欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

床下の炭は、湿気を調湿する効果があります!

2013年12月23日 09時20分05秒 | 建築家(建築士)に用心



『あるNPO団体が、床下の炭は、無意味と発言した事への反論!』



私が参加している「にほんブログ村」に、やはり参加して居られる「シロアリ駆除業者」

さんの、ブログを見て、驚いて、このブログを書くに至りました。



どうやら、NPOにしている建物調査団体が、TV放送の中で、

「床下に、炭を入れるのは、無意味!」と、発言したようです。



私は、その放送を見てませんが、「シロアリ駆除業者」さんのブログで、知りました。



もし、それが、本当なら、「明らかに、間違ったコメントです。」




…床下に、炭を入れると、床下の湿度が高くなった時は、炭が、床下の湿気を吸って
 
くれます。

そして、乾燥した日には、一旦吸い取った湿気を、炭は、吐き出します!



これを、「調湿効果」と、呼びます!



床下が、湿気り易い場合に、炭によって、状況が改善出来ます。



ただし、相当な量の、炭を入れないといけないんです!


…6畳間の床下の空間に、もし、除湿器を仕掛けたら、一日にバケツ1杯程度の、

水が溜まるはずです。

「調湿」に必要な、炭の量は、除湿器が集める水を、吸収出来るだけの量が、必要

なのです。



具体的には、床下一面に、厚さ20センチから30センチ位の、炭が必要になりま

す。



もしかすると、「炭は、無意味!」と発言した、NPOの建物調査の団体は、無知

なのではなくて、言葉が足りなかった可能性も、あります。



本当は、こう言いたかったかも知れません…

「床下の炭は、厚さ20センチ以上入れないと、無意味!」





(ご注意)

胡散臭い商売をしている人達も、かなり居ますから、分からない事があれば、

まず、「欠陥建築バスターズ」に相談しましょう!



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