スパニッシュ・オデッセイ

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コスタリカ再訪(93)フェスティバルの開催される、サンホセ市街地へ

2016-06-23 18:09:44 | コスタリカ
 12月12日(土)
 旅行の疲れが出たせいか、6時40分に目が醒めた。普段はもっと早く目覚めるのだが。しばらくベッドでぐずぐずして、7時15分に起床。当然のことながら、アラフエラのある中央高原の乾季の朝は晴天である。グアピレスでは朝から、雨が降っていたり、どんより曇ったりしていることもあるが、ここは別世界である。
 この日はかつてお世話になった日本人のお宅(以後、「I氏」と表記する)で餅つき大会があり、招待されていたので、朝食を摂ったあと、9時半ごろ家を出た。普通なら、車で出かけるところだが、この日、サンホセでは Festival De La Luz(光のフェスティバル)があり、メイン・ストリートは夕方から通行止めになるという。ということで、バスで出かけることにした。
 1980年ごろにはこんなお祭りはなかったが、1996年に始まったとか。この日は20周年記念である。
 カーニバルのようなものだが、リオ・デ・ジャネイロ(Rio de Janeiro, スペイン語では Río de Janeiro。ただし、発音は「リオ・デ・ハネイロ」。スペイン語に直訳すると Río de Enero で、「1月の川」の意)だけではなく、コスタリカにもある。ただし、サンホセではなく、カリブ海側のリモンのカーニバルが有名である。写真を見る限りでは、似たような印象を受けるが、リオのカーニバルのように死者が出たという話は聞いたことがない。
 さて、義妹の家を出ると、バス通りに出る。バス停も近いのだが、例によって、バスがいつ来るかわからない。タクシ-もよく通る。バスが来る前にタクシーが来たので、それに乗って、アラフエラ市の中心にある、サンホセ行きのバス乗り場に行く。
 フェスティバルの見物にサンホセまで出かける人も多いようである。甥っ子も行くといっていた。早めにいい場所を取りに行く人もいるのだろう。
 バスの時刻表があるのかどうかわからないが、サンホセ行きの大型バスが2台いる。1台目の方は行列が長いので、2台目のほうに並んだ。こちらのほうもすぐに満席になり、あまり待たずにすんだ。昔と比べると、バスもずいぶん立派になった。昔は、エアコンがついていないバスもあったと思うが、筆者の乗ったバスはついていたと思う。
 渋滞もなく、10時半ごろサンホセ市の市街地の西にある、Nissan の代理店前で降りた。
 道路を挟んだ向かいには、日系のスーパー、「ヤオハン」があり、ひいきにしていたものだが、今はない。日本食が手に入りにくくなったかと思うが、そんなことはない。町の大きなスーパーでは、中国製や韓国製ではあるが、日本食の材料は手に入る。
 I氏のお宅はフェスティバルの会場の西端に近い。このあたりには、マクドナルドがあるとのことで、それを目印に歩いていく。久しぶりなので、記憶があいまいである。少し迷ったが、I氏宅のあたりはあまり変わっていないようだ。11時半には着いてしまった。餅つきにはだいぶ時間があるが、15年ぶりぐらいなので、積もる話もある。
 筆者の知り合いも来るとのことなので、おしゃべりをして、時間をつぶすことにした。

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コスタリカ再訪(92)義妹宅到着

2016-06-22 21:29:26 | コスタリカ
  カーナビをレンタルしたあと、一路アラフエラ市に住む義妹の家を目指した。道はわかるが、せっかくなので、ナビも使ってみた。コスタリカの住居表示は日本のように「~丁目~番地」のような表示ではない(詳しくは「住居表示」の項をごらんいただきたい)ので、目的地の入力が難しい。有名な建物なら、その名前を入力すればよいが、一般の住宅ではそうも行かない。
 前々日、カルタゴで教えてもらったアプリ Waze でも事情は同様である。
 さて、レンタカーの事務所を出てアラフエラ市街地へ向かうが、いったんなだらかな下り坂である。市街地へ入る前にまた上り坂になる。中央高原は坂道が多く、坂のおかげで、風景をよりいっそう楽しむことができるのであるが、マニュアル車のころは、坂道発進ばかりで、苦労したものである。今はオートマ車が多くなっているので、楽になった。もちろん、レンタルした車はオートマ車である。
 アラフエラ市街地に向かう道のそばはかつては何もなかったが、今はショッピング・センターをはじめ、りっぱな建物がたくさん建っている。
 さすが、中米では先進国である。昔から、ニカラグア人やエル・サルバドル人がたくさんいたが、今では、キューバ人、コロンビア人、ペルー人、ハイチ人などもたくさんいるらしい。逆にコスタリカからそれらの国に働きに行く人はあまり多くないと思う。
 それはともかく、義妹の家に着いたのは午後4時半ごろになった。義母も同居していて、久闊を叙した。ご主人はまだ仕事中で、6時過ぎに帰宅した。このほかに娘と息子がいるが、小さいときに会ったような気もするが、ほとんど初対面といっていい。娘はアルバイトに行っていて、この日は会うことができなかった。息子のほうには会うことができた。
 
