欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

アパートのコンセントから『タバコの煙』←欠陥なの??

2014年06月10日 09時27分29秒 | デザイナーズ住宅の欠陥




『隣室のタバコの臭いが、どうしてするのだろうか?』



昔、嘉門達夫さんの『鼻から牛乳』と言う歌がありましたが、今日は『壁から煙』

について、やさしく解説致します。



我々、『欠陥建築バスターズ』の所には、『家のオーナー様』だけでなく、民間

アパートを借りておられる住民の方からも、沢山の『無料相談』を受けています。



…その中で、最近多いのが、『隣の部屋のタバコの煙』に悩まされて居られる方

からの相談です。



『窓を閉め、窓の周囲には、ビニールテープで目張りをしているのに、タバコの

煙が、隣の部屋から入って来る!』



…こんな相談が、最近急増しています!



最近の、『高利回りをうたい文句にした、賃貸収入アパート』は、実に造りが、

いい加減な建物が、多いのです!



はっきり言って、隣の部屋の住人が吸った煙草の煙が、室内に進入するのは、欠陥

なのです。





…この原因は、隣の部屋との間の『壁面』が、『通気止め』をしていない為に、

隣の部屋の『コンセント』『スイッチボックス』の隙間から、タバコの煙が壁の中

に進入し、今度は、その煙や臭いが、隣の部屋の『コンセント』や『スイッチボッ

クス』から出て来るので、タバコ臭い臭いがするのです。



意外と、『通気止め』されて居ない『アパート』は多いのです!

この様な『安物のアパート』は、『通気止め』されて居ないため、断熱も効かず、

『冬は寒く、夏は暑い』過酷なアパートなのです。





…家賃収入を得て、『安定した生活』をお考えの方も多いと思います。

しかし、『見かけは立派なアパート』でも、住みにくいアパートには、借り手が

定着せず、『アパート経営自体が、破綻する』事が多いのです。



実は、私の父親も、『アパート経営』をして居りましたが、建築費用をけちって

『安物のアパート』を建築しました。

その結果、全ての部屋が埋まったのは、最初の1年だけで、2年目からは『赤字』

になり、『アパートを売却』しなければならなくなりました!



…私は、必死に馬鹿な計画を撤回する様に、何回も父を説得しましたが、言う事

を聞かず、それが原因で、疎遠になってしまいました。




『利回りが有利だから、アパート経営をしましょう!』

と、言う言葉に騙されてはいけません。



『アパートで儲かるのは、建設会社だけなのです!』

 


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