goo blog サービス終了のお知らせ 

オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「悪魔の嵐」

2006-08-06 03:27:36 | 映画・DVD【あ】


アメリカ、メイン州に位置する小さな孤島に、強大な嵐とともに「リノージュ」と名乗る、謎の男がやってくる。彼は不思議な力で、次々と島の人間を殺し「望みのものを渡せば立ち去る」というメッセージを残していく。望みのものを渡さなければ、島の人間が全員殺されると確信した彼らは、男の要求を飲むことにした。男の望みのものとは一体なんなのか?そしてこの男の正体は?


スティーブン・キングがTV用に初めて書き下ろし、制作にも携わったドラマシリーズだそうです。1999年の作品。


ABCで数回にわたって放映されたというから、短いと続かなかったんでしょうけれど、とにかく長いです。
DVD、2枚組ですもん。175分+90分。
ストーリーは面白いので、だらだらのばさないで、もっとコンパクトにまとめたらなお楽しめたのではないかと思いました。
謎の男は人殺しですから勿論怖いのですが、島民の集団心理の怖さもちょろっと感じさせます。
スティーブン・キングにしては(失礼)、結構奥が深い作品です(笑)。

島民は自分たちの命のために、男の要求を飲みますが、一人反対するのが保安官のマイク。マイクは「悪に屈してはいけない。みんなで戦おう」と言いますが、結局聞き入れられず、男は欲したものを手にし、去って行くのでした。
マイクは絶望し、家族をおいて一人で島を出て行きます。
そしてこの島でのイヤな思い出を払拭しかかった時に、再びあの男の姿を見る事に……。

私は男の望んでいることが何なのか、全く見当がつきませんでした。
それが知りたくて一気に見てしまった…。
でも実は、途中でそれとなくにおわせていたんですね。
見終わった後で「悪魔にも情ってあるのか~~」とちょっと不思議な気分になりました。

それからこのドラマは人間の描き方がうまいと思います。
見慣れた俳優はあまり出てきませんが、それがかえってよかったのかも。
「普通に暮らす善良な人達」をリアルに描き出す結果になったんだと思います。


マイク役のティム・デイリー。
私にはあまり馴染みのない俳優さんなのですが、なんとなく愛するヒューにちょっと似ていたりするんですよねえ。




謎の男「リノージュ」役のコーム・フィオーレ。
実は彼が見たくてこのDVDを買ったのですが、怪しい雰囲気がぴったりでした。
牙のようなものを見せるシーンが数回ありましたが、これはあまり必要なかったような気がします。コーム・フィオーレは黙っているだけで、不思議な雰囲気をかもし出せる実力を持っているからです。
なんとなくヴィゴを思わせる風貌。
最近の作品では「エミリー・ローズ」に出ているらしいので、レンタルしてみようかしら…。




そうそう「CROATON(クロートン)」って単語が途中で出てくるのですが、この言葉の意味を事前に知っているとなお楽しめるかも知れません。
自分は後でネットで調べて知ったのですが、1587年に、アメリカのロアノーク島の住人120人が全員、ある日忽然と姿をけしてしまうという事件がおこります。
唯一の手がかりは、木に掘られた「CROATON」の文字だけ。
死体も見つからなければ、その後、彼らを見たという人もいない。
400年たった今でも、住人がどうなったのか解明されていなんだそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「エアボーン」

2006-07-19 03:52:46 | 映画・DVD【あ】


短い時間で見れるDVDを探していたら、友達から借りた「エアボーン」がありました。94分。
豆氏も見てみたかったので、早速セット。



政府直属の特殊部隊が、ウイルス兵器にからむ陰謀に猛然と立ち向かうバトル・アクション(だそうです)。

対テロ組織として極秘裏に編成された政府のエリート・エージェント<チーム・マッハ・ワン>。彼らは、テロリスト・グループが強奪したウイルスの入ったシリンダーの奪還に成功したにもかかわらず、政府上層部にスパイ容疑をかけられてしまう。そんな彼らに、次々と謎の刺客が差し向けられて……というお話なんですが……。


