黄金餅と地下鉄

2021年09月04日 | 東京のお散歩
立川談志師匠や、古今亭志ん生師匠が得意とした噺「黄金餅」。

金兵衛と、吝嗇家の僧侶西念が住む長屋のある下谷山崎町は現在の東京メトロ銀座線上野検車区あたりの町名でした。

また、金兵衛が西念の遺体を担いで歩く
「下谷の山崎町を出まして、あれから上野の山下に出て、三枚橋から上野広小路に出まして、御成街道から五軒町へ出て、そのころ堀様と鳥居様というお屋敷の前をまっすぐに、筋違御門から大通りへ出まして、神田の須田町へ出まして(中略)南伝馬町から京橋を渡ってまっすぐに新橋を右に切れまして、土橋から久保町へ出る。新し橋の通りをまっすぐに、愛宕下へ出まして、天徳寺を抜けまして、神谷町から飯倉六丁目へ出まして、坂を上がって飯倉片町、そのころ、おかめ団子という団子屋の前をまっすぐに、麻布の永坂を降りまして、十番へ出まして、大黒坂をあがって一本松から、麻布絶口釜無村の木蓮寺へ来たときにはずいぶんみんなくたびれた。(志ん生版)私もくたびれた。」

このルートのうち、久保町へ出て新し橋の通りを左折するまでは、実はほぼ現在の銀座線ルートに沿っています。

そうか、だから銀座線は黄金色っぽいのか(多分違う)




コメント
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