青年セサル(エドゥアルド・ノリエガ)はハンサムなだけでなく、父の遺産をうけつぎ、全てにおいて恵まれた生活をしていた。彼は自由な恋愛を楽しんでいたが、偶然知り合ったソフィア(ペネロペ・クルス)に心を惹かれ、恋人だったヌリアをふったことから、無理心中に巻きこまれてしまう。ヌリアは死亡するが、一命をとりとめたセサルの顔面は崩壊し、手術をしても、変貌した顔を治すことが出来なかった。そしてその顔を恐れたソフィアや友達に去られ、セサルは絶望の淵に立たされるのだった。
ところが、ほどなくソフィアがセサルの元に戻ってくる。そして不可能と言われた整形手術が奇跡的に成功し、もとの顔に戻ることが出来たのだ。
以前と変わらぬ日々が戻ったかのように見えたが、セサルの元に死んだはずのヌリアが突然現れて……。
これは面白かった~。
私はこういう夢と現実の境界が曖昧で、自分まで出口のない迷路に迷い込んだ気分になる映画が大好き♪
セサルが何故殺人を犯したのか、記憶をたどって行く…というストーリー展開は面白いと思ったし、ちゃんと伏線が張られ、それぞれのエピソードがうまく繋がっていて、よく出来ていると思った。
セサルは曖昧な記憶を辿っていき、なんとか悪夢の原因をつきとめ、最後にようやく悪夢から開放される…はずなんだけれど、でも「開放された」と思っていてもそれが現実とは限らない…というのがこの映画の怖いところ。
「開放された」こと自体が夢だったとしたら?
いかようにも解釈できるけれど、セサルに現実というものは存在せず、一生虚構の中を行ったり来たりするのではないかと思った。
まあ親友が惚れた女性を自分のものにしたくて「ヤツに黙っていればわからないよ」なんて言いながらくどくような男に未来はないのだ!がはははは。
主人公セサルを演じるエドゥアルド・ノリエガのはスペインのトップスターだそうだけど、自分としてはああいう濃い顔はあまり好きじゃあないなあ…。でも結構可愛い表情を見せてくれてそれなりの魅力が感じられた。
ソフィア役のペネロペ・クルスは、ハリウッド映画では全然魅力を感じないけれど、この映画のペネロペはいいです。とっても綺麗で可愛いですね(うまいとは言わない)。
セサルの友人役だったフェレ・マルティネスはこの頃は若い。お肌つるつるです♪
でもあの役、彼だった必要があるのかなあ…とちょっと微妙な感じ。
「もてない」という設定のわりにかっこよすぎるような気がしたけど。
でもこっちのほうが好きだったな。確かに迷路に迷い込んだような不安な不思議な感じの映画です。
エドゥアルド・ノリエガ、癖のあるお顔ですよね。ペネロペが可愛いぶん、ヌリアが怖かった・・・
この映画は「バニラスカイ」公開時にある映画館でアメナバール特集があって、「テシス」と続けて見ました。
「テシス」、まだご覧になってなければこれもなかなかお薦めですよ。
「オープン・ユア・アイズ」を見てから一応「バニラ・スカイ」も見たのですが、トムのやつは何じゃこりゃ?って感じでしたね。
トムが「オープン・ユア・アイズ」に非常に思い入れがあったというわりに、こんなにしちゃったらまずいんじゃないの?と思いました。
2作ともペネロペが出てますが、断然「オープン・ユア・アイズ」のペネロペの方がよかった。
ですよね~♪フェレ、かっこいい♪
でも、ノリエガと共演するとハンサム役はノリエガに行っちゃうのでしょうか、あちらの基準では(笑)?
どっちも好きですが、ビミョーな表情とヘン度で勝る(爆)フェレがやっぱり良いな~♪
私は、バニラスカイのほうを先に映画館で観て、あとになってDVDでオープン~のほうを観ました。jesterさんやnouilles-sauteesさんにハゲ同で、オープン~のほうがよくできてる~と思いました♪
ヌリア怖かったですよね。
あんなんで心中させられたひにゃ、たまったものではありませんがな。
でもセサルも人の気持ちなんて考えないヤツですからね。あまり同情はできないですね。
「バニラスカイ」…機会があったら見てみます。
ノリエガは初めは「なんでこんなの主人公にしたの~~?」って思っていたのですが、途中から「お??笑顔が可愛いじゃん♪」なんて思ってしまったりして…(汗)。
「テシス」は未見でございます。
nouilles-sauteesさんオススメなら是非見てみたいと思います。
オススメがあったらどんどん教えてくださいませ~。私は皆様ほど映画を見ていないので教えていただくと助かります。嬉しいです♪
「バニラスカイ」は冷やかし程度に見てみようかと…。まあ見るのがない時に…。
そうですか~DDさんもみなさんと同じ意見ですか~。
何気にjesterさんとnouilles-sauteesさんとDDさんってすごく意見があいますよね。
趣味もそのうち似てくるのでしょうか?
みんな「懲りん」と「キリアン」が好きになっていくのでしょうか…?恐ろしや…。
ああ、「プルート~」早く見にいかなくっちゃ~!!
そうそう「パニック・フライト」レンタルしにいったら置いてありませんでした…。
新作の棚を探してみたのですけどねえ…。
わはははは!!!
おかしすぎ!!
いやはや、DDさんは映画を見る量が半端じゃないし(なんであんなに忙しそうなのに時間があるのか不思議)、テポドン並みに射程距離広くて、若い子からおっさんまで満遍なく・(ほめてます!!)
わたくしなんぞ、ほんのピンポイント攻撃ですわ。(意味不明)
私もそのDDさんの氷山から見ればほんの一角をちょちょいとつついているようなもので・・・。
って言いつつ、必死になって
>みんな「懲りん」と「キリアン」が好きになっていくのでしょうか…?恐ろしや…。
を否定しているのでアリマス(大汗)。
いやいや、何をおっしゃいますか。
jesterさんだってかなりご覧になっているではござらんか。私はいつもみなさまのレビューを参考にさせていただいておるのですよ、ふふふ。
「ピンポイント(あははは)」だとしてもjesterさんの場合は深く映画を読んでいらっしゃるからね~。すごいですよ。
なんだかそちらでは「どぐされ懲りん」ネタで盛り上がっておりますね(笑)。否定すればするほど「いやよいやよもなんとやら」なのかと思ってしまいますわ、ふふふ。
こんなに盛り上がるネタになる懲りんってやっぱりすごい男なのか…(いや、違うと思いたい)。
DDさん、ホントに私もすごいと思いますよ。
だってどんな映画ネタでもオッケーですもの。一体どういう生活をおくっていらっしゃるのか(謎)。