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1980年ごろのコスタリカの電話事情

2014-05-12 12:45:01 | コスタリカ
  1980年ごろは携帯もパソコンもなかったので、通信手段は電話と郵便だけだった。ファクスやテレックスというものもあったが、これはビジネス用で、一般庶民のものではない。電報もあるが、緊急事態は発生しなかったので、こちらも利用する機会はなかった。
 電話は家庭用のも公衆電話も普及していて、そう不便は感じなかった。ただ、故障している公衆電話はよく目にした。公衆電話の最低料金は50センティモ(当時のレートで約10円)だった。日本の公衆電話は1円玉や5円玉は使えないが、コスタリカでも同様に5センティモ、10センティモ、25センティモ硬貨は使えなかった。使えるのは50センティモ、1コロン、2コロン硬貨だったが、日本と同様、おつりは出てこない。テレホンカードというものはなかった(日本にもないころである)。
 ちなみに、1コロンは100センティモだが、1センティモ硬貨はもはや使われていなかった。最低額面の硬貨は5センティモだったのである。今ではインフレが進んでいるので、25センティモ硬貨が最低額面の硬貨だそうである(2012年)。
 公衆電話(teléfono público)ボックスは当時、日本では下半身が見えないものが主流だったと思うが、コスタリカでは全身が見えるタイプのものだった。
 なお、公衆電話の通話料金は日本同様、時間が長くなれば高くなるシステムであった。

 

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