スパニッシュ・オデッセイ

スペイン語のトリビア
コスタリカ、メキシコ、ペルーのエピソード
パプア・ニューギニア、シンガポールのエピソード等

ファースト・フード

2014-02-28 09:29:44 | スペイン語
  コスタリカでもファースト・フードは重宝されている。ホットドッグ、サンドイッチ、ピザはおなじみである。また、ケンタッキー・フライド・チキンにもずいぶんお世話になった。
 ホットドッグは本来のスペイン語では、英語 hot dog を直訳して perro caliente (perro「ペーロ」は「犬」、caliente「カリエンテ」は「熱い」)になる。昔は店内の表示はこのようになっていたかと思うが、最近では英語を使い、スペイン語で言い換えられない若者が増えているらしい。サンドイッチは emparedados(エンパレダドス)だが、こちらも英語をそのまま用い、スペイン語の方は忘れられつつあるようだ。emparedados は pared (パレッ、壁)という単語がもとになってできている。ここから emparedar「エンパレダール、壁の間に挟む → 閉じ込める、監禁する」という動詞ができ、その過去分詞の複数形が emparedados というわけだ。具がパンの間に閉じ込められたもので、1つでは食べた気がしないので、複数形になるのだろうか。
 ちなみに、サンドイッチは中国語では「三明治」。シンガポールで初めてお目にかかった時は、ショックだった。
 日本の喫茶店では、ホット・サンドイッチを「ホット・サンド」と短縮する。わざわざ英語で Hot Sand(熱い砂)と書いてあるのを見かけるが、やめてほしいものだ。

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レストランの営業時間など

2014-02-27 11:09:33 | メキシコ
 レストランの昼食の営業時間だが、コスタリカやペルーでは日本と同じようなもので、何の不便も感じなかったが、メキシコでは開店時間が早くても午後1時。2時開店も普通で、最初のころは知らずに12時ごろ出かけて行ったものの、1時間も待たされて大変だったこともいい思い出である。
 お目当ての日本食レストランの従業員に Marco という男性がいたが、女性従業員が「まるこちゃーん」と呼んでいた。「ちびまるこちゃん」はまだテレビ放映されていなかったが、漫画ですでに有名になっていたのか、それとも、日本人が親しみを込めて、「ちゃん」をつけて呼ぶのを聞いて覚えたのだろうか。

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チップ

2014-02-26 12:02:54 | メキシコ
  メキシコはさすがにアメリカの隣で、チップ社会である。床屋でも、散髪してもらった後は、店に料金を払うのだが、それとは別に理髪師にもチップを渡していた。
 スーパーで買い物した後はレジ袋に詰めるのだが、メキシコでは子供が袋詰めをしてくれる。チップは日本円にして1円かそこらでしかないのだが、1日仕事をすると結構な額になるのだろう。袋詰めなどは自分でできるのだが、雇用創出ということで気持ちよくやってもらった。これらの子供たちが泥棒になるよりはずっとましである。
 メキシコ・シティで信号待ちをしているときに、さっと勝手に窓ガラスをふいてくれたりするが、やはり嫌な顔をしないでチップを渡すのが常識のようである。ぼろい車に乗っている人はこの限りではないが。窓を拭く少年の代わりに、交差点で火吹き男もよく目にした。ガソリンを口に含んで吐き出し、火をつけるのである。危ない仕事だが、このようにしてチップを稼がざるを得ない人もいる。
 女房殿はゴミ収集人にもチップを要求されたと言って憤慨していたが、コスタリカではありえないことだそうだ。
 メキシコでは何らかの形でチップを稼いでいる人たちがいるので、物乞いはあまり目にしなかった。ペルーではあまり物乞いは見なかったが、当時、爆弾騒ぎが日常茶飯事だったので、安心して物乞いできなかったかもしれない。
 コスタリカは日本同様、チップを気にしなくても済むのがいい。また、ペルーやメキシコほど貧富の差が大きくなく、これら両国より貧乏人のレベルが高いと思うのだが、逆に物乞いはいた。子供には小銭をやったことはないが、年寄りには喜捨したことはある。「神様の祝福がありますように」(Diós le bendiga) というような礼を言われたことが記憶に残っている。

