欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

欠陥建築裁判で勝てない本当の理由!!

2013年06月17日 15時31分17秒 | 弁護士に用心




『欠陥建築裁判は、施主が圧倒的に不利!! 裁判はやってはいけない!!』



「裁判」と言うモノの経験が無い一般の人は、「正しい方が勝つ!」と信じて「裁判」を

起こします。

ところが、ほとんどの「欠陥建築裁判」では、圧倒的に施主側が不利です。



…ほとんどの「裁判」の結果が、「一部勝訴」に過ぎません!

2000万円の損害賠償請求裁判を起こしても、判決で勝ち取れる損害賠償金は、たったの

50万円なんて言う事だって、多いんです。



一部の「インスペクター」(実はただの建築士)に言わせると、「それは、調査にあたった

建築士が、豚並みの頭しかないから負けるのだ!」…と、言っている様です。



実際の裁判の結果を見てみると、どんな建築士が裁判の「鑑定書」(又は調査報告書)を

作成したところで、やっぱり、負けているんです。



その原因の多くは、裁判を担当する「弁護士」にあります!





…「欠陥建築裁判」では、建築の事はもちろん、地質や、化学、細菌学の知識まで必要に

なります。

多くの「弁護士」の場合、「理系」に弱く、事件の本質を、ほとんど或は全く理解出来て

居ない事が多いです。



「欠陥建築裁判」は「医療裁判」に匹敵するほど、難しい裁判なのです!




…「弁護士事務所」は仕事がありませんから、「自分が不得意な分野の事件」でも、安易

に受けてしまう傾向があります。


最近の調査結果によると、「弁護士の年収」が年間で100万円にも満たない弁護士が、

5人に1人と言う状況です。




モノの値段と言うのは、「需要と供給」の関係で、需要が少なければ、どんどん安くする

べきなんです。

「弁護士報酬」だって、「便利屋」並に安くすればいいんです!




「高すぎる弁護士報酬」→「仕事がない」→「弁護士の質の低下」→「裁判に負ける」

…こう言う構図が出来てしまっています。


早い話が、「弁護士の勉強不足」が「欠陥建築裁判」をおかしくしている訳です。



笑ってしまう話ですが、「弁護士の多く」が、裁判の証拠資料に、ウィキィペディアの記事

を丸ごとコピーして、裁判所に提出する弁護士が多いんです。



これでは、「私は、法律の専門家ですが、それ以外の知識は、まったくありません!」と、

言っている様なものです。





…裁判で、運良く勝ったとしても、「その後が地獄なのを、ご存知でしょうか?」



ほとんどの判決が「一部勝訴」に過ぎませんから、ほとんどの修理は、自分の負担となっ

てしまいます。

その結果、住宅ローンの他に、更なる借金を負うケースが多いです。




ここで、本日のまとめです!

「裁判に勝てないのは、欠陥を調査した建築士が、無能な為ではない。」

「どんな建築士が、調査をしても、ほとんどの裁判で施主が負ける。」

「欠陥建築で、裁判をするのは、お金の無駄である。」


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