12年 2023年03月11日 | 徒然 12年前のあの日、すべての電車が止まった都心のターミナル。不安そうに掲示を見つめる人、駅員に状況を訊く人、ただただ虚ろに座り込む人、携帯電話を見つめ硬直している人…外に出て上を見上げれば、東京の空もこんなに暗くなるのかと思った。国道に出れば、ヘルメットをかぶり黙々と歩く列。給水や休憩ができる場所も、整然としていて、静かな夜だった。月が開けると、小学生たちはあの日を知らない世代になる。