝迄視野に入っていたのだから凄い。
速く横綱とやりたいと漏らした言葉は正に自信満々だったのでしょう。


後は、把瑠都が何時優勝出来るか、
その時が来れば横綱が転がり込んでくるでしょう。

稀勢の里は大関への足懸りを付けましたね。
豊真将も地力を付けて来たのですが、未だしの感じです。

ヨーロッパ系の力士は身体は立派ですが、
未だ意外に脆(もろ)い処があるようです。典型的なのが琴欧州。


次回は両国に戻っての初場所、今から待ち遠しいです。

ボジョレー・ヌーヴォーの味如何

2010年11月28日 | 食の情報
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は毎年11月の第3木曜日と決まっているのですが、
もう10日も経ちましたので、ワイン党の方々は、充分賞味なされた事でしょう。

実は私も買ってあるのです。(現在、買おうと言ってももう酒屋の店頭にはありません)
私は本当のワイン7党でもありませんし、ワインの味訊きなどした事もなく、
良否の判定などとても出来ません。


極安のワインと超高価なワインの飲み当てをした場合、
ワイン党だと自負して居られる方でも、取り違える事があるのですから・・・・。
我々に置いておやと言いたい処です。

それでも昨夜、美味しい、美味しいと思いながら飲んでみました。
品質はピンからキリ迄あるのですが、まあ中位のものと言えるものですかナ?

頭から美味しいものだと言う先入観があったのですが・・・・、
ウーム、ウーム・・、これは辛口ですナ。
残念ながらどうも自分の好みに合わなかったのです。

テレビで観ていても思いますが、飲食の味を言葉で紹介するのは難しいものですね。
一般の人ならただ「美味しい」と言うだけです。然し、それだけではよく判りません。


何とか別の言葉で表現する必要があるのですが、
表現力の乏しさ、中々思う様に他人に判るような適当な表現は出来ないですね。

自分で味わっていればそれで良いとしましょう。






川崎市北部、新百合ケ丘の大変貌

2010年11月27日 | シニア日記
昭和53(1978)年に川崎市北部の百合ケ丘に一戸を構えました。

川崎市は地図で見るとお判りの様に、
多摩川の西岸沿いに南東から北西に長く伸びた都市です。

元来、川崎と言えば、コンビナートの煙突が立ち並び、
空気の悪い公害発生の町との印象を御持ちの方が多かったですが、

それは南部の海岸沿いのみで、その後北へ北へと開発が進み、

私共の棲んでいる麻生(あさお)区は、
完全な住宅街で、新宿から40分で到着するベッドタウンの感じです。


此処に居住した当時は未だ開発も進んでおらず、
隣の急行停車の新百合ケ丘駅は新しく出来たばかりの駅で、
周りは全て造成宅地で暗い寂しい場所でした。

それが今や、駅周辺には高層ビルが建ち並び、
昭和女子音大が出来、更に現在近辺に映画大学も建設中で、
芸術都市の名前を頂く程発展しました。


急激な造成地開発とマンションの乱立で、
唯一の交通の便となる小田急のラッシュアワーの凄さは怖ろしい。

写真は駅前の繁華街のイルミネーションです。
立派な衛星都市となりました。

山本兼一著「利休にたずねよ」を読み終えて

2010年11月26日 | 本の情報
21日のブログでこの文庫版の事を書いたのですが、
その時は未だ7割位しか読み終えていなかったのです。

今度、最後迄読み終えて、ホントに千利休の人柄がよく判りました。
利休の前の名前、宗易の時代、更に遡って青年時代の千与四郎の時代。


50年前の19才の頃、彼は熱情的な男だったのですね。
最終章の一つ前に、若かりし頃の恋と愛が語られます。

そして最終章は又初めに戻って切腹の現場を描いています。

「茶の湯」は見事な芸術であったこと。 その神髄は極めて奥深い事。
 茶の湯に使う道具類も非常に高価なものもあったのですね。

それにしろ利休の叡智、目利きの鋭さ、何物にも節を曲げない頑固さ、怖ろしさ。

秀吉に「お前は悪人だな」と嘆かせるのです。
とても勝つ事は出来ないと悟って、難癖を付けて切腹に追い込むのです。


題名の「利休に尋ねよ」とは、著者は何を「たずねよ」と言うのでしょうか?
これは難しい。人、様々に答えが違うでしょうナ。

私は、彼が心の内では、秀吉を蔑(さげす)んでいて、
いずれ自家薬籠中の人物にしてしまおうとの野心があったのではないか?と、
たずねたいです。
秀吉も其れに気づいていたのではないかとも思います。



大相撲今場所の目玉

2010年11月25日 | スポーツ情報
今場所は意外な展開になりましたナ。

一番大きな問題は言わずと知れた白鵬の連勝が途絶えた事。
それでも依然優勝候補の筆頭ですから、やはり強い。

その他の活躍力士を観て見ますと、

把瑠都・・・・次第に相撲を覚えて、力任せばかりでなく、
     作戦を建てる様になり、突いても組んでも取れる強さ。

魁皇・・・・・・全く予想を裏切る?出来栄え。立派な大関です。
     今迄あっさり諦めていた土俵際でも粘りが出て来ました。
     親友の元千代大海には「悪あがきだ」と言っていますが・・・・。