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お勘定

2014-02-25 12:11:24 | コスタリカ
 御食事のあとは、勘定をしなければならない。日本では請求書は料理といっしょに持ってくるものだが、コスタリカでもメキシコでもペルーでも、勘定は食事を終えた後、従業員を呼んで、請求書を持ってこさせる。その時の言葉は、“La cuenta, por favor”(ラ・クエンタ・ポル・ファボール、“Bill, please”)である。“por favor”は直訳英語では“for favor”だが、“please”に相当する言葉で、必ず覚えなければならない。親しい間柄では“porfa”と縮約形を用いることもある。
 コスタリカでは、ウェイター(mesero、mesa「テーブル」に由来。camarero ともいう)やウェイトレス(mesera)がいる、普通のレストラン(中華もその他も)では、メニューに書かれている価格の20%増しを支払う必要がある。10%は税金で、10%はサービス料である。このサービス料がウェイターやウェイトレスの収入になるわけで、店が固定給を払っているわけではない。
 メキシコでは一律10%のサービス料ではなく、客がチップ(propina)としてウェイター(メキシコではウェイトレスはあまりいなかったような印象である)に直接払う。サービスが悪ければ、少しだけ、よければ15%以上だが、目安としては10~15%だった。カードで支払う場合は、請求金額にチップ分を客が書き加えてサインする。ペルーではどうだったか、記憶があいまいである。

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現地名を頂戴する

2014-02-24 12:59:46 | コスタリカ
コスタリカ大学の近くにある、星洲(Sinchau、「シンガポール」の意)という中華料理屋にはよく通ったものだが、ウェイトレス(mesera)は中国系ではない。何度も行くうちにウェイトレスと親しくなり、話もするようになる。話をすると、当然名前も聞かれる。日本名を名乗っても、なじみがないので名字も名前もなかなか覚えてくれない。中国人なら、「チャン」とか「リー」とか、短いので、覚えやすい。しかし、日本名はそうはいかない。ということで、現地名すなわち、スペイン語の名前を付けようということになった。適当につけてくれということで、まず、「アレックス」でどうかということになり、それでいくことにした。しかし、後日、「アレックス」という名前にはオカマが多いということを聞き、急遽変更を申し出た。それでは、「エルビス」でどうだということになって、おそれ多いが嫌いではないので、そうすることにした。最初は、「エルビス」と呼ばれると、こそばゆい感じがしたが、慣れというものは恐ろしい。そのうち、自己紹介するときも、堂々と「エルビス」を名乗った。
アレックス あらため 今はエルビスに 
 コスタリカ大学のあるサンペドロ地区から引越しした後は、サンホセ市の街中にできた「福禄寿酒家」(「酒家」は酒屋ではなく、レストラン。「飯店」は日本ではレストランだが、中国ではホテル。「飯店」の中国語読みは「ファンティエン」だから、なんとなく「ホテル」のようにも聞こえる)に通うようになったが、そこでもウェイターとなじみになり、ついに敬称の「ドン」をつけてもらって、「ドン・エルビス」と呼ばれるようになったのである。

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サンホセ市、サンペドロ地区の中華料理屋

2014-02-23 09:00:33 | コスタリカ
 コスタリカ大学のあるサンペドロ(San Pedro)地区に住んでいたころは、下宿の夕食がものたりなくて(コスタリカでは一般的には、夕食より昼食のほうがメインである)、夜な夜な近所の中華料理屋のお世話になっていた。それも一軒ではなくて、結構な数の店がある。サンホセ市の中心部ではないので、高級店はあまりなく、庶民的な店がほとんどだった。
 店の名前はアルファベットと漢字の両方で表記されている。思いつくままに書いてみる。
 Hoi Fan(海帆、スペイン語訳の“La Vela”も看板に書かれていた)、Mi Sam(美心)、 Sinchau(星洲)、Heng Lung(興隆)
 サンペドロ地区以外には Tin Jo(頂好)という店もあった。中国語をご存知の方なら、これらのアルファベット表記は普通話(標準の中国語)ではないことがわかるだろう。どうも、広東語のようである。福建語や潮州語もあるかもしれないが、筆者は、そこまで守備範囲は広くない。
 Heng Lung では、中国人のオーナー(だろうか)に日本将棋を教えたこともある。また、春節(旧正月)の時期に訪れた時、『福』の字がさかさまに飾られているのを見つけて、「さかさまだよ」というと、「そのままでいいのだ。さかさまにすると『福』が来るのだ」(「倒福」と「到福」の発音が同じ)と教えてもらったこともある。
Sinchau (星洲)は「シンガポール」の意味のようだが、オーナー一族がシンガポールから来たかどうかは不明である。ここには、新藤恵美似のかわいい娘がいて、よく行ったものである。
 Hoi Fan は下宿から一番近く、通りを渡ったところにあった。今では、交通量が多くなり、信号がないところはとても渡れない。ここのオヤジが何と女房殿のおじにあたるということが、コスタリカから帰国した後、判明したのであった。