うははははは。
なんとユルイ映画でしょう!!
迫力ナシ。緊迫感ナシ。臨場感ナシ。
何処かで見たような、色々な映画の寄せ集めのような感じでした。
それにこれ、私すぐに犯人がわかっちゃいました…。

まるで「ステルス」↓のようなチーム編成(とここでさりげなくジョシュの写真を入れたりして)。

で、有色人種のメンバーが途中で死ぬのも一緒なんですね。
でも主人公は「ステルス」のジョシュルーカスのようにはかっこよくないスティーブ・グッデンバーグなんだな~。


そう、これ何がよくないかって言えば、主人公が「スティーブ・グッデンバーグ」ってのがよくない。
彼はコメディ向きの「林家こん平顔」なんですよね。
いくら眉間にしわをよせて、シリアスな顔を作っても無理があるんです。
どう見ても「エリート・エージェント」には見えないんですよね。

それに生物兵器を処分し、保管する施設にそうそう簡単に忍び込めるはずがないと思うし、ウィルスが入ったシリンダーを素手で、裸のまま持ち運びするってのもおかしいし、どうして犯人が政府のエージェントになれたのかも謎だし…とにかく突っ込みどころは満載。


豆氏もなんだかあっけなく死んでしまいましたしねえ…。
強いんだか弱いんだかよーわからんヤツでした。
でも働いたやつには、ちゃんと報酬を振り込んでやるという律儀なヤツではあります(根はいいヤツなのか?)。
豆氏、まだ若いし、黒いスーツが似合っていて美人さんでした。

個人的にはコルム・フィオールとキム・コーツが存在感があってよかったと思います。
キム・コーツは「サイレントヒル」にも出てますよね。ちょっとルーファスっぽい顔してますね。
コルム・フィオールはちょっとヴィゴ顔?結構含みがあるいい表情をする役者さんですよね。
彼が出ているスティーブン・キングの悪魔の嵐、面白そうです。
近日発売なので是非見てみようと思ってます。スティーブン・キングものにしては評判がいいようですよ(とここで宣伝してどうする…)。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「オープン・ユア・アイズ」

2006-07-03 01:08:53 | 映画・DVD【あ】


青年セサル(エドゥアルド・ノリエガ)はハンサムなだけでなく、父の遺産をうけつぎ、全てにおいて恵まれた生活をしていた。彼は自由な恋愛を楽しんでいたが、偶然知り合ったソフィア(ペネロペ・クルス)に心を惹かれ、恋人だったヌリアをふったことから、無理心中に巻きこまれてしまう。ヌリアは死亡するが、一命をとりとめたセサルの顔面は崩壊し、手術をしても、変貌した顔を治すことが出来なかった。そしてその顔を恐れたソフィアや友達に去られ、セサルは絶望の淵に立たされるのだった。
ところが、ほどなくソフィアがセサルの元に戻ってくる。そして不可能と言われた整形手術が奇跡的に成功し、もとの顔に戻ることが出来たのだ。
以前と変わらぬ日々が戻ったかのように見えたが、セサルの元に死んだはずのヌリアが突然現れて……。


これは面白かった~。
私はこういう夢と現実の境界が曖昧で、自分まで出口のない迷路に迷い込んだ気分になる映画が大好き♪
セサルが何故殺人を犯したのか、記憶をたどって行く…というストーリー展開は面白いと思ったし、ちゃんと伏線が張られ、それぞれのエピソードがうまく繋がっていて、よく出来ていると思った。


セサルは曖昧な記憶を辿っていき、なんとか悪夢の原因をつきとめ、最後にようやく悪夢から開放される…はずなんだけれど、でも「開放された」と思っていてもそれが現実とは限らない…というのがこの映画の怖いところ。
「開放された」こと自体が夢だったとしたら?
いかようにも解釈できるけれど、セサルに現実というものは存在せず、一生虚構の中を行ったり来たりするのではないかと思った。
まあ親友が惚れた女性を自分のものにしたくて「ヤツに黙っていればわからないよ」なんて言いながらくどくような男に未来はないのだ!がはははは。


