明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ようやく屋根に取り掛かる。しかし予定より材料を使い700×450ミリ2枚のうち1枚だけをとりあえず。明日は梁用の材料を買って、屋根裏の構造部分をや作るか、もしくはペインティングナイフで、漆喰の壁塗りをするか。今日の収穫は、屋根の板葺き部分の制作方法を思い付いたことである。屋根はとりあえず目につくし、中を覗けば、当然屋根裏に目が行くだろう。 日曜大工好きだった父は、サラリーマン時代イカリの設計者であった。そのせいだろう。鉛筆の芯をやたらと長く尖らせていた。私と来たら、ぶきっちょっゆえ、鉛筆をナイフで削るのが苦手で、鉛筆削り専門であった。そしてまた父とは性格か逆で雑な私である。そのシワ寄せを、最初の頃手掛けた部分を剥がし修正。鉛筆さえ尖らせておけば、シワ寄せはもう少し少なかったかもしれない。しかし私が仮に、父ほど鉛筆を尖らせる人間であったなら、形もイメージもあやふやな人間などという物をモチーフにしようなどとは絶対に考えなかったであろう。ベリベリと壁を剥がすことにはなったけれども、これでいいのだ。



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