「サルサ!」でヴァンサン・ルクールにときめいたワタクシ、早速彼が出演している作品を借りてきました。
【赤ずきんの森】
森の奥深くにそびえる古城に招かれた学生劇団員が、一人、また一人と連続殺人鬼に殺されてゆく…というお話。
あまりにもくだらない映画だったので、あらすじさえ説明する気になりませんや(怒)。謎が何ひとつ解明されないまま終わってしまうし。
こんなに欲求不満&怖くないホラー(と呼べるかなあ)は初めてです!
ああ…「ラストサマー」や「スクリーム」が偉大な映画に思えてきましたよ…。
この映画、【ヨーロッパ各国でスマッシュヒットを記録した、フランス製ティーンエイジ・ホラー。新世代スタッフ&キャストが新しいホラーの形を提示!】なんてキャッチもあったりして…。なんだか嘘っぽい…。
ヴァンサン・ルクールの扱いは意外でしたね。
まさかあんな結果になるとは思いませんでした。
まあ、あの端正な顔がアップになったり、美しい身体が堪能できる無駄脱ぎがあったりして、おいしい場面も多々ありますが。
彼が来日した時に「出演のポイントはストーリーですね。何かを語ろうとしているか、どうかが、大切です。「赤ずきんの森」にストーリーがあったのかと聞かれるかもしれませんが、あの映画もシナリオの段階では物語があったんです。できあがったものとは全然違いましたね」と語ったところを見ると、やっぱり失敗だと思ったんだろうな~。はっきり言ってダサダサの駄作です。←そういいながら、ヴァンサン・ルクールが素敵なのでDVDを買ってしまおうかと思っていたりして…。
ファンとは悲しいものよの…(涙)。
だってこんなに美しいんですもの
【父よ】
実際に11年間の服役経験があるジョゼ・ジョヴァンニが原作・脚本・監督を担当した自伝的作品。
主人公のマニュは、暗黒街に身を投じるが、とある事件の罪で死刑宣告を言い渡される。マニュと言い争いばかりしていた父親のジョーは、息子の命を救うために奔走する。
ううう~!「父よ」なんて…もうタイトルだけで泣けます。
と言いながら、実はこの映画を見ている間は泣きませんでした。
何故でしょう?
それはこの映画があまりにも淡々と描かれているからかもしれません。
特別な盛り上がりもなく、詳しい説明もなく、ただその時々にマニュ自身が父をどう思っていたのかをナレーションで簡単に付け加えているだけ。
父親はマニュが収監されている刑務所の前にある店に3年間も通い続け、店に通う刑務所の看守たちや出所したものから、獄中での息子の様子を聞き出します。また恩赦による減刑を期待して、家族を殺された被害者に恩赦の嘆願書を書いて貰いに行ったりします。
「息子に嫌われている」と思いながらも、父親は思いつく限りの手段で息子の減刑のために奔走するのです。
結果、父親の努力と深い愛情のおかげでマニュは死刑を免れます。しかしマニュはそれが父親によるものだと知らず、出所してから事実を知るのでした。
父の息子への愛がなかなか届かない…でも父親は「それでいいんだ」と思うのです。息子は助かったのだから…。
マニュも感謝の気持ちを父親に伝えることが出来ぬまま、物語は終わります。
この映画は監督から彼の父親に対して、生前伝えることが出来なかった万感の想いをこめて捧げたものなんでしょう。
単調で、のめりこむような映画ではないけれど、本当はお互い深い愛情を持っているのになかなか壁を乗り越えられない、不器用な父親と息子の姿に心をうたれました。
でも本当に不思議なくらい涙が出なかったな~と思っていたら、最後に「これでいいんだ」と自分に言い聞かせるように去っていく父親の姿を見て「どばっ」と涙が出ました。
なんだ、何かが胸につかえていたのか、それとも泣くのを我慢していたのか(笑)。
そう、終わってから雪崩のように「どどどー」って押し寄せてきたのでした。
ヴァンサン・ルクールは…黒い髪と髭は似合わないね(笑)。
この後ろ姿を見て彼だとは思わないよな…普通。
【赤ずきんの森】
森の奥深くにそびえる古城に招かれた学生劇団員が、一人、また一人と連続殺人鬼に殺されてゆく…というお話。
あまりにもくだらない映画だったので、あらすじさえ説明する気になりませんや(怒)。謎が何ひとつ解明されないまま終わってしまうし。
こんなに欲求不満&怖くないホラー(と呼べるかなあ)は初めてです!