主人公セサルを演じるエドゥアルド・ノリエガのはスペインのトップスターだそうだけど、自分としてはああいう濃い顔はあまり好きじゃあないなあ…。でも結構可愛い表情を見せてくれてそれなりの魅力が感じられた。
ソフィア役のペネロペ・クルスは、ハリウッド映画では全然魅力を感じないけれど、この映画のペネロペはいいです。とっても綺麗で可愛いですね(うまいとは言わない)。
セサルの友人役だったフェレ・マルティネスはこの頃は若い。お肌つるつるです♪
でもあの役、彼だった必要があるのかなあ…とちょっと微妙な感じ。
「もてない」という設定のわりにかっこよすぎるような気がしたけど。
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヴェラ・ドレイク」

2006-06-10 21:27:49 | 映画・DVD【あ】
映画を観ていて、この人の顔を見つけると妙に嬉しくなります。
イメルダ・スタウントン。
なんとも憎めない、人のよさそうな顔が好きです。
最近観た映画では「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」に出ていました。
彼女は1956年生まれだそうですが、そのわりには老けて見える気がしないでもないですね。



そのイメルダ・スタウントンがこの映画の主役です。


【ストーリー】

1950年、イギリス。ヴェラ・ドレイク(イメルダ・スタウントン)は労働者階級の人々が暮す界隈で、愛する家族とともに暮していた。いつも笑顔を絶やさず、老いた母親の面倒を見たり、困っている人達の世話を自ら進んでする優しい女性だ。だが彼女には誰にも言えない秘密があった。望まない妊娠をした女性たちを助けるために、堕胎の処置を施していたのだ。


ヴェラが夕食に誘った一人暮らしの青年レジーが、娘のエセルと婚約をすることになります。
幸せの真っ只中にいるドレイク家。
しかし弟夫婦も駆けつけた、祝賀の席に警察が訪れたことから事態は一転します。
堕胎した女性の容態が急変し病院に運ばれたことから、ヴェラの違法行為が明るみにでたのでした。
それまで幸せそうに笑っていたヴェラの表情が一変し、凍りつきます。

「堕胎は許されない行為なのか?」
それは、人によって意見もさまざまでしょうが、この時代のイギリスでは、中絶は法律上禁止されていました。
その後、母体の命に関わる場合のみ合法となったようですが、医師による手術はあまりにも高額で、貧しい人達には到底払うことが出来なかったのです。そんな人々を助けるために、ヴェラは善意から、しかも無償で堕胎を施していたのでした。



連行された妻に戸惑いを覚えながらも、支えようとする夫のスタン(フィル・デイヴィス)の姿に胸を打たれました。
母を犯罪者よばわりす息子をなだめさとし、家族がばらばらにならないように、家族の絆をしっかり結び直そうとするのです。
彼は妻の優しさがこのような結果をまねいたことを重々承知していたのですね。

ヴェラは結局、2年6ヶ月の禁固刑という厳しい判決を下されますが、家族は彼女の帰りをじっと待ちます。
物語の初めに、家族でテーブルを囲む場面があるのですが、にぎやかで微笑ましいシーンでした。なのに彼女のいない食卓は寒々としていて会話もありません。
ヴェラがこの一家にとって太陽のような存在だったことがよくわかります。
ヴェラが帰ってきた時、また以前のような素敵な家庭に戻れるように願ってやみませんでした。

監督は「秘密と嘘」のマイク・リー。
「秘密と嘘」の時も「家族」がテーマでしたが、私はどちらかというと「秘密と嘘」の方が好きですね。とっても自然な映画だったので。
「ヴェラ・ドレイク」では、連行されてからのイメルダ・スタウントンの演技がちょっとしつこかったような気がするのです。
逮捕されたら、不安や罪悪感やパニックなどから泣きたくもなるのでしょうが、眉間に皺をよせた悲痛な表情がわざとらしく感じたりして。
やっぱりイメルダ・スタウントンには笑顔が似合うような気がしますね。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「インサイド・マン」の試写会に行ってきました

2006-06-01 02:07:21 | 映画・DVD【あ】
「インサイド・マン」の試写会が当たったので行ってきました。


【ストーリー】
マンハッタン信託銀行で人質をとり立てこもる事件が発生。犯人グループのリーダーは頭脳明晰なダルトン(クライヴ・オーウェン)。銀行に立てこもった彼らは50人の人質全員に自分たちと同じ格好をさせるという作戦をとり、しかも警察の動きは全て計算済みであるかのように見えた。現場に急行した敏腕捜査官フレイジャー(デンゼル・ワシントン)ですら交渉の糸口が見つけらずにいた。“型通り”の要求はあったものの、犯人たちの焦りも全く感じられない。フレイジャーは彼らの目的は金ではないとにらむ。では彼らの真の目的は?



