コスタリカのカリブ海側には英語のような言葉を話す黒人がいるが、どうやらこの英語のような言葉はジャマイカ・クレオール語(ジャマイカ語)と呼ばれるものらしい。
ウィキペディアによると、「ジャマイカ語を話すジャマイカ系移民のコミュニティは、マイアミ、ニューヨークシティ、トロント、ハートフォード、ワシントンD.C.、ブラジル、ニカラグア、コスタリカ、パナマのカリブ海沿岸、ロンドンに存在する」とのこと。
ジャマイカ・クレオールということであるから、混成言語である。ジャマイカは英語が公用語なので、ジャマイカ・クレオールは英語がベースになっている。
ところで、英語がベースになっているのは、ニューギニア・ピジン(tok pisin) も同じである。ニューギニア・ピジンとの共通点をいくつか挙げる。
1.I, me ⇒ mi
2.否定詞 no は動詞の前に置かれる。
3.pickney または pickiney は「子供」(ピジン語では pikinini)を意味し、元々の形の piccaninny は、「小さい」を意味するポルトガル語の pequeno またはスペイン語の pequeño から借用している。
4.次のような場合、 /t/ は /k/に変化する。
little ⇒ likkle, bottle ⇒ bokkle, battle ⇒ bakkle, settle ⇒ sekkle
ピジン語の liklik (少し)は次にように変化したものだろう。
little little ⇒ likkle likkle ⇒ liklik
ピジン語の mi no save(わかりません)はジャマイカ・クレオールとして十分通用すると思うのだが、どうだろうか。
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はじめてのピジン語―パプアニューギニアのことば



ウィキペディアによると、「ジャマイカ語を話すジャマイカ系移民のコミュニティは、マイアミ、ニューヨークシティ、トロント、ハートフォード、ワシントンD.C.、ブラジル、ニカラグア、コスタリカ、パナマのカリブ海沿岸、ロンドンに存在する」とのこと。
ジャマイカ・クレオールということであるから、混成言語である。ジャマイカは英語が公用語なので、ジャマイカ・クレオールは英語がベースになっている。
ところで、英語がベースになっているのは、ニューギニア・ピジン(tok pisin) も同じである。ニューギニア・ピジンとの共通点をいくつか挙げる。
1.I, me ⇒ mi
2.否定詞 no は動詞の前に置かれる。
3.pickney または pickiney は「子供」(ピジン語では pikinini)を意味し、元々の形の piccaninny は、「小さい」を意味するポルトガル語の pequeno またはスペイン語の pequeño から借用している。
4.次のような場合、 /t/ は /k/に変化する。
little ⇒ likkle, bottle ⇒ bokkle, battle ⇒ bakkle, settle ⇒ sekkle
ピジン語の liklik (少し)は次にように変化したものだろう。
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ピジン語の mi no save(わかりません)はジャマイカ・クレオールとして十分通用すると思うのだが、どうだろうか。
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