明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ようやく無学祖元と無学祖元に刀を向ける蒙古兵、蘭渓道隆と雲水姿の一休宗純の仕上げ、臨済義玄を修正している。ラインナップを眺めると、ここに禅の開祖達磨大師がいれば、より収まりが良いように思える。今回の被写体制作の締めとして、出来れば来週より制作を開始したい。『慧可断臂図』では白い布を纏わせたが、今回は赤達磨にしたい。資料は必要ないから、時間はそれほどかからないだろう。 ほとんどの時間を被写体制作に費やし、昨年は背景を一回撮影しただけに終わった。実に面倒、酔狂なことを、と思われているに違いないが、詩を解さず、詩的センスが皆無な私は、外側ににレンズを向けて、比喩的に自分を表現するようなことに爪の先ほどの興味がないので、眉間にレンズを向けて、これ以上ないほど直接的、ストレートなことをしているつもりでいるのであった。



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