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三輪里稻荷神社

2023年05月10日 | 東京のお散歩
京成押上線の京成曳舟と八広の間に鎮座する三輪里稲荷神社、通称こんにゃく稲荷は、慶長十九年(1614)、出羽国湯殿山の大日坊の修験者が
当地大畑村の総鎮守として羽黒権現(本地垂迹における聖観音=稲荷神)の分霊を勧請し創建された神社です。

初午の日にこんにゃくで作られた護符が授与され、これを煎じて飲む事で、喉や風邪に効くとされ、そのことからこんにゃく稲荷と呼ばれています。






谷根千のへび道

2023年05月08日 | 東京のお散歩
谷根千の「へび道」と呼ばれるこの道は、かつて染井霊園周辺を水源に、不忍池まで流れていた谷田川の流路にあたる暗渠で
このあたりでは谷田川の水利を活かして藍染が行われていたことから、藍染川と呼ばれ、また夏になるとホタルが飛び交ったことから、蛍川とも呼ばれたそうです。

かつて海退期には現在の石神井川の河道であったとされ、飛鳥山手前の滝野川1丁目付近からそれらしき谷底道が続いています。





変わってゆく銀座四丁目

2023年05月07日 | 東京のお散歩
和光の時計台とともに銀座四丁目交差点のシンボル的存在だった三愛ドリームセンター。

昭和三十八年(1963)に竣工したこのビルも、老朽化が著しくなったことから今年解体され、令和九年に新たなビルが竣工する予定です。

三愛ビルにはすでに養生がされ始め、古くから慣れ親しんだ銀座の風景がまたひとつ、過去のものになろうとしています。






半蔵門の英国庭園

2023年05月05日 | 東京のお散歩
駐日英国大使館の敷地の一部が平成二十七年に返還され、今年一般に開放された皇居外苑半蔵門園地。

その歴史背景を感じさせるよう、ブリカスイングリッシュガーデン風のデザインになっています。

こんな庭でウェッジウッドのカップで美味しい紅茶をいただいてみたいものですね。





英國大使館

2023年04月28日 | 東京のお散歩
千代田区一番町、天皇陛下の日常的玄関口でもある半蔵門近くの第一等地に構える駐日本英国大使館。

昭和四年、関東大震災で倒壊したヘンリー•ボイス設計の建物に代わって、英国工務局設計で造られた本館は
大使館としての建築物としては現存する最古の建築物となっています。





駒込大観音

2023年04月27日 | 東京のお散歩
文京区向丘の天昌山松翁院光源寺は、天正十七年(1589)に仙石秀久が開基となり、神田に創建された浄土宗寺院で
慶安元年(1648)に現在地へ移転しました。

江戸時代の豪商丸屋吉兵衛が長谷寺に詣でた際に十一面観音を拝し、江戸にもこのような観音像を勧請したいと思いたち
写しを建立し光源寺に奉安したものが、駒込大観音ですが
東京大空襲(5月24日)で焼失してしまい、その後昭和時代には小さな観音様を台座に安置し、これを大観音としていました。

平成五年(1993)に、二代目の「大観音」が再建、開眼されています。





三田の幽霊坂

2023年04月26日 | 東京のお散歩
江戸時代から幽霊坂と呼ばれるこの坂道は、寛永十二年(1635)におしろい地蔵の玉鳳寺はじめ、八つの寺院が八丁堀から移転して道の両脇に建ち並び
昼でも幽霊が出そうなほどに暗く寂しい坂道だったためにこの名がつけられたといわれています。

明治以降、森有礼(森有禮、初代文部大臣)の屋敷が付近にあって、アリノリの有職読みと、ネガティブイメージの払拭から、「有礼(ユウレイ)坂」と書かれるようになったとも言われています。

現在は、道路標には「幽霊坂」と書かれています。





高輪の桂坂

2023年04月25日 | 東京のお散歩
むかし、この坂道に蔦葛(ツタカズラ)が生い茂っていたからとも、カツラをかぶった僧が品川からの帰り道(品川宿でイケナイ遊びでもしたか?)にこの坂で急死しかたからとも伝えられる坂で
どちらにしても桂の字は当て字の桂坂。




恵比寿の恵比寿神社

2023年04月23日 | 東京のお散歩
恵比寿ガーデンプレイスに鎮座する恵比寿神社は、サッポロビールの社内社ではあるものの、一般に参拝できる神社で、正式に西宮神社(えべっさん)から恵比寿大神(蛭子命)を勧請したものだそうです。

もともとこの地に、三田用水の水利を活かし明治二十年(1887)年に日本麥酒醸造(後に大日本麦酒→日本麦酒→サッポロビール)が設立され
二年半後の同二十三年に、惠比壽麥酒(ヱビスビール)が発売されました。

発売にあたっては、大黒天の名を冠する予定だったものの、すでに他社が大黒ビールを発売していたことから
商売繁盛を願って恵比寿にしたという逸話も遺されています。

そこで明治二十七年に西宮から恵比寿さんを勧請し、創建したのがこの恵比寿神社だそうです。

その願いが叶ってか、出荷量が大いに増加し、出荷用の貨物駅を日本鐵道の目黒・渋谷間に作り(現在のJR山手線恵比寿駅)、町名を興すまでになりました。









おしろい地蔵

2023年04月22日 | 東京のお散歩
三田にある曹洞宗寺院梧棲山玉鳳寺。

慶長四年(1599)、八丁堀近くに創建され、江戸城拡幅に伴い寛永十二年(1635)、寺町とされた三田の現在地に移転してきました。

山門横に奉安されたおしろい地蔵は、寺の和尚がある時、八丁堀の橋で泥まみれで捨てられたように転がっていた地蔵尊像を見つけ
それを不憫に思い寺にお迎えして、洗った上で傷を手当したものの思うように修復できず、気の毒に思い白粉を塗って綺麗にしてお祀りしたところ
図らずして和尚の顔にあった痣が消えた事が噂として広まり、江戸市中の女性たちがこぞってお参りにくるようになったそうです。










ニュー新橋ビルのあやしいフロア

2023年04月21日 | 東京のお散歩
金券ショップの並ぶニュー新橋ビル。
2階へ上がると1階のその雰囲気とは一転して、妖しい雰囲気。

マッサージ屋が並び、店先で小姐同士が中国語で話す。

台北の萬華あたりの妖しさを感じさせる。

歴史的に見れば、戦後、新橋駅前にできた闇市の利権を巡って
万年東一氏らが率いる愚連隊や落合一家(現在の山口組落合金町連合)と抗争もあり
その名残りのように、台湾の下町の様相を呈しているのかもしれない。

横浜や池袋の中華街へ行くより、台湾の下町らしさを味わえる。