血生臭い場面があると思っていたら、まったくそんな場面はなく、どちらかというと犯人と捜査官と女性交渉人の心理戦といった感じのサスペンスでした。
でも緊迫した感じはあまりなく、ところどころで笑いを誘う場面があったりして、ほのぼのとした感が漂う不思議な映画です(笑)。


膠着状態が続き、業を煮やした捜査官たちが強行突入しようとしたその時、犯人と同じ格好をさせられた人質たちが銀行から飛び出してきます。
この人質たちがのちに取調べを受けるのですが、この人質と捜査官のやりとりが笑えます。人質、何気にみんな個性的なのです(笑)。

捜査官は「この人質の中に必ず犯人はいるはずだ!」とにらみ、それぞれに人質たちの写真を見せて「この中に犯人はいるか?」と聞きます。
しかし誰一人として答えられない。みんな同じ格好をさせられていたし、覆面をしていたので、犯人が誰だかわからないのです。
しかもフレイジャーが交渉するために会った、主犯格のダルトンと思しき男は何処に逃げたのか捕まえることが出来なかったのでした。
一体ダルトンは何処に消えてしまったのか?

盗まれたものもなかったし、人質も無事だったので事件は「一件落着」となります。
が、フレイジャーはすっきりしません。何かがひっかかる……。
「犯人は何かを盗んだはずだ。それが何だったのか?そしてヤツは何処に消えたのか?」


ジョディー・フォスター演じる強気な弁護士(交渉人)は、この映画のスパイスとも言うべき存在でしたね。
フレイジャーに「敵ではなく友人を作ってきた」とか「あなたの給料では私を雇えない」だとか小憎らしいことを言うのですよ。全く可愛くないのです(笑)。
でも出番が少ないながらも強烈なインパクトを残す存在感は、さすがジョディーといったところ。知的な役が似合いますね。


最後は意外なほど爽やかに終わり、思っていなかった展開に思わず「にんまり」してしまいました。
結局この事件で痛い思いをしたのは、「あの方」だけでした。
まあ自業自得でしょう。
でもダルトンが何者だったのか、そしてどうしてあの存在を知ったのか…もうちょっと詳しく知りたかったような気がするなあ。



確かに誰だかわかりませんな
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アンダーワールド・エボリューション」

2006-05-20 01:21:42 | 映画・DVD【あ】
前売り買ってあるけど、今日まで??しょえええ~~!
ということで、本日慌てて観に行ってきました。



ヴァンパイアの闇の処刑人セリーン(ケイト・ベッキンセール)は、家族を惨殺した犯人がライカン(狼男)ではなく、一族を治めるビクターだったことを知り、復讐を果たす。その結果、セリーンは同族からも追われる身になってしまう。彼女にとって、唯一の味方はヴァンパイアとライカンの混血種であるマイケル(スコット・スピードマン)だけ。2人は迫りくる追っ手をかわしながら張り巡らされた陰謀を暴くうちに、何世紀にもわたって種族闘争を繰り広げてきた、ヴァンパイアとライカンの創世の秘密に迫っていく…。


これは……1作目の方が面白かった。
アクションシーンやビジュアル面では劣っていたかも知れないけれど、前作の方が構成がしっかりしていて、内容がわかりやすかった。

今回はですね~冒頭からいろんな名前がとびかっておばさんにはチンプンカンプンでした~
前作を観たのはだいぶ前だから、細かい設定や登場人物まで覚えていないのよね~。
こんなことなら前作を観て復習しておくんだった~と後悔しても後の祭りでピーヒャララ。



そうこうしているうちに物語りはどんどん進み、大体の相関つかめたと思ったら、バトルシーンになり、簡単に敵がやられて、はいおしまい。
あら、なんてあっけないんでしょ。敵、なんだか騒いだわりに弱くないか?

