パンについて述べているうちに、ふとフランス語の「部分冠詞」というものを思い出した。筆者はスペイン語の学習の前に、大学の第二外国語でフランス語を取っていたのである。
フランス語の学習で引っかかるのは、筆者にとっては、70以上の数の数え方と部分冠詞である。
70は“sixty-ten”で、80は“four-twenties”、99は“four-twenties nineteen”のような言い方で、初めは覚えるのが大変だった。いったん覚えてしまうと、何の抵抗もないらしいが。
部分冠詞というのもわけがわからなかった。
「パンを食べる」というのを“manger du pain”という。“manger”は「食べる」、“pain”は「パン」である。英語なら“eat bread”でいいし、スペイン語でも“comer pan”でいい。このフランス語をそのまま英語に移しかえると、“eat of the bread”となり、スペイン語では“comer del pan”となる。
フランス語の“du”はスペイン語では“del(de + el )”に相当する。“de”は前置詞で、英語の“of”に相当する。“el” は男性単数の定冠詞である。この“du”が部分冠詞(女性形なら“de la”となる)というものだが、初めて部分冠詞なるものに遭遇したときは、「前置詞と定冠詞が一緒になったものが何で冠詞なんだ!また、パン1個(日本の袋入りの菓子パンのようなものを念頭に置いている)食べるのに何で、部分しか食べないと言えるのだ!」と憤っていた。
あるイタリア語のテキストには「“a part of”の“a part”が省略されたようなものだと考えてください」と書いてあった。まあ、分かったような気もするが、やはり釈然としない。
消化不良の状態が続いたが、消化不良が解消した次第は、次回に。
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スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界 (開拓社言語・文化選書)
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フランス語の“du”はスペイン語では“del(de + el )”に相当する。“de”は前置詞で、英語の“of”に相当する。“el” は男性単数の定冠詞である。この“du”が部分冠詞(女性形なら“de la”となる)というものだが、初めて部分冠詞なるものに遭遇したときは、「前置詞と定冠詞が一緒になったものが何で冠詞なんだ!また、パン1個(日本の袋入りの菓子パンのようなものを念頭に置いている)食べるのに何で、部分しか食べないと言えるのだ!」と憤っていた。
あるイタリア語のテキストには「“a part of”の“a part”が省略されたようなものだと考えてください」と書いてあった。まあ、分かったような気もするが、やはり釈然としない。
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