オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

いろいろあります@電車

2006-06-22 12:56:12 | 日々のこと
本日電車に乗っていたら、隣に立っていたねーちゃんが髪を何度もかきあげて、その度に私の顔や肩にあたるんで、朝から不愉快な気分になってしまった。

そのねーちゃんは一駅で下車したんで、私も何も言わないで我慢したけれど、電車の中で「やだなー」と思うことをするヤツ、結構います。

股をおおっぴらに広げて座るヤツ。
ガムをくちゃくちゃ噛むヤツ。←私はこの音が大ッ嫌いなのである
狭いスペースで無理やり本や雑誌や新聞を広げて読むヤツ。
電車の中なのに平気で携帯でしゃべっているヤツ。
でっかいカバンやリュックを網棚にあげないで、人にそのカバンをぐいぐい押し付けてくるヤツ。
大音量で音楽を聴いているヤツ。←ヘッドフォンしていても音が漏れているヤツね
香水のキツイやつ。
汗ばんだ身体を押し付けてくるヤツ。
足を踏んでも謝らないヤツ。
人の頭があるのに、つり革につかまって人の頭にヒジが当たっているのに、全然気にしないヤツ。
子供が騒いでいるのに、全然注意しない親。で、知らない人が注意すると「あのおじさん恐いね」なんて言っているバカな親。

などなど挙げるときりがないですね。
自分はこれのうちのどれをやられてもイヤなので、自分自身もやらないように気をつけてます。
というかこれ全部イヤダなんて言っていたら電車に乗れませんね。

そう言えば電車の中で人の足にゲロを吐いて、謝っただけで次の駅で降りていったやつもいたな~~。
それから電車の中で隣でズボンのジッパーを下ろして●●を出して、一生懸命カバンの陰でなんかしている男もいた…。←でもちゃんとしたスーツを着たサラリーマンだったんだよ~~。
まあ長く電車通勤していれば、いろいろなこともありますな。

それから別に迷惑をこうむる訳ではないけれど、電車の中で化粧をするのもよくわからないなあ。
あれって人サマに見られてイヤじゃあないのかな~。
そういえば昨日乗った電車で化粧をしているおばさんがいた。
あれって若いコの専売特許だと思っていた私はちょっとびっくらこいた。
しかもあまり美しくないおばさんだったので。
で、大股広げて座っていたんだよねえ…。全てにおいて美しくないおばさんだった。

逆に楽しいのは、大口を開けて上を向いて寝ている人の姿(顔)を見ること。
なんだか笑ってしまうのよね~。
でも実は電車で寝ている自分も、気がつかないだけでそんな顔をしているかもしれないなあ…。
気をつけなくっちゃいけませんな!
コメント (10)
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「バッド・エデュケーション」

2006-06-22 10:30:35 | 映画・DVD【は】


神学校寄宿舎にそれはそれは美しい少年がおりました。
彼の名は「イグナシオ」。
彼は同じく神学校寄宿舎で生活しているエンリケと強い愛で結ばれておりました。
(ううう…美少年+寄宿舎=萩尾望都だよねえ~)
しかし美しいイグナシオを愛するマノロ神父に二人の愛は引き裂かれます。
エンリケはマノロ神父の陰謀により神学校寄宿舎を追い出されてしまうのです。
イグナシオは「マノロ神父にいつか復讐してやる」と心に誓うのでした。

そして16年が過ぎました。
エンリケ(フェレ・マルチネス)は売れっ子の新進映画監督になっておりました。
そんな彼のもとにある日、一人の青年(ガエル・ガルシア・ベルナル)が脚本を手に突然訪ねてきます。彼は劇団員で、端役でいいので何か役が欲しいというのでした。
そして驚いたことに彼は「自分はイグナシオだ」と言うのです。
その青年にイグナシオの面影が見出せず戸惑うエンリケ。
一方で彼は、差し出された脚本の内容に強く惹かれました。そこには少年時代の彼らを引き裂く悲劇が綴られていたのでした。
エンリケはこの脚本を基にした映画を製作することを決意します。

「イグナシオ」は、熱望していた主役のサハラ役を得ることが出来、撮影は順調に進んでいきました。
ついにクランクアップの日をむかえますが、その撮影現場にベレングエルと名乗る男が訪れたことから、エンリケは「イグナシオ」の秘密を知ることになるのでした…。



『この愛の物語をすべての人々に捧げる』 ペドロ・アルモドバル
ってこれは愛の物語だったんですね……(汗)。

「究極の愛か、欲望か」なんてちらしやパッケージに書いてありますが、究極と呼べるほどの愛でもない話しだし…。

ペドロ・アルモドバル監督の半自伝的物語を映画化…らしいですが、どのへんが自伝なのでしょう。
見終った後にそれが気になりました。
自分がかつて美少年だったと言いたかったのか…(汗)?


まあそれはさておき、この映画、思ったよりはサスペンス色が薄かったです。
ちょっと肩透かしをくらった感じでした。
「イグナシオ」の素性も早い段階でわかってしまいますし。

それにですねー。私はガエルくんを「可愛い」とは思いますが「美青年」だとはどうしても思えないのですよね。あまりに肉感的すぎるし。
まあだからこそ、以前の「イグナシオ」とのギャップがあって、エンリケの疑惑がわき上がってくるという設定が生きてくるのでしょうが。

現実の場面と、映画の撮影部分が入り混じって、多少わかりづらい作りになってはいますが、結構面白い作りだと思いました。
というかわざとわかりづらくして、現実と芝居の部分との区別をなくしたかったのかなあと思ったりして。
そのお蔭で私の中でのマノロ神父は、あの「細くて神経質そうなおっさん」になってしまったのですが(笑)。

ガエルくんの女装姿も妖艶でよかったのですが、私としてはフェレ・マルチネスの押さえ気味の演技がよかったです。
最後にエンリケがイグナシオの手紙を読むところが切なくてぐっときましたねえ。
イグナシオはあの先をなんと書きたかったのかなあ…と考えるとまたまた切ない。
監督はもしかして、イグナシオの手紙を読むエンリケの姿を描きたかったのかな…と思いました。
イグナシオは美しい少年でしたが、見た目だけでなく心もきれいで純粋な人間だったのですね。
だからあんな末路をたどることになったのかも…と哀れに思えたのでした。
コメント (11)
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