ああ…「ラストサマー」や「スクリーム」が偉大な映画に思えてきましたよ…。
この映画、【ヨーロッパ各国でスマッシュヒットを記録した、フランス製ティーンエイジ・ホラー。新世代スタッフ&キャストが新しいホラーの形を提示!】なんてキャッチもあったりして…。なんだか嘘っぽい…。
ヴァンサン・ルクールの扱いは意外でしたね。
まさかあんな結果になるとは思いませんでした。
まあ、あの端正な顔がアップになったり、美しい身体が堪能できる無駄脱ぎがあったりして、おいしい場面も多々ありますが。
彼が来日した時に「出演のポイントはストーリーですね。何かを語ろうとしているか、どうかが、大切です。「赤ずきんの森」にストーリーがあったのかと聞かれるかもしれませんが、あの映画もシナリオの段階では物語があったんです。できあがったものとは全然違いましたね」と語ったところを見ると、やっぱり失敗だと思ったんだろうな~。はっきり言ってダサダサの駄作です。←そういいながら、ヴァンサン・ルクールが素敵なのでDVDを買ってしまおうかと思っていたりして…。
ファンとは悲しいものよの…(涙)。
だってこんなに美しいんですもの
【父よ】
実際に11年間の服役経験があるジョゼ・ジョヴァンニが原作・脚本・監督を担当した自伝的作品。
主人公のマニュは、暗黒街に身を投じるが、とある事件の罪で死刑宣告を言い渡される。マニュと言い争いばかりしていた父親のジョーは、息子の命を救うために奔走する。
ううう~!「父よ」なんて…もうタイトルだけで泣けます。
と言いながら、実はこの映画を見ている間は泣きませんでした。
何故でしょう?
それはこの映画があまりにも淡々と描かれているからかもしれません。
特別な盛り上がりもなく、詳しい説明もなく、ただその時々にマニュ自身が父をどう思っていたのかをナレーションで簡単に付け加えているだけ。
父親はマニュが収監されている刑務所の前にある店に3年間も通い続け、店に通う刑務所の看守たちや出所したものから、獄中での息子の様子を聞き出します。また恩赦による減刑を期待して、家族を殺された被害者に恩赦の嘆願書を書いて貰いに行ったりします。
「息子に嫌われている」と思いながらも、父親は思いつく限りの手段で息子の減刑のために奔走するのです。
結果、父親の努力と深い愛情のおかげでマニュは死刑を免れます。しかしマニュはそれが父親によるものだと知らず、出所してから事実を知るのでした。
父の息子への愛がなかなか届かない…でも父親は「それでいいんだ」と思うのです。息子は助かったのだから…。
マニュも感謝の気持ちを父親に伝えることが出来ぬまま、物語は終わります。
この映画は監督から彼の父親に対して、生前伝えることが出来なかった万感の想いをこめて捧げたものなんでしょう。
単調で、のめりこむような映画ではないけれど、本当はお互い深い愛情を持っているのになかなか壁を乗り越えられない、不器用な父親と息子の姿に心をうたれました。
でも本当に不思議なくらい涙が出なかったな~と思っていたら、最後に「これでいいんだ」と自分に言い聞かせるように去っていく父親の姿を見て「どばっ」と涙が出ました。
なんだ、何かが胸につかえていたのか、それとも泣くのを我慢していたのか(笑)。
そう、終わってから雪崩のように「どどどー」って押し寄せてきたのでした。
ヴァンサン・ルクールは…黒い髪と髭は似合わないね(笑)。
この後ろ姿を見て彼だとは思わないよな…普通。