明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


午後のロードショーで『燃えよドラゴン』を最初の方だけ見た。高校時代の私はプロレスとか、ヘビー級ボクシングの重量級が好みだったので、それほど熱中することはなかったが。当時ブルースミュージックに夢中だったので、書店に行ってはブルース関連の情報を探したが、おっ、と思うと大抵下にリーが付いていた。まだ車が反対側を走っていた沖縄に行ったことがあるが、ブルース・リーみたいなヘアスタイルの少年、青年がそこらじゅうにいた。「考えるな感じろ。」は冒頭のカンフーを教えるシーンに出てきた。初代タイガーマスク佐山聡の教え方の印象が強く、とても優しくソフトに見える。ブルース・リーが「殺すぞ!」と恫喝するところを想像して吹いた。冒頭からそれでは違うニュアンスの映画になってしまう。 あまりにも定型化した達磨大師。なかなか始める気が起きない。開祖である達磨大師がいると収まりが良いように思ったので、作ろうと思った。ならば特別な達磨大師を作るというより、誰の間や隣に置いても違和感がない開祖にしようと。

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