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行きつけの中華料理屋

2014-02-22 17:32:40 | コスタリカ
 ある日、台湾人(後で、わかったことだが、1980年ごろ、コスタリカにいた台湾人は私の知っている限りでは、すべて、大陸からわたってきた中国人とその子孫である外省人)の同僚に「ゴーティエ(guotie)」を食べに行こうと誘われたことがある。今ではちゃんと漢字で「鍋貼」と書けるが、当時は食い物であることぐらいはわかったが、どんなものか皆目見当もつかなかった。行ってみると、何のことはない、単なる焼き餃子だった。中国では焼き餃子よりも水餃子の方が普通で、単に餃子というと水餃子を意味する。
 何でも、余った水餃子を使用人に与えたら、使用人がそれを油で揚げて食べたのが焼き餃子だという話がある。これが旧満州から日本に伝わってきたらしい。
 さて、その店の焼き餃子の味も、さすが中国人が誘うだけあって、本モノ(たぶん)の味だった。こういう本モノの味の中華料理屋はあまりなかった。この焼き餃子を出す中華料理屋以外に、ホンモノ(といっても、現地で入手できる素材は限られているので、現地化した中華料理屋と区別する意味で、あえてホンモノと呼ぶ)と呼べる中華料理屋は一軒だけだった。当然、その店がオープンしてから、そこに入りびたりだった。
 お値段もその他の店よりはいくらか高かったが。さらに、その店のオーナーとその弟が日本にいたこともあり、日本語がぺらぺらだった。ついでにいうと、韓国にもいたことがあり、韓国語もぺらぺらだったようだ。実際に韓国語を話すのを聞いたことがないので、ぺらぺらかどうかは確認のしようがなかったが、その店で働いていた、若い中国人がその後、韓国に帰国(両親は韓国在住)し、私も帰国途中で、彼を訪ね、お世話になったとき、彼はもちろん韓国語がぺらぺらだったので、その店(「福禄寿」というありがたい名前だった、アルファベットでは Fulusu となっていたが、本来の中国語のピンイン表記では Fu Lu Shou である)のオーナーもぺらぺらだったと思う。ちなみに、オーナーの名前は徳福、弟は徳禄だった。妹はいたが、徳寿という末弟がいたかどうかは不明。
 ということで、オーナーは中国語、韓国語、日本語、スペイン語の4か国語ができた。英語も少しはできたと思う。私もこのオーナー一族に触発されて、中国語の勉強をこの中米の国で始めたのであった。

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レストランにて(3)

2014-02-21 12:03:45 | スペイン語
  ビールだけひたすら飲むのはイギリス式のようで、コスタリカでも日本と同じく、おつまみがほしい。スペイン語では boca または boquita という。boca は本来、「口」の意味である。「河口」の意味もある。しかし、酒と一緒のときは「つまみ」の意味になる。“¿Boquita?”と聞かれても、最初はよくわからなかったが、いつものように“Sí, sí”と答えていると、つまみが出てきた。鳥の手羽先のから揚げ風のものが多かったようだ。日本の突出しのようなものだが、無料である。
 そして、おもむろに注文するわけだ。中華料理屋の場合は、料理が出てくるまで、時間はあまりかからない。高級レストランでは結構待たされると思うが、そういうところはあまり行った覚えはない。
 ウェイターやウェイトレスとなじみなると、料理を持ってきてくれた後、“Buen Provecho”と言ってくれる。「ごゆっくり召し上がれ」という意味だが、直訳英語だと、“Good Tasting”といったところか。これは客として言われるだけでなく、人が御馳走を食べているときや、食事の前に出くわしたりすると、こちらからも言うことができる。

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レストランにて(2)