視覚的には文句はないし、ケイト・ベッキンセールは綺麗だし、ヘリが落ちる場面やアクションシーンは迫力があったけど…それだけって感じだった。
ケイト・ベッキンセールのプロモーションビデオみたいな映画だった。

スコットは前の方が可愛かった気がする。
なんか変な顔になった?
パトリック・スウェイジみたいに交通事故にあったって訳でもあるまいし。
それにあのラブシーンのぼかしはなんなんでしょ?
あーゆー無意味なことはやめて欲しいなあ。ホント。
ちゃんと見せなさいよ!


そしてあのマーカスの鼻ぺちゃな顔を見て「ハリポタ」のレイフを思い出し、悲しい気持ちになったのは私だけだろうか?
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「オーバー・ザ・ムーン」

2006-05-06 06:51:18 | 映画・DVD【あ】


パール(ダイアン・レイン)は、夫(リーヴ・シュライバー)と子供二人、そして義理の母と、平凡ながらも幸せな生活をおくっていた。ある夏、家族で毎年過ごす避暑地に来ていたパールは洋服売の若い男、ウォーカー(ヴィゴ・モーテンセン)に出会う。10代で母になり、平凡な生活に満たされない思いを抱いていたパールは、自らウォーカーの元を訪れる。それはアポロ11号が初の月面着陸に成功した記念すべき日であった。パールは家族を大切に思いながらもウォーカーの魅力に惹かれ、燃えるような情事に身を委ねていくのであった。


ヴィゴが登場するところ…「くるぞくるぞ~」と思いながらも、えらい「どきっ」としました。
だってあまりに色っぽく素敵なんですもの…
あのいやらしい(?)目つきとかね~。
はだけた胸とかね~(ちゃんとシャツ着ろよ~。ボタン留めろよ~)。
あの肩甲骨とかね~。
適度に焼けた肌の色とか、ちょうどいい筋肉の感じとかね~。
あの値札を歯で引きちぎるところとかね~。
自分があんなことされたら腑抜け状態になって使い物(?)にならないと思います。

「運命の女」のオリヴィエ・マルティネスもかっこいいと思ったけど、ヴィゴの比ではありませんね。あのフェロモンはオリヴィエでは無理です。
ヒッピー崩れっぽいヴィゴは、フェロモン全開でまさしくはまり役でしたね。

ええ。ウォーカーがいい男なのはよーくわかります、奥さん。
満たされない思いを抱えているのもわかります。
満ち足りた生活をしている人なんてそうそういないですから。
しかしですね、不倫はいけませんなー。ましてや義理の母に「行かないで」ととめられたのにほいほい出かけて行くなんて。
パールの身勝手な行動が、どれだけ周りの人間を傷つけたか。
で「私、どうしたらいいかわからない」はないでしょ?
あまりに無責任じゃないですかね?

ウォーカーはパールとの別れ際、本当に悲しそうな目をしていました。本当にパールを愛していたのねぇ~。
でもパールの幸せのために身を引くなんざー出来た男じゃありませんか!

蜂に刺されたパールの子供を助けたウォーカーに、夫が礼を言う場面がありました。
その時「夫の勝ちだな」って思った(いや、勝ち負けじゃないんだろうけど)。
妻の不倫相手に礼を言うなんて…辛かったろうなぁ。
夫も出来た男だよ、ホントにいい夫じゃないか~。

「妻の不倫」という出来事があって、最終的に家族や夫婦の絆が深まった訳ですが、現実としてはこんなに「物分りのいい人ばっかり(パールを抜かして)」ってことはないと思うし、丸くおさまることはあり得ないような気がしますね。話としてちょっと出来すぎだと思います。

でもらぶりーなヴィゴが観れたから…ま、いっかってことで(笑)。
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ISN'T SHE GREAT?」

