日本プロ野球球団にはラテンアメリカ出身の選手が多数いるが、2015年のシーズンでは、中日ドラゴンズとDeNAベイスターズの外国人選手はすべてラテンアメリカ出身の選手である。これらの球団の通訳は英語よりスペイン語の方がいいと思うが、アメリカでプレーしたことのある選手は英語もそれなりにできそうなので、英語の通訳で済ませているかもしれない。
それはともかく、中日ドラゴンズにはリカルド・マイケル・ナニータ（Ricardo Michael Nanita）という、ドミニカ共和国出身の選手がいる。
Ricardo は Richard のスペイン語形である。Michael は英語形で、これに対応するスペイン語形は Miguel （ミゲル）であるが、スペイン語形以外の個人名を持つケースもままある。最近はこのようなケースが増えてきたような気がする。
Ricardo も Michael も普通は、個人名である。ただ、Ricardo について言えば、18-19世紀のイギリスにデヴィッド・リカード（David Ricardo）という経済学者がいた。この場合、Ricardo は姓である。
ナニータ選手の姓は Nanita ということだろうが、スペイン語圏では「個人名＋父方の父姓＋母方の父姓」がフルネームである。ナニータ選手の母方の父姓は不明である。
ところで、筆者には Nanita という姓は初耳である。Nanita というのは普通、女子の愛称として使われる。実際、女房殿の妹の一人が Nanita である。本名は Ileana であるが、語末の na を取り出して、それを繰り返すと、Nana という形ができる。これに縮小辞の“-ita”をつけると、Nanita ができあがるのである。
ナニータ選手は本国では、子どものころは、姓のことで、かなりからかわれたのではないだろうか。
それはともかく、中日ドラゴンズにはリカルド・マイケル・ナニータ（Ricardo Michael Nanita）という、ドミニカ共和国出身の選手がいる。
Ricardo は Richard のスペイン語形である。Michael は英語形で、これに対応するスペイン語形は Miguel （ミゲル）であるが、スペイン語形以外の個人名を持つケースもままある。最近はこのようなケースが増えてきたような気がする。
Ricardo も Michael も普通は、個人名である。ただ、Ricardo について言えば、18-19世紀のイギリスにデヴィッド・リカード（David Ricardo）という経済学者がいた。この場合、Ricardo は姓である。
ナニータ選手の姓は Nanita ということだろうが、スペイン語圏では「個人名＋父方の父姓＋母方の父姓」がフルネームである。ナニータ選手の母方の父姓は不明である。
ところで、筆者には Nanita という姓は初耳である。Nanita というのは普通、女子の愛称として使われる。実際、女房殿の妹の一人が Nanita である。本名は Ileana であるが、語末の na を取り出して、それを繰り返すと、Nana という形ができる。これに縮小辞の“-ita”をつけると、Nanita ができあがるのである。
ナニータ選手は本国では、子どものころは、姓のことで、かなりからかわれたのではないだろうか。
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