明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



友人SとI君の2人との新年会。前回は、たしか寒山と拾得の首を持って行った。『40周年記念「Don’t Think, Feel!寒山拾得展』の時、会場のふげん社に着き、2階で今見て来たという飯沢耕太郎さんに挨拶し、3階に上がると、この2人がいて「今来た人、会場に入るなり「またおかしなことを。」っていってたぞ。」ずいぶんはっきりした一人ごとである。〝感心されるくらいなら呆れられた方がマシ“な私ではあった。 昨年は、あの時の私が予想していなかった方向に走った。今年はその昨年の私の、また想定外の物を作らなければならない。人間変わってこそ。去年と今年か同じでは、ただ一年歳を取っただけで、とても耐えられない。あの頃には一日も戻りたくない、となる。冥土に近付く恐怖に耐える方法はこれしかない。景気やコロナや戦争など外側の事情とは無縁の私の中の問題であり、その誰も見たことがない結果に呆れていただければ幸いである。これが私の渡世というものである。



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