2006-05-05 01:27:58 | 映画・DVD【あ】
60年代後期。女優のジャクリーン・スザンは不倫相手に逃げられ、仕事もなく人生のどん底にいた。そんな彼女の前に生涯のパートナーとなるアーヴィングという男性が現れる。
ジャクリーンの才能を信じて疑わないアーヴィングは、彼女に自らの経験を執筆することをすすめる。かくして当時の人々が衝撃をうけた、赤裸々でスキャンダラスな小説「人形の谷」が出来上がった。
「有名になること」を夢見ていたジャクリーンが、ベストセラーを生み出し、スターの座につくまでの経緯をコミカルに描いている。


これは実在の人物、元女優ジャクリーン・スザンの半生を映画化したものです。
主演のベット・ミドラーがラジー賞にノミネートされたらしいけど、そんなに悪くない映画だと思うな~。
ジェームズ・ブラウンが歌うところとか、カポーティが「冷血」について語るところとか、ジム・モリスン、海運王オナシスなど(ホンモノか偽者かはおいといて)、時の人がところどころに出てくるのが結構楽しい。

パワフルなジャクリーンはベット・ミドラーに適役。
夫役のアーヴィングをネイサン・レインが好演しております。いつもより印象が薄い気がするけど、控えめなところがかえってジャクリーンを引き立てる結果になってよかったのかも。



ジャクリーンは本屋を一軒一軒まわったり、TVでPRしたりと、なんとか自分の本を売ろうと画策します。その結果、彼女の本は出版界の歴史をひっくり返すベスト・セラーに輝いたのでした。
編集者が「文章が支離滅裂だ」と言って手直しさせようとしたけど、映画のジャクリーンはなんやかや理由をつけてあまり直さなかった。実際はどうだったのだろう?
支離滅裂でありながらも、彼女の文章は読者を引き付けて離さない魅力にあふれていたのだろうか?

そんな彼女には知的障害のある息子がいて、しかも自身は乳癌に侵されていました。
息子のことを「まるで映画俳優のようにかっこいいわ」などと言ってのける彼女は実際素晴らしい女性だったのではないかと思います。
でも「とにかく有名になりたい!」と終始言い続けていたその心情は私にはよくわかりませんでした。  

音楽を担当したのはバート・バカラックで14年ぶりのフル・アルバム担当だそうです。
ヴォーカル担当のディオンヌ・ワーウィックとヴァネッサ・ウィリアムスがこれまた素晴らしい歌声を聴かせてくれます。
映画そのものより、音楽の方が印象的かも…です(笑)。


余談ですが、この映画で出版社の「かちかち頭」の編集者、マイケルを演じたデビッド・ハイド・ピアース。
最近何かで観たんだけど思い出せない…(汗)。
初めはジャクリーンの作品をばかにしていたのに、次第にジャクリーンと心を通わせていくくだりが微笑ましいです。
最後に病床にいるジャクリーンを見舞うマイケルの表情がまたいいのです。頭は固いけどいいやつなのです。
なんとなく味のあるデビッド・ハイド・ピアース。ちょっと心に留めておきたい俳優です。


やっぱりちょっと薄いんだよね~~。
最近こーゆー薄いのが好みなのかな…(-ω-;)。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」

2006-05-02 03:29:14 | 映画・DVD【あ】
町民の楽しみである、年に一度の「巨大野菜コンテスト」まであと数日。
発明家のウォレスと相棒グルミットはプロの害獣駆除隊として畑の安全を守っていた。
彼らは捕獲した大量のウサギを殺すことが出来ず、仕方なく自宅の地下で飼っていた。
増え続けるウサギに頭を痛めたウォレスは、以前開発した「ココロ・コントローラー」でウサギを野菜嫌いにさせるという実験を試みたが失敗に終わる。
数日後、畑があらされる事件が発生し、被害にあった司祭は「巨大ウサギを見た!巨大ウサギが犯人だ!」と町民に告げる。
巨大ウサギを恐れた町民は、その捕獲をウォレスとグルミットに要請する。
メスウサギのぬいぐるみを使い、巨大ウサギをおびき出そうとしたウォレスとグルミットだったが、巨大ウサギの足跡を追っているうちに何故かウォレス家の地下室にたどりついてしまう。




dimが「犬好き」ということもあるのでしょうが、グルミットにすっかりやられてしまいました。
グルミットの主人思いなところと、あの微妙な表情がたまりません!
ホントに哀しそうな表情をするんですよね~。
セリフが全くないグルミットなのに、動きや表情から(表情といっても「目」だけ!)考えていることがすごくわかるんですよね。
まるで魂が宿っているかのようでした。