2014-02-20 12:20:37 | コスタリカ
  前回は、ウェイトレスに対する呼びかけとして、gorda(でぶ)というのがあることを紹介したが、gordo(gorda の男性形)の反意語には flaco(フラコ)や delgado(デルガード)というのがある。前者は英語では skinny、後者は slim といった語感だろうか。後者は姓にもなっているが、前者はなっていないと思う。
 この“flaco”は呼びかけにも使われていた。そんなに痩せてはいなかったと思うが、太目ではなかっただろう。「やせっぽち」では、「でぶ」ほどではないにしても、日本語としてはやはり失礼だろう。gorda も flaco も気軽な呼びかけとしてはOKということか。初心者は真似をしない方が無難だろう。
 さて、いよいよ注文だが、とりあえず cerveza(セルベサ、ビール)である。正式には una botella de cerveza(a bottle of beer)だが、普通は una cerveza でよい。
コスタリカのビールには何種類かある。少々割高だが、口当たりの良い Bavaria をよく注文した。通になるとImperial がいいらしい。他にも Pilsen や Tropicalという銘柄もある。いずれもサイズは日本の小瓶サイズである。Tropical は女性に好まれているようだ。


  ビールはやっぱり十分冷えているのがいい。コスタリカでは、田舎に行くとややぬるいのが出ることもあるので、bien fría(よーく冷えたの)と念を押す。ペルーでは寒いときには、冷たいビールではなく、冷やしていない、ぬるいビールも飲める(あまり飲みたくないけど)。ビールだけではなく、コカコーラなどの清涼飲料水もぬるいのを売っている。イギリスのビールはぬるいという話を聞くが、ペルーでも同じようなことをしている。
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レストラン (restaurante) にて

2014-02-19 11:56:30 | コスタリカ
  中華料理屋に限らず、ちょっとしたレストランには、たいていメニューが置いてある。ところがである。ペルーはクスコの小さなレストランに入った時のこと。小さな黒板にメニューが書いてあったが、ほかにも何かあるかと思い、メニューを持ってくるように頼んだ。ところが、メニューは出てこず、いきなり料理が出てきた。menú というといわゆる「メニュー」のことだが、menú de hoy (メヌー・デ・オイ、「今日のメニュー」)というと「本日のおすすめ料理」「日替わり定食」という意味なので、そちらの意味にとられてしまったようだ。
 コスタリカのとある中華レストランでのことだが、何やら、「プスプス」言っている人がいた。猫でも呼んでいるのかと思ったが、猫はいない。そうするうちに、その客のところにウェイトレスがやってきた。「プスプス」はウェイトレスを呼ぶ合図だったのだ。日本では何とも失礼な感じがするが、当のウェイトレスは気にしている風もなかった。高級レストランではあまりしない方がいいらしいが。
 「プスプス」以外では、gorda(ゴルダ、太っている、デブ)と呼んでいる客もいた。ウェイトレスは全然太ってなどいなかった(かといって痩せてもいない、中肉中背)のだが。また、呼ばれたウェイトレスも gorda と呼ばれたことは気にしている様子もない。gorda には「妊娠している」という意味と「偉い」という意味もあるにはある。件のウェイトレスは妊娠しているようでもなかったし、ウェイトレスに向かって「偉い人」と呼びかけるのも考え難い。やっぱり「太目」の意味だろうが、日本語と違って「デブ」の語感はないのだろう。筆者などはとても、gorda とは呼べず、日本的な感覚で、disculpe(ディスクルペ、すみません)とか、señorita(セニョリータ)と言っていたような気がするが。

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チョプスイ(3)

2014-02-18 13:40:32 | コスタリカ
  コスタリカ大学に勤務中のこと。2人で1部屋を研究室として割り当てられていた。研究室はスペイン語では cubículo(クビクロ)といわれていた。小部屋の意味である。相棒は英語の教師で、コスタリカ人のくせに、やたらと英語で話しかけてくる。赴任当初は英語の方がまだ話しやすかったのだが、赴任して1か月もたたないうちに、スペイン語の方が話しやすくなっていた。スペイン語の方が発音が日本語に近いので、口の筋肉も滑らかに動く。英語はどうも疲れる。文法は英語の方がずっと簡単なのだが、スペイン語の文法をマスターしてしまえば(動詞の活用のパターンを覚えてしまえば)、発音のプレッシャーがない分だけ、スペイン語の方が気楽である。聞き取りも英語より100倍楽だ。
 それはともかく、相棒を訪ねて時々、教師がやってきた。初めのころは、なかなか名前を覚えてもらえず、「チョプスイ」と呼びかけられたことがある。悪意はなかったようだが、自分のことを言われたのだと理解できず、「あんたのことだよ」と相棒に教えられたことがある。イタリア人に「スパゲッティさん」というようなものだろう。
 日本人と中国人を外見から区別することはむずかしいので、アジア人ならば、みんな chino(チノ)(女は china)と呼ばれる。アジア人だけでなく、コスタリカ人でも目がやや細めであれば、ニックネームは chino になる。「チョプスイ」はアジア人に対する呼びかけということだろう。言った本人は悪意がなくても、気を悪くする日本人はいる。
 また、最初のうちは chino と呼びかけられたら、chino ではなく、japonés(ハポネス、日本人)だと、いちいち、答えていたのだが、しまいには面倒くさくなって、放っておくようになった。

