今、私たちの街にある建物が、崩れないで建っているのは、力学的に作用する力と反作用の力が、つり合っているからなのです。
もしも、この力学的バランスが崩れると、建物は建っていることができません。
そして、ある階が押しつぶれると、その階の上の階の荷重が一気に押しつぶされ、さらに下の階にも荷重がかかり、その階も押しつぶされてます。
これは、まるでドミノ倒しのように、次々に下の階を押しつぶしていきます。
このようなドミノ倒しのような建物の崩壊のことを『圧壊』と言います。
9.11で倒壊したニューヨークのツインビルも、2021年6月のフロリダで倒壊したマンションも、この『圧壊』が原因です。
ある建築調査の専門家という人が、フロリダのマンションが倒壊した原因は、「鉄筋不足」と言いました。
その証拠は、どこにあるのでしょうか?
『圧壊』という現象は、十分な鉄筋量があっても起こります。
『圧壊』は、作用する力と反作用する力のバランスが崩れる時に起こります。
フロリダのマンションは、たとえ鉄筋が不足していても、それまで何十年も力学的バランスを保っていました。
ずっと建物が崩れなかったわけです。
従いまして、鉄筋が不足していたということが原因とは言えません。
日本のタワマンも、力学的バランスが崩れた時は、呆気なく、倒壊してしまいます。
建物が持つ自らの荷重が大きな破壊力となり、ドミノ倒しのように、下の階が押しつぶされる連鎖が生じるからです。
当然に、高層建築の方が、建物の持つ自らの荷重は重いです。
低層・中層の建物よりも、『圧壊』を起こすリスクは高くなります。
私は、以前、タワマンのことを、下記のようにたとえました。
「タワマンは、現代のバベルの塔だ!!」
「タワマンは、日本政府の墓標だ!!」
聖書に出てくるバベルの塔のように、人間の傲慢さの象徴だと表現したのです。
おしゃれなタワマンも、いつかは、神の怒りにふれ、倒れる日が来るでしょう。
タワマンを建築させることで、不動産会社から多額の政治献金を得た自民党・公明党は、いつか滅びるでしょう。
タワマンを建築させるために、その近辺の容積率を、政治家によって無理やり変更してしまう、与党の傍若無人ぶりは、いかがなものでしょう?
空にそびえ立つタワマンは、国民のための政治ではなく、党の金銭的利益を追求する自民党・公明党の巨大な墓標であります。
建物が、自らの建物の重みによって、一瞬にして、『圧壊』現象を起こし、ガレキの山になるように、与党の国民の怒りの重みによって、崩れ去る日も近いでしょう。