中南米はだいたいスペイン語圏であるが、やはり国によって少々、言葉が違う。乗用車のことはコスタリカでは carro(英語の car と同じ語源)、ペルーでは auto(automóvil「アウトモビル」の略)、メキシコでは coche (英語の coach に相当)といっていた。
carro はスペインでは「荷車」、「馬車」の意味で用いられるのが普通のようで、carro を持っているといっても、ドライブには誘えない。
メキシコは国産車があるが、コスタリカとペルーでは圧倒的に日本車が多かった。
さて、車には、電気自動車を除くと、ガソリンなどの燃料が必要だが、ガソリンスタンドも国によって、言い方が違う。まず、コスタリカで覚えたのは、bomba de gasolina。gasolina は問題ないが、問題なのは bomba である。見てのとおり、語尾の a を取ると、英語の bomb になる。もちろん、英語同様「爆弾」の意味もある。「ガソリン爆弾」では危なくて仕方がない。この場合の bomba は英語の pump に相当する。イタリア語では pompa で、より英語に近い。「ポンプ」の意味である。「ガソリンのポンプ」ということで、「ガソリンスタンド」になる。
同様に bombero という言葉も、「爆撃機」の意味ではない。「爆撃機」は bombardero である。bombero は、水道の「ポンプ」を扱う仕事の人で、「消防士」となる。
ちなみに、英語の bomber の発音は「ボンバー」ではない。b は発音せず、「ボマー」となる。ドイツ語では「ボンバー」でいいようだが。「ボンバー・ジャケット」は本来の英語では、「ボマー・ジャケット」でなければならない。
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はじめてのスペイン語 (講談社現代新書)
コスタリカの歴史 (世界の教科書シリーズ)
人名の世界地図 (文春新書)
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