 【翌朝、義妹宅から撮影した写真。この敷地には義妹の主人の親兄弟が住んでいて、この家は一番奥になる。乾季は大体こんな天気である。直射日光を浴びると暑いが、日陰は涼しい。】
 料理が得意な義妹の手料理をいただき、8時には寝てしまった。翌日は、かつてだいぶお世話になった、サンホセ在住の日本人宅の餅つき大会に招待されている。
 
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コスタリカ再訪(91)カーナビをレンタルする

2016-06-21 19:52:18 | コスタリカ
  サンホセ市街地の西にあるSábana (普通は「シーツ」の意味だが、カトリック教会では「祭台布」の意味で使う)の中華料理屋 Flor de Loto (蓮の花)での昼食を終え、いよいよ、Alajuela (アラフエラ)に向かう。
 
 1号線をまっすぐ進む。これは有料道路で、途中に料金所がある。ETCなどというものはなく、小銭で支払う。料金も数十円程度で、たいしたことはない。35年前は車もあまり多くなく、スイスイ進めたものだが、今はラッシュアワーでなくても、結構混んでいる。
 アラフエラの町に入るだけなら、Radial Francisco J. Orlich という道路に入っていけばよい。これは簡単である。ところが、その前に、レンタカーの事務所に行って、カーナビを借りなければならない。事務所はサンホセ国際空港の手前にある。
 
 1号線から3号線に入るわけだが、これがなかなか大変だったのである。信号はあるにはあるが、なかなか進まない。とにかく車が多い。
 右側通行なので、信号を左折して、右側車線に入るのは骨が折れる。早めに3号線に入っていればよかったのだが、ナビがないので、道がよくわからない。
 しかし、何とかレンタカー事務所の入っているホテルの敷地に入ることができた。手続きも簡単にできた。料金は約2週間で22,000円ぐらいだった。ただ、借りた時点では、コスタリカ・コロンでの表示だったので、高いのか安いのか、よくわからなかった。
 カーナビは車に取り付けるタイプではなく、持ち歩くタイプである。運転席の前に置くこともできるが、手で持つこともできる。日本の最新式のものに比べると、機能が劣りそうな気がしたが、やっぱりそのとおりであった。詳しくは後日、述べる。
 それはともかく、事務所を出て、3号線経由でアラフエラの市街地に向かう。道はそれほど混んではいなかったが、3号線とRadial Francisco J. Orlich が合流するところで、混雑するのであった。
 ここを抜けてしまえば、あとは女房殿の地元である。義妹の家までは、さして渋滞することもなく、無事到着した。

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コスタリカ再訪(90) San Pedro を抜けて、San José へ