稀勢の里・・横綱に勝ってから、非常に積極的になりましたね。
     自信が付いたのかも。大関になるぞの気概が出て来た様です。

豊ノ島・・・・不祥事件で十両転落の譴責を受けましたが、やはり強い。
     十両では優勝しましたし、早く横綱とやりたいと気力充実です。

一方今一つなのは、

日馬富士・・軽量の上、怪我をしていたのではとても大関は勤まりません。
     もう少し身体を作らないとね・・・・。

鶴竜・・・・・・やはり軽量ですが、取り口を覚えられると苦しい。
     暫く伸び悩むかも。大関狙いも少し先が長い様です。

来場所の両国での初場所はぜひ又、一日位は生で観たいと思っています。

     

日本女子選手の活躍に思う

2010年11月24日 | スポーツ情報
最近は日本の男子より女子の方が何か付けて元気ですナ。

今回のアジア大会でも、陸上100mの福島千里選手は44年振りに金メダルです。
彼女はかってスピードスケートの選手だったのですナ。

それで足腰が鍛えられている。スタートが少し遅れたのですが、
最後で今迄のアジア・チャンピオンを0.01秒差で抜き去ったのです。

女子サッカーの「なでしこ」チームも90年以来の悲願の金メダルを獲得しました。

スポーツとは離れますが、社会の男女関係でも、随所に女子の頑張りが目立ちます。

夫婦で旦那が先に逝きますと、
残された未亡人が俄然元気で溌剌としている例が幾らでもあります。

一方旦那の方が後に残されると、全くションボリとして従来の生気を失い、
程なく、カミサンの後を追うものが少なくありません。

(勿論、そうでない人も居られるのですが、
  一般論としては元気が無くなるのが普通です。)

何故かと言うと、家庭の事など、すっかり任せて何も知らない人が多いと思う。

そうならない様に、普段からお互いに意思疎通を図って、
家事等も、自分一人で出来る様に心掛けて置くべきなのでしょう。

たまには家政夫になって、全てを経験しておくと良いと思うのですが・・・・。
(これは自分への反省も入っています。)



自転車はホントに凶器です

2010年11月23日 | 体験談
最近、舗道を歩いていて、自転車にヒヤリとさせられる事が多いですネ。

昨日の朝日新聞にも載って居りましたが、
ルールがさっぱり守られていません。

広い舗道なのに、その人波を縫う様に蛇行して走る、
まるでスリルを楽しんでいる様な自転車が目に付きます。

狭い舗道でもすれ違う時に、速度を落とさず突っ走る。
夜は無燈で走るので、傍に来るまで気が付きません。

そんな乱暴はどうも学生の自転車に多いようです。
年配の人がぶつけられれば、ひっくり返って頭を直撃し、
死に至る危険が充分にあります。


ルールを守らない自転車にはもっと厳罰で臨んで欲しいと思います。

大相撲 白鵬の心境と今後

2010年11月22日 | スポーツ情報
若し昨日迄連勝が続いていたら、遂に70勝と、
前人未到の大記録になった処なのですが・・・。

63勝で終わった時、「ああ、残念」と言う気持ちと、
何かしらホッとした複雑な気持ちになりました。


勝った相手が日本人力士だったから、余計にそうなったのでしょう。

双葉山は負けたその日「我、未だ木鶏たりえず」と明言したのですが、
白鵬も同じ気持ちだったでしょうね。ショックも大きかったでしょう。


然し、双葉山の場合、あと続けて3連敗もしたのですが、
白鵬は立ち直りましたね。 
次なる目標の年間最多勝の記録に挑む事が出来るのです。


気を取り直して、精神集中を図っているのでしょう。
未だ23才と若いのですから、連勝のチャンスは充分あります。

1年6場所、全部勝てば、忽ち、15x6=90になる訳です。
今後ともしっかり頑張って下さい。

紀勢の里は、双葉を負かした安芸の海の前例がある様に、
これから一層奮発して、大関から横綱を狙って欲しいと思いますネ。


テレビで観ていると、九州場所の観客の入りが寂しい限りです。
会場が広すぎるのではありませんか。

山本兼一著「利休にたずねよ」を読んでの驚き

2010年11月21日 | 本の情報
PHP文芸文庫版で第140回の直木賞受賞作です。
この本を読んで、非常に驚いた事があります。

それは思いがけない手法と言うか、斬新な趣向と言うか・・・・、
利休が切腹した日から始まって、次第に過去へと遡行するのです。


歴史の時系列を逆行するとも言えるでしょう。
各章は利休、秀吉、それに関わる数々の人たちの記述が、

切腹の前日から、15日前、1カ月前、半年前、1年前、2年前と言う風に
区切られて各章が進み?ます。


映画の手法として、まず事件の結末から観せて、後、幻想追憶場面で
昔の事を写し出させるというものが良くありますが、
この小説はその点が更に徹底しています。因果関係が付き詰められる感じ。

一度読み終えたら、今度は最後の章から逆に読み返してみたくなります。

利休がどういう人物であったか、
その伝説が解き明かされると言っても過言ではありません。
そして時の権力者、秀吉の性格も浮き彫りにしています。

成程、受賞作だけの事はあるなアと思わせられました。