スペイン語に限らず、英語を除く、印欧語族のヨーロッパの言語は動詞の活用を覚えるのが大変である。外国人学習者に限らず、ネイティブ・スピーカーでも子供のうちは大変のようである。
コスタリカのスペイン語では「あなた」を表す語は、vos というのもあるにはあるが、いつでも使えるわけではない。親しい関係の tú という、スペイン本国やメキシコなどでは普通に使われる語はコスタリカでは、ふつうは使われていない。ただし、メキシコ製のドラマでよく聞かれるので、最近は使うこともあるようだが。
そういうわけで、コスタリカで「あなた」を表す語としては、 usted だけ覚えておけばよい。この言葉は一般的には、丁寧な「あなた」を表し、動詞は3人称単数の活用形をとる。コスタリカの場合は、英語の you と同じように、だれに対しても usted を使っていればいい。目上の人でも子供に対しても同様である。
そうなると、子供は母親から常に3人称単数の活用形で話しかけられることになる。子供は、言葉をおうむ返しにおぼえるもので、コスタリカの子供の場合、動詞の活用形はまず、3人称単数になる。
一例をあげる。
「お風呂に入った?」と聞かれたら、日本語では「入った」と同じ言葉で答えることができるが、スペイン語ではそうはいかない。スペイン語の「風呂に入る」は bañarse であるが、これを活用させる。
“¿Se bañó?”と聞かれたら、“Me bañé.”と答えなければならないが、最初のうちは、母親の言葉どおりに“Se bañó.”と答えるものである。はじめは、直されると、きょとんとしているが、そのうち“Me bañé.”と正しく答えられるようになる。
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スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界 (開拓社言語・文化選書)
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