2016-06-13 21:13:28 | コスタリカ
 
 サンホセの手前にサンペドロ(San Pedro)という町がある。一応、サンホセとは別の町にはなっているが、サンホセ市の東部地域という感じである。コスタリカ大学がこの町にあり、筆者も37年前に住んでいた。そのころは、信号がないところでも道路を横断できたものである。
 カルタゴから幹線道路をどんどん進んでいくと、サンペドロが近くなってきた。San Pedro という道路標識が見えたので、指示通り、進んだ。ここから先は道も狭くなってくる。ゆっくりではあるが車も動いてはいたのだが、とうとう全くといっていいほど動かなくなった。歩いたほうがよっぽど早い。単なる渋滞としてはおかしい。
 想像していたことだが、やっぱり事故であった。道の真ん中に車が1台止まっているのである。前部がだいぶ壊れている。ただ、猛スピードが出せる道ではないので、死亡事故があったようには見えない。せいぜい軽傷であろう。運転手もいなかった。警察が事故車を撤去に来るのだろうが、大渋滞でなかなか来られないのだろう。
 事故現場は車が1台通れるほどのスペースしかない。何とか現場を抜けると、あとは大渋滞がうそのようである。ところが、抜けたのはいいのだが、道がよくわからない。道路標識も不十分で、現在位置もよくわからない。町の様子も昔とはだいぶ変わっている。筆者の頭の中にあるサンペドロの地図は37年前のものである。というわけで、女房殿に任せるしかない。
 コスタリカ大学の入り口近くに公園(Parque John F. Kennedy)があり、ケネディ大統領(のはず)の胸像がある。この像が見えたので、サンペドロの街中にいるのは間違いない。
  何とか、サンホセ方面へと進むことができたが、幹線道路ではなく、南側の住宅地を通っている。Los Yoses (yos とはトウダイグサ科シラキ属の一種)という標識もあった。このあたりは高級住宅街であったが、いまも高級そうである。坂も多いのだが、昔は車が少なかったので、車がビュンビュン走っていたが、今は車が多いので、なかなかそうもいかない。
 そろそろ空腹を覚えてきた。サンホセ市の西のはずれにある、女房殿お薦めの中華料理屋(Flor de Loto「蓮の花」)を目指す。Los Yoses を抜け、サンホセ市街地の南側に入る。このあたりまで来ると、道はなんとなくわかる。
 無事に市街地を抜けて、西部の Sábana (「シーツ」の意)に入った。中華料理屋は人気店でわかりやすい。店の前の駐車スペースに止めて、中に入った。客は中国系ではないコスタリカ人がほとんどである。料理もだいぶコスタリカ風にアレンジしてある。コスタリカ料理はあまり辛くないので、ここの中華料理も辛くない。中国人とのハーフである義父もこの店がお気に入りだったそうだ。
 コスタリカの中国系の一世の多くは広東系なので、広東料理がベースになっているのだろう。辛くなくて、日本人の口にも合う(筆者は辛いのも平気であるが)。
 昼食が終わったのは3時前だったかと思う。いよいよ、これからアラフエラに向かう。乾季に入ったばかりなので、午後でも晴天、コスタリカ晴れである。

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コスタリカ再訪(89)カルタゴ経由、サンホセへ

2016-06-07 20:42:05 | コスタリカ
 午前11時半に Hotel Río Perlas (真珠川ホテル)を チェックアウトする。義妹の一人が住む Alajuela (アラフエラ)に向かう予定であるが、Paraíso(天国)あたりに Lankester Gardens という植物園がある。Lancaster の間違いではないかと思ったが、これでいいらしい。おおよその場所はインターネットで調べておいたが、実際に車で走ってみると、やっぱりわかりにくい。道々、聞いてみる。地元の人は知っているようだが、なにしろ、標識がなかなか見つからないのである。ぐるぐる回ってもわからず、時間を浪費するわけにも行かないので、あきらめてアラフエラに向かうことにした。


 今回はパライソの町に入らないで、カルタゴへ行くことができた。グアピレスを出て、だいぶ走ったので、そろそろガソリンが少なくなってきた。カルタゴの市街地を抜ける少し前のガソリンスタンドで給油する。コスタリカではまだセルフ式のスタンドは見ていない。メキシコでは、給油するとき、必ず従業員がちゃんと給油するところを見ていないといけない、と言われたものだが、コスタリカでは同であろうか。念のために給油現場を見ておく。ガソリン代は特に高いという印象もないが、安いという印象もない。コスタリカは石油が出ないので、産油国のメキシコよりは割高だと推測する。
 給油を終えて、一路サンホセを目指す。市街地を抜けると幹線道路で、以前と比べると、立派になっている。車も増えているので、時間がかかるかと思ったが、サンホセの手前までは順調に進んだ。サンホセの手前には Curridabat、 tres Ríos(三河)、San Pedro などの町がある。San Pedro には以前住んでいたし、Curridabat 行きのバスもよく利用したものである。Curridabat という地名はあまりスペイン語らしくない。当時は疑問に思うこともなく、慣れてしまったが、今考えてみると、カタルーニャ語ではないかと思われる。確証はないが。
 さて、Curridabat、San Pedro の街中は昔から道は狭い。このあたりからいよいよ大変になってくるのである。