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チョプスイ(2)

2014-02-17 12:52:37 | トリビア
 「チョプスイ」はどうやら広東語のようだが、漢字で書くと「雑砕」となっている。英語の辞書には中国語「雑炊から」と解説しているものもある。「普通話」では発音は“za sui”(ツァースエイ)と表される。中国語の辞書を調べてみると、「麺」とは全く関係ないことが分かった。「牛や羊の内蔵、モツ」の意味であった。
 アメリカへ渡った中国人が、肉・野菜・卵・海老などの「コマ切れ」をまとめて炒めて、ソースをからめた簡単な料理を作ったのをアメリカ人も食べるようになったようだ。アメリカ人は「チョプスイ」をごた混ぜ料理の意味にとったようだ。「チョプスイ」は普通、ご飯にかけて食べることが多いが、ご飯の代わりに麺を使ってもよい。
 ここでのポイントは「コマ切れ」で、英語では chop である。広東語の「雑」の発音も chop に似ていたので、英語での意味も重ね合わせて「雑」のところに chop を用いたのだろう。本当は「砕」の字の方が英語の chop の意味なのだが。
 コスタリカへ移ってきた中国人はもっぱら麺の方を使用していたのだろう。コスタリカで「チョプスイ」というと、麺料理を指すようになってしまった。
 「チョプスイ」はアメリカだけでなく、フィリピンやポリネシアなどでも一般的になったようだ。

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チョプスイ(1)

2014-02-16 11:44:12 | コスタリカ
 中華料理屋の人気メニューは前述のチャーハンのほかに、チョプスイというのがある。Chop Suey とつづっていはいるが、発音は英語風に「チョプスイ」である。
 チョプスイは麺である。これには2種類あって、一つは Chop Suey Seco(seco は dry の意味)で、乾燥したチョプスイ、つまり焼きそば風。しかしながら、日本のソース焼きそばとは全然違う。もう一つは Chop Suey en Salsa(ソースの中にあるチョプスイ)で、こちらは汁に入った麺で、見た目は五目ラーメン、タンメンといったところだろうか。味は当然、日本のものとは違う。そもそも汁にコクがない。それでも、結構おいしい店もある。もちろん、本場の中華料理や日本の中華とも違う。そもそも材料は基本的にコスタリカでとれるものを使用するのであるから、違って当然なのである。メキシコでもペルーでも中華料理屋へ通ったが、コスタリカの中華料理の方がおいしかった。
 ところで、「チョプスイ」という名前は全然スペイン語らしくない。また、現在の中国語(中国では「普通話」といっている)の発音とも違う。「普通話」は日本語同様、子音では終わらない。唯一の例外は[n], [ŋ]である。
 これに対し、広東語などは語尾の子音が残っている。ということで、コスタリカの中華料理のメニューやレストランの名前は広東語や福建語などの発音によっているのだろう。
 コスタリカの中国人は、広東から移住した人が多い。その中国系1世の言葉は広東語である。その後、第2次世界大戦後は台湾と国交を持っていたこともあり、台湾からの移住者も増えた。ただし、本省人(もともと台湾に住んでいる人たち)ではなく、外省人(国共内戦に敗れ、国民党とともに台湾に移ってきた人たち)である。こちらの言語は「普通話」である。広東語と「普通話」では話が全然通じない。全くの外国語である。
 数年前、外交関係を台湾から大陸中国に乗り換えたので、これから中国本土からの移民が増えることも予想される。

