終戦当時の駐蒙司令官、陸軍中将、根本博の歴史ノンフィクションです。
1945年8月15日の敗戦に伴い、ソ連軍に従い武装解除の上部命令があったのですが、
ソ連軍の残虐性を周知していた根本司令官は、この指令に従わず、
1週間も戦闘を続け、後から来た中国国府軍の支援に依って、
多数の駐蒙邦人を無事帰国させる事に成功しました。
其の時の恩義を深く感じ、1949年当時、中共軍と
激戦を続けた揚句、壊滅寸前だった台湾(国府)軍に身を投じました。
決死の密航の後、蒋介石の要請を受け入れ、
金門島での死闘に、素晴らしい戦術を展開させ、
国府軍に唯一の大勝利を齎したのです。
その結果金門島は現在でも、台湾の領地になっています。
(然し、台湾の名誉の為にこの事実は抹殺されたのです。)
著者、門田隆将氏は、60人もの関係者をそれぞれ尋ねて、詳細な体験談を聴き、
現地を訪れ、又充分とも言える参考文献を駆使して、
本当に迫真に迫る、重厚な内容に仕上げました。
こんなヒューマニズム豊かな、戦術の優れた潔い軍人こそが、
正に真の「サムライー武士道」の権化なのでしょう。
遅読の癖のある私がこの結構ヴォリュームのある本を、
僅か3日間で、息も継がせず、読み切りました。
とても大きな感銘を受けた書籍となりました。
1945年8月15日の敗戦に伴い、ソ連軍に従い武装解除の上部命令があったのですが、
ソ連軍の残虐性を周知していた根本司令官は、この指令に従わず、
1週間も戦闘を続け、後から来た中国国府軍の支援に依って、
多数の駐蒙邦人を無事帰国させる事に成功しました。
其の時の恩義を深く感じ、1949年当時、中共軍と
激戦を続けた揚句、壊滅寸前だった台湾(国府)軍に身を投じました。
決死の密航の後、蒋介石の要請を受け入れ、
金門島での死闘に、素晴らしい戦術を展開させ、
国府軍に唯一の大勝利を齎したのです。
その結果金門島は現在でも、台湾の領地になっています。
(然し、台湾の名誉の為にこの事実は抹殺されたのです。)
著者、門田隆将氏は、60人もの関係者をそれぞれ尋ねて、詳細な体験談を聴き、
現地を訪れ、又充分とも言える参考文献を駆使して、
本当に迫真に迫る、重厚な内容に仕上げました。
こんなヒューマニズム豊かな、戦術の優れた潔い軍人こそが、
正に真の「サムライー武士道」の権化なのでしょう。
遅読の癖のある私がこの結構ヴォリュームのある本を、
僅か3日間で、息も継がせず、読み切りました。
とても大きな感銘を受けた書籍となりました。