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コスタリカ再訪(88) 敷地内を一周、チャペルを見学

2016-06-06 20:54:51 | コスタリカ
 
 案内図の上のほうへ行くにつれて、坂が急になる。道は舗装されているが、あまり奥まで行くには、時間がない。この日は義妹の一人がいる、Alajuela (アラフエラ)に行かなければならない。ということで、ロッジがある辺りまで言って、引き返した。
 食堂まで戻ると、昨日入った温泉プールが右下に見える。朝食時には誰もいなかったが、20人ぐらい入っていた。
 さらに下まで行くと、宿泊した128号室の向こうに教会(チャペル)があるので、見に行く。
 
 
 
 
 この日は結婚式の予定があり、スタッフが花を飾っていた。
 
 【教会脇の道を向こうのほうから降りてきた。】 
 小さいが、雰囲気がいいので、思い出に残る結婚式が挙げられそうである。
 教会の脇にトイレがあった。
 
 【男性用】
 
 【女性用】
 しゃれたプレートである。男性用は英語では Gentlemen、女性用は Ladies と複数形で表すのが普通で、スペイン語も同様に、Caballeros(カバジェロス), Damas(ダマス)と複数形が普通である。ただ、プレートには一人しか描かれていないので、単数形にしたのだろう。それとも定員1名ということだろうか。
 
 【チャペルから見た128号室】
 チャペルからさらにホテルの入り口のほうまで進む。
 
 【入り口の右のほうにある棟】
 入り口近くまで出ると、128号室に続く道がある。これで、敷地内をぐるっと一周したことになる。
 
 【左側が128号室】
 
  
 【128号室と129号室の間にかかっているプレート】
 部屋に戻ったときには雲も薄くなっていたようである。もっとのんびりして痛かったが、先を急がなければならない。アラフエラに行くにはサンホセ市内を通らなければならない。車が多くなっているので、以前にも増して時間がかかりそうである。 
 
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コスタリカ再訪(87) 坂の上の食堂で朝食をいただく

2016-06-01 17:07:37 | コスタリカ
 12月11日(金)旅行3日目。
 この日は午前6時半に目覚める。いつもより少し遅い。静かなので、ぐっすり寝られた。そのままベッドでだらだらして、起床したのは7時半である。夜中、雨が降った。もう止んでいたが、雲がどんより、低く垂れ込めている。
 ホテル料金には朝食も含まれているので、食堂へ向かう。
 
 食堂は温泉プールの坂をもう少し上って、左側にあり、El Rancho のプレートがかかっている。坂道の右側にあるのが Taberna Del Capitán (隊長の居酒屋?taberna は英語の tavern に相当)である。「タベルナ」と書いてあるが、もちろんここでも食べられる。ただし、朝食は食べられないようである。朝食は El Rancho のほうへ。

 食堂の写真はホテルのリンクをご覧いただきたい。
 アメリカ風の食事も供せられているが、選んだのはもちろん、コスタリカ風の朝食である。前日、カルタゴのホテルでも食した Gallo Pinto であるが、こちらのホテルの方が高級なだけあって、味もこちらの方が上だった。
 他に客は誰もいなかったので、眺めのよい窓際の席に座った。リンクの写真をご覧いただきたい。
 景色はいいが、曇り空である。ウェイトレスに聞いてみると、このあたりは朝、雲や霧が出るとのこと。ただし、昼からは晴れるそうである。
 のんびり食事を楽しんだ後、部屋に戻らず、そのまま敷地のもっと奥のほうを散策した。坂がいくらか急になってくる。ロッジ風の建物もあり、ここに泊まることもできるが、大人数用だろう。
 道の脇にコスタリカでは珍しくはないが、日本人には珍しいと思える植物があった。葉に特徴があり、Cobija de Pobre (コビハ・デ・ポブレ、「貧乏人の毛布」の意)と呼ばれている。
 
  葉っぱに穴が開いているところから、貧乏人の毛布を思わせるのだろう。言いえて、妙である。 
 
 
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