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中華料理屋

2014-02-15 11:10:37 | コスタリカ
 最初の下宿(コスタリカ大学の近く)にいたころは、夜になると空腹を覚え、夜な夜な近くの中華料理屋のお世話になっていた。大学の近くには当時(今も同様だと思う)、中華料理屋が何件もあった。「中華料理屋」というとラーメンや餃子が出てきそうなものだが、ラーメンはない。Chop Suey en Salsa(チョプスイ・エン・サルサ)というのがスープの中に麺が入っているものであるが、ラーメンとは別物である。それでも、一応中華ということで、それなりの味ではある。餃子は焼き餃子ではなく、揚げ餃子のようなものだった。
 中華料理屋へ行って、チャーハンを注文しても、必ず食パンが付いてくる。カリブ海側の町、リモンのレストラン(中華ではないが)では、食パンの合間にゴキブリの死体がサンドイッチされていたこともある。このとき、同行していたアメリカ人は会計の時、「ゴキブリの料金も払うのか」とウェイトレスに言っていた。さすがである。
 中華料理屋での注文だが、1人前では食欲旺盛な若者にとっても、多すぎる。高級レストランではどうか知らないが、普通のレストランでは、チャーハンは半人前を注文することができる。medio(メディオ、半分)または medio plato(メディオ・プラト、半皿)と言えばよい。medio でやっと日本の1人前か、ひょっとすると大盛りぐらいになる。
 チャーハンは炒め飯だから、arroz frito(アロス・フリート fried rice)になるのだが、あまりそのように言ってはいなかった。arroz cantonés(アロス・カントネス、広東飯)というのが一般的だった。これがペルーへ行くと、chaufa(チャウファ)となる。日本語のチャーハンに似ている。
 ところで、中華料理屋のことは普通は restaurante chino(Chinese restaurant)というが、ペルーやボリビアでは chifa(チファ)と言っている。どうやら、これは中国語の「喫飯」(ご飯を食べる)のことではないだろうか、簡体字では「吃」の文字を用いるが。ピンイン表記ではchifan で、chi は「ツ」でもない、「チ」でもない巻舌音である。ラテンアメリカに限らず、華僑と呼ばれる中国系の人たちは中国南部、広東省や福建省などの人が多く、巻舌が苦手で、chi は「チ」のように発音する。ペルーやボリビアの人たちは中国人が chifan(ご飯を食べる)というのを chifa と聞き取り、さらに「食堂」を意味するものと思ったのだろう。
 そういえば、麻雀の「チー」は漢字で書くと「喫(吃)」で、日本語では「食う」ともいう。
chaufa も同様に chaufan(炒飯)を chaufa と聞き取ったのだろう。こちらは意味も正しく伝わったようだ。
 「レストラン」はスペイン語では restaurante (レスタウランテ)だが、コスタリカやペルーでは、この形はあまり使われていなかったようである。英語と同形(本来はフランス語)のrestaurant という形がもっぱら使われていたと思う。辞書によると、日本語同様、「レストラン」のように発音されるが、コスタリカやペルーでは筆者の知る限り、「レスタウラン」のように発音されていた。

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水(agua、アグア)

2014-02-14 12:59:11 | コスタリカ
 料理するには水が必要だ。コスタリカの場合、ありがたいことに水道水がそのまま使えるのである。世界的に見ると、料理に水道水がそのまま使える国の方が珍しい。筆者は海外5か国で暮らした経験があるが、そのうち3か国で水道水が飲めたのである。コスタリカとパプア・ニューギニアとシンガポールである。シンガポールはさもありなんであるが、パプア・ニューギニアも工場がほとんどなく、農薬汚染もなさそうなので、原始的な泥水のイメージと違って、やっぱり飲める。
 ところが、中南米ではコスタリカは例外中の例外である。ペルーでもメキシコでも飲料水は10リットルか20リットルの大きなボトル(botellón、ボトルはbotella「ボテージャ」)を買わなければならなかった。「エビアン」などのペットボトル入りのミネラル・ウォーターもあるが、料理に使うには高すぎる。
 この大きなボトルを台所に持って行って、台に置くのであるが、これがひと仕事だった。まず、ボトルのプラスチックの栓を包丁で切り裂く。回して開けるキャップではない。ここまでは大丈夫。その次に、ボトルをさかさまにして、台に載せるのだが、これが大変だった。筆者は非力ゆえ、一人ではできず、家内の力を借りて、やっとのことでひっくり返すことができた。
 水が切れそうになったら、このボトルを3、4本まとめて買いに行くのである。もちろん、空のボトルはリサイクルする。
 メキシコやペルーの人たちは煮沸したものを飲む人もいるが、ペルーでは水そのものが硬水なので、やはり日本人にはきつい。
 ペルーでは、日本人はまず下痢の洗礼を受ける。生水を飲まないで、ボトルの飲料水を飲んでいれば安心かと思うが、そうは問屋が卸さない。現地の水はしっかり野菜や果物に含まれているのである。また、氷もクセモノである。オンザロックに入れた氷が融ければ、やっぱり硬水だからである。下痢は1週間もすれば治る。体もだんだん慣れてくるが、旅行者にはきつい。 

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