この映画、企画開発から完成まで約5年かかったそうです。
1人のアニメーターが1週間で作れる映像はたった5秒だというのですからオドロキです。
撮影期間は18ヶ月にもおよんだそうです。
これはもう愛情がないと出来ない仕事ですよね。

その愛情がキャラクターだけでなく、野菜から建物から土から何から何まで…画面いっぱいに感じられます。
観ているだけで幸せな気持ちになれる映画です。
そして細部にいたるまで、何度もじっくり観てみたくなるのです。



グルミットとヴィクターの犬が飛行機に乗って空中戦を繰り広げるところはツボでした。飛行機はコインを入れないと動かない、あのデパートの屋上とかにあるようなやつなのです。
で、途中でコインが切れて飛行機がとまる。
今まで戦っていたヴィクターの犬が、ごそごそと財布をとり出してお金を「チャリーン」と投入。
この2匹の犬の間の取り方が絶妙なのです!

私はレイフの声が聴きたかったので、字幕があるのを観ました。
ヴィクターの声担当のレイフは、いつもより滑舌がよかったのでとても不思議な感じでした(笑)。
でもとても楽しみながらアフレコをやっているのがよ~くわかります。
いつにもましてレイフが生き生きしておりましたね(爆)。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アイスエイジ2」

2006-04-29 12:34:16 | 映画・DVD【あ】
「映画に行きたい病」が発病。
いや、随分前から発病はしていたんですがね…。
どうにも我慢ができなくなり、仕事そっちのけで行ってまいりました。
いーんだ、仕事は。月曜からまた頑張るから(笑)。




約2万年前、氷河期が終わろうとしている世界。
マンモスのマニーと、サーベルタイガーのディエゴ、そしてなまけもののシドは他の動物たちとぽかぽか陽気を楽しんでいた。
しかしマニー達は、谷を守っている氷壁が割れ始めていることに気づき、大洪水がやってくることを察知する。
助かるためには谷の反対側へ移動するしかない。
かくして動物たちの大移動が始まる。
危険がいっぱいの移動の最中、「自分が最後のマンモスなのだろうか」とブルーになっていたマニーの前にマンモスの女の子、エリーが姿を現す。


今回はマニーやディエゴやシドがそれぞれ悩みを抱えつつも、旅を続けながら自らその悩みを克服していく…というお話。
水を恐れながらも、仲間を助けるべく必死で「犬かき(?)」をするディエゴには感動すら覚えました。
それからラストで本当はマニーがいなくなったら寂しいのに「エリーを追いかけろよ」なんて…泣かせてくれるじゃないか~~~(ホントに泣いたオイラ…)。
マンモスの大群と遭遇するところでも泣いちゃったよ…。
マニーはひとりじゃなかったんだね~~。よかったよかった。
この映画は私たち人間に色々なことを、教えてくれるもしくは思い出させてくれるのです。
アニメだからってあなどってはイケマセン!!



感動もあるけど、この映画、やっぱり大笑いさせてくれます。
その笑いを提供してくれるスクラットは前回よりパワーアップ。
氷河期だろうが大洪水だろうが、そんなのおかまいなしで愛しいドングリを追い求めます。
今回スクラットはちょっとした活躍をして(やつはドングリのことしか考えてなかったのにねー)、結果的にみんなを救うのだから、最後に愛しいドングリと相思相愛にさせてあげてもよかったのにな~~。

vivajijiさんも書いておられたけど、今回キャラクターともなっている「水」のリアルさや迫力、動物達の毛並みや羽の動きや鮮明さ…これは大画面で楽しんで欲しいですね~~。
しかし…マニーやディエゴやスクラット、鳥系は可愛いんだけど、他の動物はあんまり可愛く感じないんだよね~~。私だけかな。
それからハゲワシ・ガンマンがエド・ハリス様に見えちゃいました…(エド様ファンの方ごめんなさい…)。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする