80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

日本の農業(3)とTPPとの大決戦

2011年02月28日 | 季節の情報
愈々国内で白熱の泥仕合になってきました!

菅首相は「第3の開国」だ、などと言って、TPP(環太平洋経済連携協定)に、
参加への判断を6月末に決めると国際公約しましたね。

これから市民啓蒙の為に「開国フォーラム」を各地で開く段取りです。

アジア各国同士の関税障壁が無くなって、日本経済再生の基礎になるとの解釈です。
経団連や経済同友会、連合などが参加推進の旗を振っています。


これに反対するのは、全農協、全漁協、全国町村会、日本医師会など。
若し関税が撤廃されたら大変な事になると、猛反対なのです。
「TPPを考える国民会議」で、対話集会を試みています。


大体このTPPはアジアの4国がグループで始めたものですが、
アメリカは農産物の関税撤廃が含まれると知って、
これ幸いと後から飛び込んで推進役を買って出たのです。

アメリカの農産物は、やはり世界で一番安いですから、こんな好都合はありません。
アメリカに忠実な菅首相は、忽ち参加推進を叫び出したと言う訳です。

反対派は韓国、中国が未だ意思表明をしていないTPPに、
苦しい農業の立場も弁えす、率先推進するのはおかしいと言う事です。

このTPPは日本の国の形が変わる程の重要な問題で、
その決定は国民投票に掛ける位の認識が必要だとも言われます。


政府は今、6月迄に日本農業の大改革案を立案しようとしていますが、
反対側では、机上の空論の恐れありと警戒しています。

私達もその行方をしっかりと見極めて行きましょう。


日本の人口に付いて想う事

2011年02月27日 | 時事問題
先日総務省から昨年10月に行われた国勢調査の速報値が発表されました。
25日夕刊や26日朝刊に関連記事が出ていましたのでもうご存じでしょう。

総人口は1億2805万人。私が勝手に作ったゴロを紹介しますと、
1(ヒトは)2805(フヤシタイ)と覚えます。 一寸苦しいですが・・・。


前回調査より少し増えている様ですが、
調査方法が変わったので誤差はあるでしょう。 
実際は減少している事が確実だと言われています。

然し概算ですから余り厳しくは言えないでしょう。
先般、100才以上の老人が、大勢生死不明で、生きた儘になっているとか、
ホームレス等の戸籍のはっきりしない人は含まれていないとか、色々あります。

1世帯の平均人数は、間違いなく減っているとの事。全国平均で2.46人。
確かに一人暮らしが増えていますものね。
地方の過疎化で社会から孤立する「孤族化」なる言葉も生まれています。


依然としてドンドン大都市に集中しているのですナ。一方では少子化です。

そこで衆議院議員の選挙での各地の「一票の格差」が拡大して、
どうにもならなくなって来ました。

今年は愈々、選挙区の区割りや各区の定数の増減に踏み切るようです。
辛うじて当選している議員にとっては死活問題。


それでも改正是正は避けられそうにありません。

昨日はポカポカ、今日は厳冬?

2011年02月26日 | 季節の情報
昨日は暖かかったですナ。正に初夏に近い陽気。
それに強い南風で完全に春一番が吹きました。風速20mもありました。

京浜地方では最高21℃。防寒着を脱いでセーター姿。
処がそれも一日限り。

今日は又一挙に厳冬に逆戻りで最高気温10度前後になると言う。
大体春一番の吹いた後は、急に寒くなるものらしいです。


体調を整えるのに大変。
今日はしっかりと着込んで風邪を引かない様に頑張らないとネ。

三寒四温も此処まで極まると対応が難しいです。


四温に入ったかな

2011年02月25日 | 季節の情報
昨日は京浜で最高14℃、今日は何と19℃になると言う。
正に4月中旬の気温です。


昨日は未だそれ程暖かいとは思えませんでした。
会社から最寄りの銀行への往復も、結構寒かったですから・・・。

今日こそは暖かいでしょう。
加齢と共にホントに寒さが苦手となりました。

元来が寒がりですから、一日でも早く春になればと願っているのです。
暖かいと思う存分背伸びして、近辺の散歩をしたい欲望に駆られます。


ニュージランドの地震、霧島新燃岳の噴火、相手が自然現象だけに、
やるせない気持ちになりますね。

ニュージーランド地震で思う事

2011年02月24日 | 時事問題
一昼夜ほど体調優れず悩んだのですが、
どうやら今朝は回復して、元気に会社へ出勤します。
何しろ、明日の給料日の為に給与支給の準備をしなくてはならないので・・・。

処で、ニュージーランドの地震は大被害ですね。
未だ消息不明の方が居られるので、さぞご心配な事でしょう。
御察し申し上げます。


ニュージーランドと言えば、気候良し、治安良しで、外国に住むとなれば、
トップに上がるほど恵まれた土地だと思っていたのですが・・。

直下型地震は恐いですね。房総沖とか、遠州沖とか、
遥かな先の海底が震源地なら、まだましなのですが、

直下型となりますと、まともに上下動の激しい震動を受けてしまいます。
あの阪神大震災がそうでしたね。


ビルの一階、二階が潰れて、ペシャンコになって上層階が一階のようでした。
大きなビルが潰れると、コンクリーやら煉瓦やらが被(かぶ)さって来ますから、
本当に瓦礫の山になってしまいます。

日本の緊急救援隊も出発しましたから、何とか日本人を早く救出して欲しいと
心から念願しています。

三寒四温かな?

2011年02月22日 | 季節の情報
この処最高気温は10度を出たり入ったりしています。
冷たい風が吹いたかと思うと、ポカポカと春の様な日差しになったりして・・・・。


昨日は一寸体調が優れませんでした。 直ぐ治れば良いのですがネ・・・。
ブログも控えめになりました。 少し休憩したいと思っています。


日本の農業(2)は改革が必須条件

2011年02月21日 | 時事問題
菅首相は先般のダボス会議で「日本は6月末迄にTPP参加の検討を終える」旨の
国際公約を公言しました。


これは党のマニフェスト処ではなく、
どうしても実行せねば、国際的にその信義が問われます。
(方向としては参加したい気持ちが読み取れます)

一部の農業関係者は、TPPでも農産物の例外が認められるのではと、
甘い期待をしていたのですが、
今回のチリ会議で原則的に除外例なしと結論づけられました。

少し期間の余裕を見て、最終的には関税ゼロにする目標です。
日本は余程思い切った農業改革を行わないと、TPP参加は無理となります。


さりとて参加を遅らせると、日本の貿易は完全に東南アジアの諸国に、
追い抜かされて、製造業は更に苦しい経営状態に追い込まれましょう。

政府の対策の遅れを心配するのですが、
手を打っていない訳では無く、昨年末に「食と農林漁業の再生産本部」を
立ち挙げて懸命に具体策を練っているのが実情です。

ただ、6月末に間に合うかどうかが懸念されます。


然し、おコメでも立派に輸出している先進業者もあるのですがね。
台湾などの富裕層を狙っているのですが、
値が高くとも品質の良いものを購入したいと言う層があるのです。

日本でも結構そう言う層があるのではと思うのですがネ・・・・。

参考
ダボス会議=世界経済フォーラム年次会議
      年1回、スイスのダボスに世界の政治、経済、企業のトップが集まり、
      健康、環境など世界の直面する重大な問題を討議する場 



日本の農業(1)は随分変わってしまいました。

2011年02月20日 | 時事問題
この半世紀にも満たない間に、
日本の農業の形はすっかり変わってしまいましたナ。

農業に従事する人口とその年齢を見ますと

1985年 人口 543万人(内65才以上は26%)であったものが、
2010年 人口 261万人(内65才以上は62%)となって、
人口では半減以下、そして高齢化。この傾向は今後も続きます。


農家に後継ぎがいない、おコメの需要も更に減少を続けています。
然し、一方で農産品の高率関税は依然現存しています。

最高はこんにゃく芋=1706%、豌豆=1065%、おコメ=778%、落花生=593%と、
大半の農産物が極めて高い関税で、国内産が手厚く保護されているのにこんな始末です。

こんな現状で今、TPP加入で関税が外されたら、
日本農業は壊滅状態になると農業関係者が大反対をする理由も良く判ります。
(TPPは社会的共通資本を破壊する、TPPと日本農業は両立しない等々・・TPP反対の大義より)

もう何とか生き延びる道を考えなければ大変な事態になってしまいます。

その農業改革とは、新しいやり方で抵抗力を付ける事、即ち、
 1.新しい発想や開拓の知恵の豊かな新規参入者が欠かせません。
 2.農地の集約化に拠る大規模化、効率化が必要です。


処が面倒な事に、市町村毎にある農業委員会にこれを決める権限があるのに、
その構成委員は地元の農業関係者が牛耳っており、
外部からの新規参入、大型化を拒否する壁になっているのです。


これではどうにもなりませんね。

これを打破する強い政治力が必要なのですが、
今の政府はそれ処では無い政権維持がやっとの始末で、困った事になって来ました。


後は後日のブログに続きます。

日本の農業はどうなって行くのでしょうか?

2011年02月19日 | 時事問題
菅総理が「第3の開国だ」と称して、TPPやEPA,FTAに取り組む姿勢を見せました。
TPPについては今年の6月中には、交渉参加に関する結論を示す事となりました。


特にグローバルな視野から、日本農業はその渦中に巻き込まれ、
将来の方向について大きな瀬戸際に立たされる事となったのです。

ご存じの通り、TPPは将来完全な(例外の無い)関税撤廃を目標にしています。

日本の農業界では、これに参加する事を認めると、
現在の農業は壊滅的打撃を受けると大反対なのです。

処が日本のその他の製造産業では、若し、この協定に乗り遅れたら、
日本の輸出は東南アジアの発展途上国に負けて見る影も無くなると、
積極的な加入推進に進もうとしています。


政府はどうしたら良いのか、極めて難しい判断を強いられる事となりました。

浅学非才な愚見を述べた処でどうなる訳でもありませんが、
日本の農業が今どんなポジションにあるのか、将来はどうなるのかを
今後考えてみたいと思います。

一挙に全てを書く訳にも行きませんので、
少しづつ小出しでこのブログの中で考えて行きたいと思います。

ご関心の無い方は、この件に関する今後の続編はどうぞ読み飛ばして下さい。

参考:TPP=環太平洋経済連携協定
      (米国、豪州も加入に踏み切っており、間もなく9カ国の加入となる)
   EPA=各国個別の経済連携協定
      (先般日本と豪州が交渉に入ったが、農産物が壁になって只今平行線)
   FTA=各国個別の自由貿易協定

      

泌尿器系疾患の治療

2011年02月18日 | 健康管理
昨年3月に発見された泌尿器系疾患(前立腺癌と前立腺肥大症)の治療の為に、
通院を続けています。 今の処、3月に1回の頻度となっています。


大学病院でお医者さんの評判が良いのか、
予約制でありながら、毎回2時間、3時間と待たされるので、1日仕事です。

先日の治療の結果では、可も無く、不可も無しで状況は変わりませんでした。

あの「間寛平さん」は未だお若いですから、最先端の放射線治療で、
すっかり良くなって、マラソンを続けました。

然し自分の様に80才を超えた高年齢者では、身体への負担をなるべく減らす為に、
手術はせず、投薬と3カ月に一回のホルモン注射で、
所謂ホルモン療法が最適らしいです。

癌を完治させるのは無理ながら、共存で5年以上の生存率は90%もあるとの事。

前立腺癌で死亡するのは、他の器官に転移してしまったものなのです。
つまり手遅れとなっているのですが、
早期発見すれば、この齢ですと手術しなくても同じ位の生存期間が得られると見られます。


排尿時に多少の問題はあるものの、他には何処にも痛みは無いので、
従来と全く同じ生活を続けています。 なんでも食べて、お酒も飲んで・・・・。

然し、どうやら食べては好ましくないものがあるようです。

雑誌「がんサポート」の3月号に拠りますと、
やはり脂肪の多いもの、乳製品が良くないらしい。

まあ、生活習慣病と変わりはありませんので、
これらのものをなるべく控えると共に、適度の睡眠、運動、
ストレス無く過ごす事が一番良い事は間違いありません。